
衆議院予算委員会は、この半年間で2回目の審議となりました。前回は5月24日の広島サミット集中審議。全閣僚出席の質疑は半年以上ぶりになります。きょうは内容が盛りだくさんでした。そして、1か月後に補正予算案の審議で再び基本的質疑が行われます。
首相と同じ派閥で、防衛に関するダブルトラックの役回りが予想されていた、小野寺五典さんが委員長になり、首相を助太刀し続けました。安倍さんに続き、岸田さんもよほど予算委員会が嫌いだと見受けられます。
長妻昭さんは「私もメガネをかけている」としつつ「増税メガネと呼ばれているから、減税をしようとしたのか」と問い、岸田文雄首相は「いろいろな呼び方があるのだなと思っております」とし、否定しませんでした。
防衛財源確保法は「5年で43兆円の閣議決定」のタイトルを法律内に落とし込んだうえで、令和5年の埋蔵金収入だけを具体化した、非常に無責任かつ、首相にとっては宿題が法定化されたことになります。
自民党の萩生田公一政調会長は、ことし1月から特命委員長としてNTT株売却など、令和6年度以降の増税先送りを画策してきました。萩生田さんは「なぜ給付でなく減税なのか。来年から防衛増税というわけにはいかない」とし、首相は令和6年度の増税も先送りする意向を明示しました。
自民党は神奈川県連が多く、牧島かれんさんは「河野太郎防災相当時に熊本地震本部長をつとめた」としマイナンバーカードでの避難所入りが効率的だとしました。小泉進次郎さんは「ライドシェアの解禁」を働きかけ、河野規制改革相は12月に中間とりまとめをするとしました。
田村憲久さんは、介護、障害者福祉従事者の賃上げを求めました。
同党の国重徹さんは、建設業への配慮をうながしました。
立憲民主党は石川かおりさん、長妻さん、西村ちなみさん、後藤祐一さん、おおつき紅葉さん、米山隆一さんの打順として「パリテ」を実現しました。同党の前身政党は2016年にも西村さんら「5人全員の女性デー」をしましたが、テレビ入りがない日で、党内から当時の国対委員長に疑問符がつくことがありました。当時の委員長代理が安住淳さんですので、今回は見せ方に工夫したということでしょう。
石川さんは、埼玉県議団自民党が撤回した自宅にこどもを一人にすると虐待ととられかねない条例案について、加藤鮎子・こども家庭庁大臣をせめました。
西村さんは統一教会本部長として、財産保全法案の審議を要求。旧統一教会が自民党議員に「立憲の法案は憲法違反だ」とのファクスを送っているとし、岸田さんも事務所に届いていたことを確認したと答弁しました。さらに、木原防衛大臣、盛山文部科学大臣、伊藤環境大臣、鈴木総務大臣、松村国家公安委員長は、会合出席などの釈明が大臣としての答弁デビューとなってしまいました。
盛山大臣は、旧統一教会の解散請求に関する手続きで「不開示文書だ」と答弁した内容を、西村さんが提出を求めると、小野寺委員長が「不開示文書だと答弁している」と付言。逢坂誠二・筆頭理事が「不開示かどうかを決めるのは大臣でない」と述べ、理事会協議事項になりました。
後藤さんは武見敬三厚生労働大臣が、入閣後に政治資金パーティーを行ったと指摘。自由民主党東京都参議院選挙区第三支部から地方議員に献金していると指摘し、武見さんは「一緒に活動するため」の献金で、選挙の年だとの指摘にはその通りだとしました。
新藤義孝さんは総務大臣兼地方分権相のころ、後藤さんから合計8つぐらいの立場の質問攻めにあい、答弁書を机にたたきつけて気色ばみ、さすがの後藤さんを両手で大臣をなだめるようなジェスチャーをしつつ、その場の雰囲気をとりなしたことがあります。きょうは「政経アクセス」の収支報告書で会合の収支があっていないと指摘し、コンパニオンを雇っていたとせめました。新藤さんはコンパニオンの言葉の意味合いが違うとしました。
おおつき紅葉さんは、元フジテレビ正社員の報道局政治部記者出身ですが、旧ジャニーズ事務所の問題だとして、「日本版DBS法案」の早期提出と、立憲提出の「児童虐待防止法改正案」の審議を求めました。
米山隆一さんは、2025年大阪・関西万博について、上振れ分の明細を、経済産業省が把握していないと質問しました。岸田文雄首相と自見はなこ万博相は後押しを続けると答弁しました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
「会計検査院検査官」に事務総長を充てる国会同意人事について、所信聴取、質疑、自由討議をしました。
以上です。
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