入管法は鈴木宗男「国益より人権か」法相「対立しない」GX電源法案村田きょうこ「値下げを」可決

[写真]岸田文雄首相、先月2023年4月22日、千葉県内で宮崎信行撮影。

 衆議院本会議と参議院委員会で10法案が可決しました。

衆議院本会議 きょう令和5年2023年5月30日(火)】
 1回落選がある新藤義孝さんの永年在職表彰。筆者としては小渕恵三総裁候補の東京・王子の自宅に当時同じ派閥だった新藤さんが「1期生の集まりの結果を、たまたま川口に帰る中間地点として言いに来た」とし、ニュース7を横座りで見た光景が懐かしく思い出されます。

 「性犯罪刑法改正案」(211閣法58号)は修正、「リベンジポルノ消去法案」(211閣法59号)は可決の委員長報告を全会一致で議決し、参議院に送りました。
 秋の臨時国会から継続した唯一の閣法「旅館業法改正案」(210閣法6号)はれいわが反対しましたが賛成多数で修正すべきだと議決し、参議院に送りました。ただ、感染症対策の宿泊拒否条項を落とした場合、そもそもこの改正法案の立法事実はスカスカなような気もします。

 次回の本会議は木曜日で、金曜日は開催されない見通し。

参議院法務委員会】
 東京入管への視察や反対運動が続く「入管難民法改正案」(211閣法48号)と「立共2対案」(211参法8号・211参法9号)の対政府質疑が続きました。日本維新の会は大阪選挙区トップ当選の梅村みずほさんが委員を外されました。同党比例の鈴木宗男さんは「国益か、人権か」を問い、法相は「対立する概念ではない」と答弁しました。法相は共同通信きさらぎ会の講演後の私の質問に法務省の新規採用ルートが多さに驚いたことを認めましたが、大阪入管の女性常勤医師が酒に酔って診察していたとのニュースも報じられました。

参議院財政金融委員会】【参議院外交防衛委員会
 「防衛財源確保法案」(211閣法1号)と「防衛産業国営化法案」(211閣法20号)が並行して審議される状態となりました。連合審査会や防衛の参考人質疑がありました。

参議院国土交通委員会
 「道路整備特別措置法改正案」(211閣法18号)が立共れ反対、自公維国賛成多数で可決すべきだと決まりました。

参議院内閣委員会】
 「孤独孤立対策推進法案」(211閣法36号)の質疑終局。れいわ新選組大島九州男さんは「理念法制定は時期尚早だ」と反対討論しました。賛成多数で可決すべきだと決まりました。

参議院厚生労働委員会
 「国立健康危機管理研究機構法案」(211閣法49号・211閣法50号)を立共反対、自公維国賛成多数で可決すべきだと決まりました。いつも通り、立憲民主党川田龍平さんが附帯決議案を朗読しました。聞いてみると、「3組織は緊密な連携を確保する」「必要な予算を措置する」といった内容にとどまりました。

参議院経済産業委員会
 重要広範議案「GX60年超ルール原子力規制法及び電気事業法などを改正する電源法案」(211閣法26号衆議院修正)が採決され、立共反対、自公維国賛成多数で衆議院修正通りに可決すべきだと決めました。

 内閣委との連合審査会、総理入り質疑、締めくくり対政府質疑の3階建て。

 基幹労連柳田稔参議院議員(広島選挙区)の秘書出身で、基幹労連から民間では唯一立憲民主党公認で全国比例に出馬し当選した村田きょうこさんも質問。「原発再稼働が料金の値下げにつながるとした過去の条項が落ちている」と指摘しました。これは共産党の福島重点・岩渕友議員の資料を「午前中に見て気づいた」とのことで、原発をめぐって基幹労連共産党の意外なシナジー審議となりました。これに対して資源エネルギー庁の政府参考人は、原子力規制委員会のことは分からないと答弁しました。今後はエネ庁が「気候変動防止のための原子力発電・火力発電」をより主導することになりそうです。法案は期間を廃止したもので、60年超稼働すべきだとする規定はありません。

 以上です。

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