
「さしかわった」とする報道を見た方は、そのメディアを信じてはいけません。日本の衰退で香港で印刷して日本に輸入しているのが「アジア版」。編集者の悪意も感じる岸田さんの顔写真に、すべて大文字で、
JAPAN’S CHOICE PRIME MINISTER FUMIO KISHIDA WANTS TO ABANDON DECADES OF PACIFISM-ANS MAKE HIS COUNTRY A TRUE MILIARY POWER BY CHARLIE CAMPBELL
とあります。
記者の名前は日系ではないと推測されます。
題名は、「日本人の選択 岸田文雄首相は長年の平和主義を放棄して、彼の国を真の軍事大国にしようとしている」と翻訳できそうです。
このうち、米の新聞は新鮮さを保つため「Kishida Wants to」のような現在形を多用しますが、雑誌ですので、「岸田はしたがっている」とし、現段階では軍事大国ではないとの認識で、「日本人の選択が問われる」というニュアンスだと考えます。
記事の内容は、首相公邸でのインタビューをしたが、5・15事件と2・26事件で「ゴースト(幽霊)が出る」。記事は「岸田は幽霊たちと直面している」としていますが、「幽霊たち」が何を意味するかは不明確な本文です。女性活躍推進法の2030年の指導的女性3割を紹介したうえで、サントリーグループの女性社長のインタビューを骨組みとして中盤は展開。そして、広島サミットを前にして、ノーベル賞受賞団体だとして「ICAN」のサーロー節子さんの人生をなぞる格好で、広島・長崎の原爆投下について、詳述。そのうえで、サーローさんが岸田さんを核廃絶をしないと激しく批判する内容となっています。そして、最後は、「今日のウクライナは明日の東アジアだ」として、日本が厳しさを増す安全保障環境にいると締めくくっています。
安倍晋三首相・岸田文雄外相コンビの、集団的自衛権の憲法解釈の閣議決定、切れ目のない日米ガイドライン改定、平和安全法制、各国とのACSA、5年で43兆円の防衛3文書、防衛増税法案にはとくに触れておらず、「軍事大国化」が何を示すかはあまり本文にはありません。
但し、先の統一地方選では、政治家女子48党から、防衛医科大学卒業後に自衛隊に入ったのに辞めて防衛省から400万円を十数%の高利で要求され、AV女優、吉原ソープランド嬢をしていた女性が立候補し落選。借金返済のために選挙に出たり、自衛隊に入ったりしなければならない貧困が若者、女性を襲う現実に直面する今、この表紙も幽霊たちを信じるも信じないも、まさに一人一人「JAPAN’S CHOICE」。
以上です。
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