【第26回参院選・山形・第1報】山形県区は自民党不戦敗も、報道とは別の理由が真相、遠藤利明選対委員長と岸田文雄首相、「1人区は32勝0敗の野党殲滅思想」の安倍晋三・菅義偉選対から脱却

[写真]遠藤利明自民党選対委員長、きょねん2021年9月、宮崎信行撮影。

 国民民主党舟山康江さん(舟山やすえ)が3選(3年ブランクあり)をめざす、第26回参院選山形選挙区(山形県区)で、自民党が候補者を擁立しない見込みとなりました。

 当ニュースサイトは、5か月前のきょねん11月30日付記事で、自民党が山形県区に候補者を擁立しない可能性を認識した記事を書いていました。

 共産党は石川渉さんを擁立する方針。

 きょねん10月31日の第49回衆院選では山形は1区から3区まですべて自民党候補が当選し、野党候補は比例復活もできていません。衆議院議員である遠藤利明自民党選対委員長が地元選挙区で「お返しの衆参バーター」をしたのが最大の理由です。東北6県の他の県区でも衆参与野党のバーターがあるのは公然のタブーとなっています。

 国政選挙4連勝を果たした安倍晋三首相は、危険な思想の持ち主で、「32ある1人区では32勝0敗する」という野党殲滅思想の持ち主です。衆院選が12日なのに比べて、参院選は17なしい18日もあるのに、当選確実な山口、和歌山県区は初めから入らない。それでいて、例えば宮城県区で演説会をするならば、県連所属の衆院議員を集めたうえで「この県連の会長は今挨拶をした秋葉賢也さんで、きょうは秋葉後援会の人も多く集まっていると思う」と露骨に県連会長の衆院議員の鉢巻きを捩じ上げる発言をします。さらには、「NHK、テレ朝、TBSは偏向報道をするな」というプラカードを持って意見表明活動をする集団に対しても、さかんに手を振るなど、「敵の敵はすべて味方」という偏った考え方が如実に見られました。だから参院選で3連勝したのでしょう。

 党内基盤の弱い岸田文雄総裁にとっては、遠藤利明選対委員長は仲間だけども派閥は違う関係。このため、遠藤さんらの衆院選での基盤確立のための参院選不戦敗を容認するのは確実。

 「戦わない主流派」への不満は自民党内でくすぶりそうですが、今はみんな自分のことで精いっぱいなので、今後、保守系無所属候補が突如出て県連分裂ということになってくると、岸田宏池会自公政権の足元を弱めるきっかけになるかもしれないし、ならないかもしれません。

 あまり山形のことを知らないので、感情的に反論しないでください。「ああ、世の中にはそういう見方をする人もいるのだな」と笑ってやり過ごしましょう。


[写真]遠藤利明自民党選対委員長、きょねん2021年9月、党大会会場で、宮崎信行撮影。

[写真]舟山康江さん、きょねん4月、国民民主党大会会場で、宮崎信行撮影。

このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。 
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)
参議院インターネット審議中継
国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)
衆議院議案(衆議院ウェブサイト
今国会情報(参議院ウェブサイト)
インターネット版官報
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

ページ上部へ戻る