【今後提出される法案】【人勧】宮崎信行が人事院記者会見に突入して取材「3・51%アップ」「きょねん手薄の中間層に前年を上回る改定」「無給休暇を年7日を新設」「転居手当、東京から大阪なら年22万円新設」第222回臨時国会に法案提出へ、消費税国会で「零細は大変なのに」との批判も出るか

人事院は「4月1日に遡って3・51%アップ」の令和8年度人事院勧告を高市早苗首相、森英介衆議院議長、関口昌一参議院議長にきょう(2026年8月7日)手交しました。およそ1時間半後に、川本裕子総裁が人事院(港区虎ノ門)で臨時記者会見し、当ニュースサイト・宮崎信行も記者会見に突入して取材し、質問もしました。

[写真]記者会見で質問を聞く川本裕子・人事院総裁、きょう2026年8月7日、港区虎ノ門で、宮崎信行撮影。

川本総裁は、初任給を大幅に上げるきょねんの人勧を「中間層がエアポケットになっていた」とし、「幅広い層のアップ」「業務遂行において重要な役割を担っている中間層以上の職員について前年を上回る改定」をしたと強調。モデルとして、行政職俸給表(1)の平均改定率は3・3%定期昇給分を加わると月収で約4・9%のアップになるとしました。

令和9年4月1日施行をめざして「転居に関する手当」を新設。例えば、東京から大阪に異動すると年額22万円、それに加えて単身赴任者には二重生活の生計費を補助する基礎額年間36万円を新設するとしました。

「無給休暇」も新設し、全ての職員が理由を問わず年7日間、取得できるとする一般職の勤務時間、休暇等に関する法律の改正案を来年4月に実現する意向も示しました。

遺族年金支給の夫妻差別を撤廃する、令和7年年金法、令和8年労災法に続く、国家公務員災害補償法の改正も勧告しました。

一方、一部前触れ報道で「成果主義」の導入がありました。成果主義という言葉はありませんでしたが、「職員・職責をより重視した給与体系、民間企業との人材獲得競争で見劣りしない給与水準」に関する韓国を1年後にまとめる柱が頭出しされました。

「マッキンゼー・アンド・カンパニー」出身で、2期6年目に入った川本総裁の印象は、短い言葉の中に強い言葉を盛り込む発信力、切れ者ぶり。私がきょねんは初任給のアップが注目されたと質問すると、「いろいろな政策を総合的にやっていますので、少し結果は良かったかなと思っています。慢心することなくやっていきたい」と答えました。志願者が1割上がり、アンケートでも1位になったとのことですが、1年前の大学4年・高校3年生が急きょ進路を変えたということはさほどないでしょうから、今後も引き続き人気の志願先となりそうです。

年に1回の記者会見ですので、お役所でありながら、参加していただきありがとうございますという声がけが広報室に多く、新鮮な印象を得ました。但し、一年前の給与法審議では、高市早苗首相が閣議で「こうした方がわかりやすい」という趣旨で手直しするという内閣史に残る異例の出来事があり、これを職員が衆議院議員会館で野党側議員にポンチ絵を配り直す際に微妙な嘘をついてしまい、衆議院内閣委員会に尾崎正直官房副長官が呼ばれるなどの若干の混乱がありました。今回も消費税国会での並行した審議となります。ホルムズ海峡危機で、建築資材の仕入れなどの急騰で、賃上げ原資がない零細企業は多いわけで、国会での人事院・与野党のていねいな議論に期待したいところです。

【定例閣議 きょう2026年8月7日】
金曜日ですが定例閣議はなく、持ち回り閣議だけ開かれました。

●国民民主党代表選告示
事前の説明会には4陣営が参加しましたが、けさ9時半の受付では、橋本幹彦、玉木雄一郎両衆議院議員の2陣営が参加しました。埼玉県連の橋本さんは初当選後「予備自衛官なので日米同盟に関する自分の意見を言う」など政治家らしく自分をアピールした国会審議をしており、2期目となりました。玉木代表は、前々回の統一地方選で既に「玉木国民民主党代表」でしたが、仮に3年の新任期を得ると、最後の通常国会中に「還暦」となりますので、いつまで青年政治家ぶっているんだという批判と対峙する選挙戦となります。

●中道改革連合は実質10連休
中道改革連合は8月18日までの日程を発表して、小川淳也代表が9日(日)に長崎、15日(土)に日本武道館を訪れるとしました。8月18日(月)の予定も現段階ではとくにないとしました。立憲民主党も2月10日(月)の代表会見はないとしています。国民民主党は、玉木雄一郎代表が8日昼に長崎に入り、西岡秀子議員と戦災遺構を見学し、9日の式典に出ると発表しました。11日(火)は「山の日」で祝日ですから記者会見はありません。地元で「3党合流のご意見は」と拝聴してもそこに答えはありませんから、請暇届が不要な人は、海外家族旅行に行けるかもしれません。

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