
民主が渡辺副総裁案に不同意、白川総裁には同意…日銀人事(読売新聞) – goo ニュース
まず、日本銀行(日銀、BOJ,Bank of Japan)の総裁に白川方明さん(Mr.Shirakawa Masaaki)の就任が確実になりました。あすの衆参の本会議で国会の同意を得て、政府が任命します。
ところで、財務省の渡辺博史前財務官を副総裁に充てる、という政府の人事案に民主党は不同意を決めました。これは私は相当意外に感じました。
写真にあるように、参院議院運営委員会での所信表明でも、ここ数年間の日銀の金融政策に批判的な内容を盛り込むなどその見識は高く、日銀正副総裁が日銀、財務省、学者のトライアングルを描くのはバランスも良いと思っていたからです。
NHKニュース9で流れた日本共産党国対委員長の穀田恵二さんと社民党の日森文尋さんのインタビューを聞いてピンと来ました。
共産党と社民党は渡辺副総裁案は「財務省の天下り」という時点で認められないようです。共産党は「不同意」でないと過去の投票行動と矛盾するようです。
ということは、小沢一郎代表が早期の解散総選挙をにらみ、民主党・社民党とさらに共産党との2党ないし3党共闘を優先した可能性があります。
そしてもうひとつ。
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昨年来、小沢代表、鳩山幹事長は「民主党が政府をやることになったときのため、財務省を味方にしておいた方がいい」との考えから、「武藤総裁に同意」との考えだったそうで、これは霞が関権力構造からして当然でしょう。
今回急旋回したのは、OBも含めた財務省キャリア組の分裂を見越している可能性があります。
一連の人事は、財務省の局長、官房長らが議員会館などを回って民主党議員にお願いしたそうです。異例のことです。
候補者は省外(日銀内)にいます。今回の人事では、候補者と財務省を結ぶラインの真ん中に首相官邸という存在がありました。
福田康夫首相は「大蔵族」です。いわばプロデューサー。そして官邸内に渡辺さんより入省年次が2年上の高官がいて、一連の人事を「企画」したようです。この高官がディレクター。プロデューサーとディレクターは首相官邸(内閣官房)にいて、局長・官房長があいさつ回りをしているというのですから、財務省(大蔵省)の権力構造も様変わりです。以前は大蔵省が官邸を動かしていたんですから。
小沢さんはひょっとして、この“ライン”を分断することで、財務省の中堅、若手キャリアだけでなく、高官より年長の有力OBも味方にしようとする思惑があるのではないでしょうか。
これはほとんど想像で、実際に取材した話ではないことを正直に申し添えます。
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