「ため池の管理及び保全に関する法律案」2月中旬国会へ、防災工事命令も

  • 2019-1-23
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[写真]日本で最初にため池をつくったとされる、空海弘法大師)の像、都内で宮崎信行撮影、背景を一部修正。

 「農業用ため池の管理及び保全に関する法律案」(仮称)が来月2019年2月中旬に国会に提出されます。

 法案の内容は(1)防災上重要な農業用ため池を指定する(2)必要な防災工事の施行を命令することができるーー権限を知事に与える内容。提出の目的について、農林水産省は、(1)農業用水を確保する(2)農業用ため池の決壊による水害から国民の生命・財産を保護するーーためだとしています。

 ため池は、香川県空海がつくったのが最初とされ、香川県など四国や、西日本などに集中している傾向があります。ため池の保全については、国民民主党玉木雄一郎代表(衆・香川2区)、自民党二階俊博幹事長(衆・和歌山3区)などが推し進めてきました。世論喚起のために、ため池決壊のことを、「内陸津波」とワーディングすることもありました。

 今回は、知事に、ため池回収の権限を与えることによって、私有地であることが多いため池への公費投入を正当化する考えもあるのかもしれません。法案成立後に、補助金や政策減税などの「あんこ」を入れていく法令改正作業がなされるかもしれません。

 第198回通常国会は来週召集されますが、農地バンクの推進など、私有地である農地・ため池などと、規模の拡大や農業生産法人の拡大など財産権に関する新しい考え方がさらに具体化していくことなりそうです。

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