「高校就学金」の審議入りはあさってに先送り、旧統一教会解散命令で9連休見通しの首相もあすの本会議と(月)予算委出席か、外務委で茂木大臣のマイクミスをどういうわけか2期の若山慎司・内閣府政務官がフォロー、叱られる人回避の見込み

 前立憲代議士たちが会館を退去してから3週間、アクセス3割減ですが、きのう「国会まとめ」と「中道第1回常幹」の2本を書いたら後者が前者の3・3倍となりました。中道のお金の話が分かれば、余すことなく速やかに出し惜しまず書いていきます。

 統一教会に解散命令を、東京高裁が出しました。4年前の岡田克也幹事長記者会見で私が指摘した通り、宗教法人法81条は「著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為」と「著しく」と「明らかに」を重ねるという法制執務で見かけない法文で、権力側の解散権を縛っていました。歴史的経緯はわかりますが、刑法の犯罪でなく民法の不法行為ということを、お役人さんたちはどれだけわかっていたのか。当時の立憲の国対ヒアリングでも、旧統一教会が文化庁宗務課を民事で1回訴えただけで役所が止まっていたことを知り、「しめしめいいことを聞いたぞ」と思ったものです。また、私はおよそ100日前、きょねん11月17日発売の週刊ポストで「統一教会解散命令前の1月に解散する」と予言的中。

 岡田克也さんと36年連れ添う前政策担当秘書から9時00分に電話をもらい、あさって会うことになりました。永田町の師匠というより人生の師匠です。希望の党騒ぎの後の「無所属の会」の記者懇談会のころは、真っ先に行って親の介護の相談をしていたので、しばらくして朝日新聞記者から「あれ、これ岡田さんの記者懇談会の会場ですよね」と聞かれて、「そうですそうです、すいません」といった感じでした。私は岡田克也先生ファミリーに一生ついていきます。

 日切れ法案の「高校就学支援金支給法改正案」(221閣法8号)の趣旨説明は理事会協議が整わず、あさって9時以降に先送りされました。およそ80万人に影響し、1000世帯に1世帯の新1年生が進学をためらうことになれば、それだけで国家の危機、第二の山上さんの誕生につながりかねません。人は死んでも金は死なない。つまり、金の恨みは人間の寿命以上に続くことに刮目すべきです。あす午後1時から衆議院本会議が開かれ、「178万円の壁」「防衛特別所得税」を含んだ「所得税法など改正案」(221閣法3号)が吊るしが降りて、審議入り。おそらく「通常国会の衆参重要広範議案4本のうちの1本」の扱いだろうと思いますので、旧統一教会の解散命令後の高市早苗総理の初答弁になると思われます。NHK国会中継は入りません。

【衆議院文部科学委員会 きょう令和8年2026年3月4日(水)】
 前日の松本洋平大臣の所信的あいさつに対する一般質疑を、翌朝9時からの異例の日程で行いました。上述の通り「221閣法8号」の審議入りは次回になりました。
 
 中道の菊田まきこさんは、同じ新潟の斉藤洋明委員長(自民)に異例の日程でたずねました。、菊田さんは「今国会の文部科学委員会はきのうのお昼に大臣の所信を聞きました。そして本日直ちに質疑を行うという日程になっております。私達野党の質疑が所信表明の翌日に行われるというのは極めて異例の日程でありまして、委員部によりますと、文部科学委員会が現在の形になった平成13年以降、同様の進め方が確認できたのは今から20年以上前の平成14年、15年のわずか2回しかありません。しかも当時は、委員会の定例日が(火)(水)(金)の週3日でした。現在のように(水)と(金)が定例日(火)は予備日、という運営になって以降は前例は一度もございません。本来野党の質疑は大臣の所信を十分にお聞きをし、その内容を整理し、そして論点をきちっと定めて、必要な質問申告を行った上で国会審議をやるというのがあるべき姿だというふうに思います。これまでの文部科学委員会もそうした環境下で丁寧な審議を行ってきました。今回は理事会の判断で事前に大臣の所信原稿が全ての議員に配布をされましたけれども、とはいえ、国会の熟議という役割そのものを弱める委員会運営になってはならないと私は思いますので委員長に今回の進め方は例外的な措置であり、今後はこのような日程が前例として定着しないように求めたいと思います。いかがでしょうか」と語りました。

 これに対して、斉藤委員長は「委員会の日程や進め方につきましては、理事会等における与野党の協議に基づいて決定をしております。今回の日程が異例であるとのご意見があったことは承知をしておりますが様々な状況を踏まえて、与野党でご協議の上決定されたものと認識をしております。いずれにいたしましても、委員長としては、理事会等における与野党のご協議を十分に尊重しながら、委員会運営を進めてまいりたいと存じます」と述べるにとどまりました。

【衆議院財務金融委員会】
 午後1時から、片山さつき大臣に対する一般質疑があり、暗号資産「早苗トークン」というものが発行された事案について金融庁所管の大臣として答弁する場面もありました。中道の執行役員・伊佐広報委員長は、予算委開催中は、予算の担当である片山大臣はそちらに同席すべきだとしました。

【衆・予算委】
 「令和8年度予算案」は5日目で、省庁別審査1日目。午前の部は内閣官房・内閣府・外務省・財務省・防衛省、午後の部は復興庁・総務省・経済産業省・環境省でした。これに前後した理事会で与党は6日(金)午後から7日(土)の一般的質疑1・2日目(財務大臣+要求大臣で高市総理出席無し)と、議決済みの日曜地方公聴会(岩手、鹿児島)の翌日の3月9日(月)に集中審議1本目(総理、財務+要求大臣、NHK中継要請)を提案しました。この日程で分科会を開催しない場合は、坂本哲志委員長は鹿児島出張も含めた12連勤となり過労死レベルとなります。坂本さんは地方創生相として初入閣前も予算委の理事として総裁のために手を汚す仕事をしていましたのでお礼奉公のようなものです。首相は9連休が予想されましたが、週明け月曜日に「早苗トークン」「旧統一教会」で矢面に立つことになります。

 きょうの質疑で、近藤和也さんが「イランに関する集中審議」など、中道の質疑者が相次ぎ1本ずつ集中審議を提案するはこびとなりました。

 あすの省庁別審査2日目は8時45分スタートとなります。

【衆・外務委】
 茂木敏充大臣の所信的挨拶がありました。「この週末に中東で発生した情勢も含め、戦後最も大きな構造変化にある」としました。ハプニングがあり、冒頭、マイクが入っていませんでした。当選2回の若山慎司・内閣府政務官がマイクを入れました。

[画像]茂木敏充外相のマイクを、どういうわけか内閣府政務官の若山慎司が入れる、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 若山さんは、小野田大臣ー鈴木副大臣のラインの内閣府政務官で、当選2回となりました。旧派閥は、先代の江崎鉄磨さんと同じ二階俊博派。衆議院職員でも、外務省職員でもなく、内閣府政務官だったわけで、後で大臣から叱られる人はいなそうです。若山さんは学生時代に、今私がこれを書いている洋間の隣の和室に1晩とまったことがある中で、昨年12月の本会議開会前に声をかけられ、名刺交換しました。当選直後に事務所にうかがったときは秘書2人に「だれだれ、何て名前?」「宮崎?知らねえな」との掛け合いがあり、名刺だけおいて帰りました。互いに知る元衆議院議員の非業の死もあってか、声をかけてもらいましたが、予算案の閣議決定の数日前にケータイに電話したらコールバックはありませんでした。1期下が66名もいるなか、若山さんは出世しそうです。

[写真]3000人を前にスピーチする若山慎司・内閣府政務官、きょねん2026年9月26日、愛知県内の名古屋城近くのホールで、宮崎信行撮影。

●参議院2つの調査会 参議院では水曜定例の3つの調査会のうち2つが開かれました。水曜定例の参議院憲法審査会は開かれませんでした。

●きのう定例閣議がありました。書き漏らしていました。4議案を閣議決定し、国会に提出しました。「在外公館名称・位置・給与法案」(221閣法10号)「JRA国庫納付金臨時措置法案」及び「JRA日本中央競馬会法改正案」(221閣法11及び12号)、「NHK予算承認案」(221NHJK1号)を決定しました。

●おととい衆議院議案課 「政治資金規正法改正案」(221衆法1号)を中道と国民が提出しました。前の任期で、衆議院政治改革特別委員会で、「審議の中間とりまとめ法案」を所望され、当時与党の公明党と当時野党の国民民主党の2党が作成して提出していた法案を、落合貴之さんら中道と国民が共同て提出したものです。審議入りは不透明。

●あす立憲民主党 水岡俊一代表率いる「立憲民主党」はあす午後3時半から、参議院本会議で臨時常任幹事会を開き、田名部匡代幹事長が記者会見(ライブ配信はおそらく無いか)します。京都の知事選の推薦は決定済みですから、おそらく今月党大会を開くという話かもしれません。分かれば、夕刻に詳報します。

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