政府は、「警察官職務執行法を改正する法律案」を国会に提出しました。弾力的な警察権力の運用を憂える社会党の乱闘国会のため、議事堂内で夜を明かした警視庁警察官・長妻謙三郎の息子、長妻昭さんが内閣委員会筆頭理事として審議にあたります。後藤祐一・民主改革の会国対委員長は、葉梨康弘・国家公安委員長の本会議登壇を求めました。女性初首相の2026年は、史上初の「皇室典範改正法」に加え、権力の弾力的運用を定めた手続法の改正など行政法にとって大きな1年となりました。
きょうは刑事裁判で大きな動きがあり餃子の王将社長射殺事件で福岡の工藤会組員に対して京都地裁が一審無罪。猪苗代湖プレジャーボート事件で最高裁が会社役員に逆転有罪判決を出し確定。また、12時台に、気象庁が「千島列島でM9・9」という根拠で緊急地震警報を出し、十数分後に取り消しました。初めてのこのようで、木原稔官房長官だけが午後1時時点で官邸にとどまりました。
【衆議院議院運営委員会理事会 きょう令和8年2026年10月16日(金)】
来週火曜日(20日)の本会議で、「消費税率の特例引下げ法案」(222閣法1号)を審議することで与野党が一致しました。
【参議院予算委員会 同日】
片山さつき財務大臣がG20から帰国したことで、総括質疑1日目となりました。
日本会議国会議員懇談会の中堅、簗和生農相が表舞台を去りましたが、再重鎮の有村治子さんが登場しました。有村さんは「この際、一言ご挨拶を申し上げます。さる10月5日の本会議におきまして、皆様方の御推挙を賜り、予算委員長の重責を担うことになりました。有村治子でございます。議院を背負った予算委員会の同志の皆様。また、閣僚をはじめ、政府の各員の皆様、互いに真摯に審議に臨み、国民の期待に応え、良識と品格と緊張感のある議論が展開できるよう、委員長といたしましても、公正中立に努めてまいりたいと存じます。充実した議論を展開していただけますよう、円滑な委員会運営に努めてまいりますので、皆様方のご指導、ご協同を仰ぎます。どうぞよろしくお願い致します」と語りました。もともと首相の敵である野田聖子さんに手紙を出して政界入りした有村さんですが、日本会議及び日本マクドナルドの支援という異例のパターンで連続当選しています。終始はりきった印象でした。鼻につく感じもしました。
3分遅れで始まった委員会はまず総理の発言から。高市さんは「お時間を賜り、一昨日10月14日夕刻に簗前農林水産大臣と面会し、その際、大臣の職を辞したいとの申し出とともに辞表の提出がありました。辞任の理由について、これ以上、国会審議に迷惑をかけるわけにはいかず、また、農林水産、行政に集中できない状況が続くことを避けるためとの説明があり、私としても申し出を受け入れることといたしました。もとより、大臣の任命責任は、内閣総理大臣である私にございました。国会開会中に、大臣が辞任する事態となったことは、申し訳なく思っており、任命責任を重く受け止めて、今国会でご審議いただかなければならない法案を含め、国政上の課題は山積しております。昨日、後任の農林水産大臣に就任した武部大臣も含め、内閣が一丸となって、重要な課題の一つ一つについて、答えを出せるよう決めてに取り組んでまいります」と述べました。
武部新さんは4年前まで農林水産副大臣でしたが、総括質疑方式でのデビューは緊張したようで、「食糧のカロリーは、今、馬鈴薯ではないかというご質問だという風に思います」と辻元清美さんに対して確認してから答弁しました。
栃木県選管を欺くという後味の悪い結末での更迭でしたが、社会資本整備総合交付金の地元与党代議士による恣意的な増減があるのかどうかは多くの人が気にしていると思います。首相は、玉木雄一郎代表の再選に協力して政調会長を続投した浜口誠さんの質問にこたえて「簗議員からの問い合わせはあったけれども、もしかしながら、予算配分はになんら影響していないね。これは、国土交通省が発表しているものでございます。まあ、よってあの、それをまるで影響があったような、あのことを地元で言ってしまったことには、問題がありますけれども、予算配分が特定の国会議員への支持、不支持によって、その市町村によって違うということはないと考えておりますのよって、全省庁に対してですね、今から調査をかけるということは予定しておりません。が、先ほども答弁をした通り、その予算の増減について、より1層分かりやすく情報公開ができるように、この取り組みを進めたいと思っております。まあ、すでに指示を出したところです」と答弁しました。私見ですが、あさって投開票の出直し横浜市長選に出ている前職のパワハラを、横浜市が日弁連ガイドライン方式に基づく第三者委員会で真相を解明したことが画期的に思います。衆議院調査局、会計検査院、総務省行政評価局ではなくて、政府又は国会は、日弁連ガイドライン方式での第三者委員会をやってみたらいいように思います。横浜市は0・6億円弱かかかり、前市長(退職金カット条例は成立)に払えという有権者もいるようです。
【定例閣議 同日】
「警察官職務執行法の一部を改正する法律案」「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案」「特定タンカーに係る特定賠償義務履行担保契約等に関する特別措置法の一部を改正する法律案」と「経済上の連携に関する日本国とバングラデシュ人民共和国との間の協定の締結について国会の承認を求めるの件」が決定され、国会に提出されました。なお、先月まで環境大臣をつとめた石原宏高さんは今月9日に「来年の統一地方選挙の日程が確定しました。前半戦の投票日は2027年4月11日、後半戦は4月25日です。 品川区議会議員選挙は、4月18日告示、25日投票の日程で行われます。また、大島の町長選挙なども4月25日が投票日となります」とXで書いていますが、参議院で野党多数で否決されることもありますから、前大臣の軽率なXというよりも、国会、野党軽視です。
●黒田・前日銀総裁の回顧録が光文社から発売
2026年10月15日付で「独白―デフレとの闘い 異次元緩和の10年と物価安定の真実」という黒田東彦・前日本銀行総裁の回顧録が出ました。総裁就任から最初の「2年で2倍で2%」の金融政策決定会合・記者会見までの数週間について、人名はありませんが、出てきます。この場に複数の審議委員も参加していたようで、異例でしょうか。選挙前から総裁に取り立てた安倍晋三さんが死亡した際は、正式発表のコメントを紹介するなど淡々とした内容でした。はしがき、あとがきとも、なぜ光文社から出版したかの言及は取り立ててありませんでした。日銀のプロパーや職員の反発があったことも書かれています。この13年間、よく理解しないで、罵声を浴びせ続けた、野党議員や新聞記者が読んで理論を理解できる内容とは思えませんが、淡々とした格好良さを感じました。就任直後にテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」に何度か出た際は、あたかも女子大教授の哲学者のような博覧強記ぶりを感じましたが、今は、淡々とした自信だけを背中に見せて、口数少なくも、穏やかな微笑みを蓄えながら、余生を暮らしていただきたいと思います。かっこいいです。
●あさってのNHK日曜討論は、序盤国会に関して、階猛さん、田名部匡代さんら各党幹事長が出演して話し合います。
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