●福田康夫さん逝去 福田康夫さんの訃報と政府の弔意が示されました。早稲田大学政治経済学部卒業生初の総理で、経済学科卒業ですから、私の政治学科は野田総理まで待つことになりましたが、福田さんは53歳で初当選で70歳で総理になりました。就任から1ヶ月足らずで「早大創立125周年式典」にも参加。来賓の海外の学長らは現職総理の出席に重さを感じたようです。現在、落選後も地元で旺盛に活動する岡田克也さんは17歳年下とはいえ福田さんは同期当選で、日印友好議連でも活動しました。
●小野次郎さん逝去 小野次郎さんも亡くなったそうです。2021年の「枝・福」で立憲民主党公認で再起を図りましたが、落選し、立憲の党の態勢を批判しました。
小野さんは東大法学部同期で、村上誠一郎・山口那津男・岡田克也・小野次郎の憲法リベラルのクラスメートで最も気の抜けない仲でした。岡田外相当時に、「私が大学生当時の毎日新聞と外務省の西山太吉記者事件、あれはいったいなんだったんですか」と外相と同級だとか、自分は警察庁公安局20年だと自慢せずに語りました。また、何よりも平成25年12月6日の特定秘密保護法国会で、「私は、みんなの党を代表し、あわせて、この寒空の下で国会議事堂を十重二十重に取り囲んで特定秘密保護法案の徹底審議を求めている皆さん、さらには連日の強権的で一方的な強行採決に憤っている全ての国民の皆さんの思いを我が思いとして、中川雅治国家安全保障特別委員長に対する問責決議案に断固賛成の立場から討論を行います」と語りました。国会議事堂を十重二十重に取り囲むデモ隊を国会内で代弁した公安警察官は小野さんぐらいで、無私の人だったと思います。
●JIMTOF2026開幕
きょう(2026年10月26日)から土曜日(31日)午後4時までの長丁場で「JIMTOF2026」(第33回日本国際工作機械見本市」が東京ビックサイト全域で始まり、さっそく行ってきました。欧州やアジアから外国人の方で半数近くで、最初の1時間で1万人以上入場したかもしれません。ファナックのブースでは、サイコロを振れるフィジカルAIや、省スペース・送り装置がいらない組み立て機が展示されました。課長は「汎用性を高めた」とのことで営業にも力を入れるようです。鍛圧プレス世界最大手の「アマダ」ブースでは本社屋内に森があったのですが、3年前に撤去したとのこと。売上・利益はさらに上がっています。技術面ではオリイという会社がつくりアマダが買収した「送り装置」が「工作装置」と一体化されて一つのタブレットで制御できると売り込んでいました。ファナックの突出さがさらに加速した印象でした。実りの秋10月下旬の東京ビッグサイト全域は、西暦で下一桁が奇数の年は東京モーターショー、偶数の年がJIMTOFでしたが、後者が残りました。私が日本経済新聞社に入社したとき家業が「工作機械」と言っても同僚は一人も理解できていませんでした。業界も汎用性を高めるよりも、高額で長い納期で売る暗黙知があったり、稲葉清右衛門一族が情報発信に消極的だったりしたのですが、もうちょっとエリートが工作機械を理解できていれば、失われた30年も多少は違ったかもしれません。

[写真]JIMTOF2026(第33回日本工作機械見本市)を訪れた宮崎信行、きょう2026年10月26日、東京ビッグサイト全域。

[写真]ファナック(FANUC)がJIMTOF2026の目玉で出した省スペースで送り装置も不要の部品組み立てロボット、きょう2026年10月26日、東京ビッグサイトで、宮崎信行撮影。
【政府・与党連絡会議 きょう令和8年2026年10月26日(月) 官邸】
吉村代表から消費税特例法案の成立と、定数45削減法案に関して31も含めた妥協に柔軟とみなされる発言と、社会保険料の改革を続ける3点が提示されました
【衆議院政治改革特別委員会】
「第21回統一地方選特例法案」(222閣法16号)が総務相から趣旨説明されました。継続審査の「衆議院の選挙制度改革及び定数削減に関する法律案」(221衆法28号=継続)はまだ審議入りしていません。
所信的あいさつに対する一般質疑で、チームみらいの峰島侑也さんは「本日、もう一つのテーマとして取り上げさせていただきたいのは、議員定数の話です。今はもう今、議員定数がですね、比例削減。という案について、与党側から提示されているというのは、もう皆さん、ご存知の通りかなと思います」と語りましたが、削減幅45を31とする折衷案を、村井英樹自民党国対委員長が新法案として提出することについての審議はさほどありませんでした。
●市長に居住要件がなく市議に居住要件があることの政府見解
なお、原沢あつみ横浜市長が長年同市内の金沢区能見台に住んでいたが、両親の逝去で都内江戸川区に引っ越した直後に、スガ元首相らに引っ張られ市長に当選したことを念頭において、「なぜ市議は居住要件があるのに、市長にはないのか」との問いも出ました。率直に、私(宮崎信行)はその答弁に驚きました。総務省自治行政局の島田選挙部長は「ご指摘の通り、被選挙権に関して、地方議会議員の選挙については、住所要件が法定されており、都道府県、知事や市町村長の選挙については、住所要件は課されておりません。地方議会議員については、地方公共団体が地縁的社会であるという面から、その代表者の選出にあたっては、一定の居住関係の存在が必要である、といった観点を考慮し、明治21年の市政、町村制、あるいは明治23年の府県制の制定当時より、住所要件が設けられてきたところであります。一方、都道府県知事と市町村長についてでありますが、戦前は都道府県、知事は官選とされ、市長は市会による選任とされており、住所要件は存在しなかったところですが、戦後、長の直接公選制の導入に際し、広く人材を得るという観点から、住所要件は設けないこととされたものと承知をしております」とのことでした。驚くべきことに説得力ある理由はありませんでした。
●あすの国会 衆議院本会議では、渡辺孝一さんへの追悼演説があります。その後、原子力委員会と公安審査委員会の人事が政府提案通りに議決されます。「消費税特例法案」(222閣法1号)は衆議院財務金融委員会の対政府質疑2巡目が3時間あり、午後1時40分から渡辺努さんや武田洋子さんら参考人の意見陳述と質疑があります。参議院の委員会は10時から大臣所信に対する一般質疑があり、財政金融委員会だけは大臣の到着を待って午後1時から4時間の質疑があります。衆議院の安全保障委員会は「防衛省職員給与法改正案」(222閣法10号)について採決にいたり、可決すべきだと決定する可能性が高いです。今国会衆議院通過第1号は、222閣法10号となるかもしれません。国民民主党総務会は、国会同意人事、人事院勧告、国交委員会の「特定タンカー特措法延長案」(222閣法17号)、外務委で今後審議入りする「日本バングラデシュEPA承認案」(222条約1号)、上述の通りきょう審議入りした「第21回統一地方選特例法案」(222閣法16号)の「賛成」を党議決定しています。「自維国」で衆参過半数ですので、これら9法律・1条約の成立は確実となっています。国民民主党の総務会は、次回は、あさっての定例水曜日で、玉木代表・榛葉幹事長が定例会見をする部屋で、正午から両院議員総会(舟山康江総会長から上田清司総会長に交代)に準じた両院議員懇談会を行い、終了後の12時半頃から、浜野喜文会長ら総務会メンバーが残り、総務会を行います。
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