
篠原孝さんは前回の長野1区でわずか6461票差で自民公認候補に敗れましたが、連続当選7回19年となり、74歳の現在も意気軒高。新生党以来の「羽田・北澤姓以外の長野県連代表」として全県一区完勝、民主党源流とする政党で、国民民主党の地方議員が県内1人だけという「大きな塊」を維持しています。菅直人元総理から2学年下の「団塊リベラル」として昨夏まで西村ちなみ幹事長を幹事長代行として支えるなど永田町でも精力的に活動しています。前回の惜敗は「コロナで自粛しすぎて、山がおろそかになった」(側近中の側近)ためですが、自民現職が生まれたことで、巷間噂され続ける小平奈緒信州大学特任教授の1区出馬はなさそうという運をつかんだかのように、私には思えます。
長野オリンピックパラリンピック・北陸新幹線開業以降、少子化を食い止めて、失われた30年での地位を浮上される長野県北信など長野1区。一方、岸田文雄首相・斉藤鉄夫国土交通大臣率いる広島県は若者の出超が最悪となっています。
きょうは、篠原孝さんが、衆議院予算委員会の第八分科会に登場しました。篠原さんは「私はエコロジストだ」とし「四大文明は川の流域から始まった」と指摘しました。4年前の令和元年台風19号での、長野市内における北陸新幹線基地水没を振り返りつつも「千曲川にダムは必要ない」と主張。根拠として「私の選挙区である、塩崎というところなど3カ所で穴を掘って遊水地を整備している」とし運動場や田畑に使えば、ダムは必要ないとしました。篠原さんは「私はアメリカのシアトル、そこを流れているフレイザーリバーというのがある。全長1400キロ、4倍、流域面積は信濃川(千曲川含む)の20倍です。そこの本流には一つもダムはありません」と語り、斉藤さんに元環境大臣と現国土交通大臣の経験をいかせと迫りました。

[写真]野党系が強いとされつつも、速やかに始まった千曲川左岸氾濫地域の土手かさ上げ工事、旧更級郡塩崎村(長野市)でおととし宮崎信行撮影。
[写真]民間企業の新しい看板が目立つ、千曲川右岸の新幹線上田駅前(長野3区)おととし宮崎信行撮影。
[写真]美しい信州、宮崎信行撮影。
[写真]篠原孝・立憲民主党幹事長代行=肩書は当時、きょねん3月、宮崎信行撮影。
斉藤さんは「篠原委員のご理解、ちょっと違うところがあるのではないかと思っております。その遊水地をできるだけ有効に利用するのは、我々も同じ考え方だ」としつつ「利水、治水のバランスをとることが必要だ」とし、私有財産である水田への活用は、土木構築物による災害時の流出の観点からも後ろ向きでした。
大臣は、篠原さんが「千曲川」と呼んだにもかかわらず「信濃川中流域においても、ダム所有者は鮭がのぼりやすい川作りといった河川環境の保全に取り組んでいる。国土交通省としては河川環境、水力発電、激甚化する災害に対する治水対策など様々な観点から河川に求められる期待に対して調和のとれた川作りを目指し、関係機関と連携して努力してまいりたい」と答弁しました。
今国会序盤では、自民政調会長から「今ある空家を子育て世代に活用してもらったら」と促されたのに、斉藤大臣が「UR賃貸住宅の入居者に年収が上がったら退去してもらい、より若い子育て世代に入居してもらう」ことを検討すると答弁し、まったくかみ合わない場面が続出しています。
以上です。
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