政治空白終わり残り会期51日間で代表質問、高市積極財政「日本成長戦略本部」は「危機管理投資」で造船業ロードマップなど来夏とりまとめ、野田佳彦「自維・定数1割削減に協力する」

[写真]先日初めて気づいたんですけど「衆議院第一議員会館地下4階溜池山王側入口」(左)は個別議員のアポのある青い通行証の人は誰でも通れると思いますが「メトロ溜池山王駅5番出口」(右)の案内表示には載っていないんですね、まさに魑魅魍魎が跋扈する摩訶不思議な永田町を象徴しています、宮崎信行撮影。

 きょうから国会が再開しました。残り会期は51日間。

 高市早苗首相は「日本成長戦略本部」「外国人の受け入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議」を開きました。前者は全閣僚が出席し城内実・経財相が担当し、今月設けられる有識者の「会議」では積極財政・リフレ派からも片岡剛士さんら2名ほど起用されると新聞辞令。大いに期待したいところです。岸田・石破の「新しい資本主義実現会議」は廃止されました。後者の「外国人」は自維連立合意にもとづく通常国会に改正法案を出すため小野田紀美・外国人との秩序ある共生社会推進担当相が担当し、土地所有情報に関する洗い出しなどをピンナップすると考えられます。これに先立つ閣議は午前10時から開かれました。

 社民党の新垣邦男さんは2期5年目のきのう、離党届を社民党本部に送付しました。衆参共同会派「立憲・社民」の新垣さんは、国対の野党合同法案提出ぶら下がりや、政調の11党会派政策責任者会議でよくお見受けしました。3年前の「沖縄の風」に入会する参院選候補者の集会では「政治家は長いが、昨秋(2021年10月)初めて国会に来て、沖縄の話ばかりをしているのかと思いきや、少ない」と投げていました。沖縄の話ばかりしていた時期もあったと思いますが、宜野湾市をかかえる沖縄2区の新垣さんが立憲民主党入りを考えるとは隔世の感があり、有田代議士の功績は偉大だと考えます。ラサール石井さんも新人らしく「立憲会派」の会合に積極的に出席しているようで、参院での会派も含めたていねいな対応が、衆議院立憲に求められます。立憲は沖縄協議会という組織もあり、岡田・玄葉・福山さんのもと、那覇市沖縄県議・仲村さんが上京し、他の幹部はオンラインという形でやっており、この調整も必要。そして、れいわ新選組の山本代表・山川国対委員長と瑞慶覧県議の関係。沖縄の心の原点は「あの日あの時あの場所で何があったか」を知らないと語れません。

 きのう11月3日、叙勲が発表され、竹中平蔵さん、山本拓さん、中村剛さんらが決まりました。

衆議院本会議 きょう令和7年2025年11月4日(火)】
衆議院議院運営委員会 同日】

 高市早苗内閣の所信表明演説に対する代表質問がありました。

 野田佳彦さんは、定数削減に賛成しつつ、企業献金の廃止を迫りました。首相の答弁は「1目標衆議院議員定数削減するため令和7臨時国会において議員立法提出成立目指す内容合意交わしました。この議員定数削減方向性には賛成いう心強い発言いただきました」と野田発言を掬い取りました。スケジュールは「今後与党検討とも各党会派真摯議論重ねいきたい」としました。

 企業献金は「政治的意見表明するため重要活動あり憲法最高裁判例より政治活動自由一環して保障されいる」と石破さんの答弁を踏襲し、「自民党日本維新政党資金調達あり方について議論する協議を25臨時国会設置するとも三者委員において検討加え任期中結論うる」と述べ、協議体設置を約束しつつも意見は棚上げしました。

 野田さんは「首相はアベノミクスの継承者とされています」とし「正規雇用の増加や実質賃金の低迷に象徴されるように格差の拡大が進みました」と語り「総理はアベノミクスをどのように評価されていますか。アベノミクスを踏襲するのですか。修正するのですか。お答えいただきたいと思います」と迫りました。首相は「アベノミクス評価についてお尋ねございましたデフレでない状況作り出しGDP高め雇用拡大企業収益増加傾向繋がりました」とし「責任ある積極財政考え方もと」「政府において責任ある積極財政考え方もと日本供給構造強化ながら物価高さらに加速させることないよう戦略財政出動行っいく考えですまた日本銀行におきまして、2%物価安定目標持続的安定実現向け引き続き適切金融政策運営行わこと期待いたしおります」と話しました。

 小林鷹之自民党政調会長は「政権発足から2週間我が国女性総理して歴史開か高市総理」「日米日韓日中そしてASEANAPEC一連首脳外交展開まさに最高スタートダッシュ切らました」「このたび我々新体制なり連立枠組み変わりました。26にわたりとも歩んきた公明党皆様には政治安定数多く政策実現への尽力改めて心から感謝申し上げますそして新た連立パートナーあり日本維新皆様政策合意緊密意思疎通基づきより深い信頼関係育み国家国民対しとも責任負い改革挑戦着実進めたい考えおります」と述べました。但し、参議院は210議席しかありませんから、小林政調会長は「幅広い合意目指し皆様真摯対話してまいります」と他の野党との少数与党協議体に軽く、言及しました。

 小林さんは「少数与党ではあるものの、国民からの高い支持を得ていることが、総理の堂々とした外交を支えています。今後も政策実現で国内の支持を維持しつつ、地球儀を俯瞰する外交を進めていただくことを期待します。総理の所信で安保3文書の改定前倒しを表明されましたが、私はこの決断を全面的に支持します」と軍拡路線を支持しました。前回の「岸田-小野寺」のラインを「高市木原稔ー小林」のラインになってくるのではないでしょうか。公明という歯止めは失われました。

 高市さんは今朝の「日本成長戦略本部」の来年夏のとりまとめを念頭に「危機管理投資については、技術、人材育成、スタートアップ金融」「造船業は貿易量の99%、海上輸送に依存する我が国にとって、国民生活、経済活動のみならず、安全保障を支える極めて重要な産業です」としロードマップを作成するとしました。防衛省作成の造船業に関するリポートは十数年前からあるし、政府の「官営長崎造船所」のように歴史もいろいろ勉強しているようです。

 10分間休憩。

 玄葉光一郎副議長のもと、立憲の城井崇政調代理が質問しました。松下政経塾では野田1期、高市5期、玄葉8期、城井19期。この組織キャリアを見ると、期数が政治的影響力に全く関係ないキャリアとなっており、海外に行く機会を得たら、その後は早めに政党国政公募に合格することが政治家としての出世につながっています。

 落選を重ねながらも、「野党11党会派政策責任者会議」の司会である城井さん。「積極財政の裏付けとなる財源は何か」と問いました。来年の通常国会は「義務教育国会」になる見通しで、文部科学が長い城井さんの見解が期待されます。城井さんは代表質問で「義務教育制度役割分担明確期待される一方中間管理業務増えている。働き方改革計画導入されても校務分掌活動保護対応など業務削減具体化していません」「学校給食無償について今後取り組みへの総理考え確認させください全額確実市町村届くよう地方交付ではなく補助金交付金行うべきではないですか」としました。首相は「改正給特法も踏まえ教育委員会で業務量を管理する」と述べました。

 藤田文武・日本維新の会共同代表も質問。与党としての発言を次のように皮切りました。「今般の第219回国会において高市早苗衆議院議員が内閣の首班に選出され、日本初の女性総理が誕生いたしました」「高市政権は、日本維新の会および自由民主党により形成された本格的な改革保守連立政権です。我が国における保守連立政権の誕生は約30年ぶりとなります。戦後80年にわたり国の形を作り上げる過程で積み残してきた宿題を解決すると同時に、冷戦後の30年の厳しい経済状況を乗り越え、国民生活を向上させる過程で積み残してきた宿題を解決する。そのための改革が急務であります。両党が立場を乗り越え、保守勢力として結集し、連立政権を樹立したことは、日本の政策の夜明けであります。さる10月20日に両党が調印した連立政権合意書の通り、両党は国家観、国際政治観、安全保障観、経済財政観を共有しています。政権運営は単なる数合わせではなりません。国家の背骨に関する思想を同じくしているからこそ共同で国家の運営を行うことができるのです。高市政権を長期安定政権にすることこそが、国難を突破し、日本列島を強く豊かにし、自立する国家としての歩みを進めることに繋がります。我々は日本の底力を信じ、全面的に協力してまいります。日本再起のための政策が連立合意書に記載された12本の矢です。先般、高市総理の所信表明演説の多くが、この12本の矢に基づくものでございました。まず、12本の矢に関する政策実現に向けた決意を伺います」と述べました。

 質疑が終わり散会。

[写真]野田佳彦さん、きょねん2024年9月、北海道で宮崎信行撮影。

[写真]自民党小林鷹之政調会長、きょねん2024年8月、新潟県で、宮崎信行撮影。

[写真]城井崇さん、きょねん2024年9月、福岡県で、宮崎信行撮影。

[写真]藤田文武・日本維新の会共同代表、3年前の2022年5月、大阪・堺で、宮崎信行撮影。

[写真]高市早苗首相、先々月2025年9月、愛知・名古屋市で、宮崎信行撮影。

 玉木雄一郎代表は毎火の記者会見で、178万円の壁で、先週末「自維国公4党の所得税控除実務者協議」(仮称)が立ち上がる見込みとなったことを、あす首相に問うとしました。

 立憲民主党常任幹事会は初めから予定されておらず来週火曜日の15時で調整していますが、その日は17時まで衆・予算委かもしれないですね。 

 

 

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

ページ上部へ戻る