
【参議院予算委員会 きょう令和7年2025年3月27日(木)】
「令和7年度予算案」(衆議院修正)は16日目(委員派遣・委嘱審査含む)で、集中審議6回目の3時間コース「石破内閣の基本方針」がありました。補正予算はなく、当初予算案から始まった今国会で、これだけ与党が譲りながらも、3月27日に予算が成立していないというのはかなりの異常事態。
与党又は政府が、野党に示した「再修正案」を入手しました。それによると、歳出で「高額療養費関係 見直し全体の実施の見合わせ」で105億円を増額し、予備費を105億円削減する内容。「見直しの見合わせ」という政治センスが光る表現となりました。あすにも提出のはこび。
新聞の「次の首相ナンバー1」だった石破茂さんが首相になりましたが、かなり頭は混乱しているようです。
まず、委員長から首相の発言を求められました。石破さんは次のように語りました(全文)。「3月25日の公明党斉藤代表との面会における私の発言によりまして、参議院予算委員会の審議中にご心配ご迷惑をおかけする形となりましたこと、申し訳なく思います。私が申し上げました趣旨につきましては、物価高対応に向けて新たな予算措置を打ち出すということを申し上げたものではなく、令和6年度補正予算やただいまご審議をいただいております令和7年度予算案に盛り込んでおりますあらゆる政策を総動員し、物価動向やその上昇が家計や事業活動に与える影響に細心の注意を払いつつ、物価高の広告に取り組んでいくという旨を申し上げたものでございます。政府といたしましては、令和6年度補正予算で措置した政策を迅速かつ効果的に実施するとともに、令和7年度予算案や税制改正法案を早期に成立させていただき、これに盛り込んでおります所得税の基礎控除の上乗せによる所得税の減税や高校無償化の先行措置などの物価高の国保に資する措置を着実に実施に移していくことが重要であると考えております。令和7年度予算案の早期成立に向けて、委員各位のご理解を賜りますよう、どうぞよろしくお願いを申し上げます」としました。
【衆議院憲法審査会】
2回目の開催。「参議院の緊急集会の射程」と題して衆議院法制局長の説明と、自由討議がありました。「射程」というのは、独特な表現のような気がします。
【衆議院本会議】
「戦没者遺族への特別弔慰金支給法を10年延長する法案」(217閣法10号)が全会一致で可決し、参議院に送られました。
「JICA法改正案」(217閣法23号)が堀内詔子外務委員長から報告されて、共産・参政・保守が反対し、自公立などの賛成多数で可決し、参に送られました。共産の穀田恵二さんが国対委員長と外務委員を兼ねていましたが、昨秋の引退後の議席減で、共産は外務委員(30名)を失いました。そのため、委員会では全会一致ながら、本会議では、3つの政党が反対に回るという群雄割拠時代になっています。共産は以前参議院外交防衛委員を失いながら次の選挙で取り戻したことがあります。
「道路法など改正案」(217閣法12号)も、委員会では全会一致でしたが、本会議では保守が反対に回ったため、賛成多数で可決し、参議院に送られました。
この後、「刑事訴訟デジタル化法案」(217閣法30号)が審議入りしました。
立憲は柴田勝之さんが登壇し「司法修習所の刑事弁護の教官をつとめた」と語り、デジタルの脆弱性を指摘しました。弁護士30年の元弁護士会副会長から「立憲主義」に目覚めて初当選した柴田さん。おととし5月に、党本部の岡田克也幹事長(当時)が陪席した会合を取材しました。後援会の立ち上げ式という位置づけだったと思います。この際、柴田さんは後援会初会合の出席者に「知名度が少ないので、とにかく名前の宣伝をお願いします」と単刀直入にお願いしており、数分前に持ったばかりの第一印象と違った好感を持ちました。党本部の選対の指導のしかたは立ち上がった優秀な人材が議会で活躍できるかどうかのすべてだと感じます。政界というのは誰が意見をしてもいい世界ですが、いろいろうるさいインテリがいますが、候補予定者の名前を宣伝することに勝る政治活動などありません。
[写真]党本部から岡田克也幹事長(当時)を迎えて、後援会の立ち上げに関して話す、柴田勝之さん、おととし2023年5月下旬、東京16区(江戸川区の大部分)で、宮崎信行撮影。
【参議院第1種常任委員会】
歴代の議院運営委員会野党側筆頭理事に教えてもらうと「調べると分かると思うんですが、委員会の定例日は火曜日と木曜日です」という言い方をします。ということはきょうを過ぎると、次の定例日は4月1日(火)になってしまうはずです。さて、どんな週末となるでしょうか。
●財政金融委員会は、重要広範議案「所得税法など改正案」(217閣法1号衆議院修正)の総理入り質疑があり、質疑終局が宣言されました。この後、「関税定率法改正案」(217閣法8号)が趣旨説明されました。
●文教科学委員会は「大学等修学支援法改正案」(217閣法8号)が趣旨説明され、ただちに法案審査1巡目4時間弱コースが行われました。
●農林水産委員会は「土地改良法改正案」(217閣法22号)を全会一致で可決すべきだと決めました。この後、御法川信英・衆側委員長が登場。「棚田地域振興法改正案」(217衆法19号)と「山村振興法改正案」(217衆法20号)について、各々、全会一致で可決すべきだと決めました。あすの定例の本会議で可決・成立のはこび。
●経済産業委員会は一般質疑をしました。
【衆議院安全保障委員会】
「相互円滑化協定実施法案」(217閣法56号)が趣旨説明されました。
●衆議院の議院運営委員会、経済産業委員会理事懇談会、地域こどもデジタル特別委員会理事懇談会が開催されました。
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