
自民党総裁選にあさってにも出馬表明するとみられる当選4回の衆議院議員、小林鷹之さんが新潟県燕市で講演し「私は国力のマトリクスと呼んでいる」とし、「暮らしを豊かにする経済」と「国を守る安全保障」が車の両輪だとし、その下に「イノベーション」があり、それを支えるために「算数、国語、理科、社会みたいな知識の獲得だけでなく、道徳とか、倫理とか。人間力がある人材をどうやって教育していくか、これが国力だ」と述べ、意外と「タカ派」な側面を垣間見せました。道徳教育に言及したのは、40分ほどの講演の1分間ほどでした。
巷間、財務省出身だから積極財政派ではなく財政再建派ではないかとの憶測がありますが、きょうの講演では、その兆しはありませんでした。
40分間の講演の後の20分間ほどの質疑応答では、2年前に県議を引退したとする男性党員から、政治資金規正法の改正では、政党助成法を活用すべきで、野党とも協力すべきだとの意見が出ました。
2問目は細田議員自らが行いました。細田議員は10日ほど前に、小林さんから講演したいとの電話をもらい、急遽党員を中心にきょうの集会を呼びかけたと明かしました。新・新潟2区で、総裁選行脚の皮切りをしようとした理由について、細田さんの質問に答えるかっこうで小林さんは、細田さんとハーバード大学留学が同時期で机を並べた人間関係があるとしつつも、真の狙いは、横田めぐみ氏が拉致された新潟市西区を含んだ選挙区だからだとのこだわりを明かしました。拉致問題に触れたおよそ2分余りの間に、声を震わせる場面もあり、10秒近く、感極まり沈黙するシーンもありました。
タカ派のダークホースの登場で、「真のタカ派」あるいは「ファッションタカ派」とみなされる候補への支持が分散することも予想されます。
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2020年国勢調査の10増10減にともない新・新潟2区は新潟市の西区西蒲区、南区と、燕市、三条市、加茂市、弥彦村、田上町で構成されます。第50回衆院選は、立憲民主党連続7期の菊田まきこさん、自民党連続4期の細田健一さんの現職対決となります。さらに日本維新の会公認で社会福祉法人理事長の40代半ばの男性新人の井上さんの3氏が立候補するかまえとなっています。
比例ブロック4増4減で、比例北陸信越ブロックも11席から10席に減ります。前々回は50票差の野党勝利もあった新潟県ですが、第50回衆院選は、与野党対決はさらにし烈さを増し、与野党の中堅の現職・元職たちが生き残りをかける47都道府県最大の激戦県となります。
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