
大型法案の衆議院から参議院への送付の目安となる、大型連休入りまで後3日間で、重要広範議案GX原発60年超の総理入り質疑が行われ採決。菅直人さんが首相経験者で異例の反対討論にのぞみ、「岸信介の犯罪」と言及するなど吹っ切れました。「孤独孤立法案」では有志の会の緒方林太郎さんも前川清とクールファイブの名曲「東京砂漠」の歌詞を紐解くなど、解散総選挙から2度目の通常国会の佳境を迎えた衆議院は小選挙区当選組が吹っ切れたすがすがしさをみせています。
【衆議院法務委員会 きょう令和5年2023年4月26日(水)】
流会しました。「入管難民法改正案」(211閣法48号)の採決は見送られました。寺田学筆頭理事が主導した修正案をめぐり立憲民主党内の機関決定がされていないことが最大の理由だと考えられます。
【経済産業委員会 同日】
重要広範議案「GX原発60年超ルールの原子力基本法及び電気事業法改正法案」(211閣法26号)の質疑が終局。自民・公明・維新・国民の修正案が提出され「原子力規制委員会の業務拡大により原発新設審査の遅れが出ないように5年後をめどに規制庁の業務を見直す」との閣法にアクセルをかける内容となりました。立憲・共産が強硬に反対し、自民・公明・維新・国民が賛成して修正すべきだと可決しました。先に参議院に送付された「GX移行債」の法案も衆議院修正でした。正直、立共と自公維国は「電力・エネルギーという目に見えない世界」で話し合っても歩み寄れないという日本人の限界を示したと思います。
【参議院本会議】
防衛三文書についての岸田文雄首相の報告とそれに対する質疑が2時間以上行われました。
その後、4法案が可決し、成立しました。
農地法人所有とスマートシティー基金特区の「改正特区法」(211閣法37号)は立共反対、自公維国賛成多数で可決し成立しました。
地方議会の設置根拠を初めて具体的に挿入した「改正地方自治法」(211閣法39号)は共反対、それ以外の賛成多数で可決し、成立しました。
提出前の調整が手間取った「改正私立学校法」(211閣法21号)は全会一致で可決し、成立しました。
「改正グリーンウッド法」(211閣法31号)は過半数で可決し、成立しました。
【衆議院厚生労働委員会】
「水道行政の国土交通省・環境省移管法案」(211閣法45号)が共産党反対、自公立維国の賛成多数で可決すべきだと決まりました。
【国土交通委員会】
「空家対策推進法改正案」(211閣法43号)が審議入りしました。なお、閣法45号をめぐって厚生労働・国土交通連合審査会が開かれました。
【内閣委員会】
「孤独・孤立対策推進法案」(211閣法36号)。
参考人質疑には、NPO法人あたなのいばしょ理事長の大空幸星理事長らが発言しました。数年前から衆参とも、参考人質疑があった当日に採決するのは参考人にも失礼ないので、しないようにしています。きょうは対政府質疑1時間を挟んで、採決となりました。採決では、有志の会・れいわ新選組が反対し、自公立維国賛成多数で政府原案通り可決すべきだと決まりました。
討論は有志の会と緒方林太郎さんとれいわの櫛渕万里さんの2人が立ちました。緒方さんは「行政学のパーキンソンの法則のように、内閣府のスクラップ・アンド・ビルドすべきだ」とし、「東京砂漠がヒットしたのは1976年で、孤独・孤立は政策課題としては古い」と指摘しました。ウィキペディアによると、東京砂漠は前川清さんがボーカルの内山田洋とクールファイブが歌唱し、歌詞の意味は、「北九州から画家を目指して上京したものの夢破れた男性が、歌舞伎町で一杯ひっかけてモダンジャズ喫茶の前でタクシーを待っていたところ、北九州の中学の同級生の女性と偶然鉢合わせたが、初々しい面影は失せ、目を合わせないように黙って雑踏へ消えていった光景」をうたったもの。福岡9区選出の代議士として東京の国会議事堂で、北九州の先輩男性の思いを代弁したようです。
【政治倫理・公選法改正特別委員会】
選挙のやり方について各会派の意見表明と自由討論がありました。
【衆議院財務金融委員会】
【衆議院厚生労働委員会】
「防衛財源確保法案」(211閣法1号)の連合審査会や対政府質疑がありました。「お金という目に見えない世界」をめぐって、与野党議員が不毛な論戦を繰り広げました。
【文部科学委員会】
「日本語教育機関認定法案」(211閣法22号)の対政府質疑の1巡目の前半が3時間20分コースで開かれました。
【外務委員会】
「日本バーレーン投資協定」「日本アゼルバイジャン租税協定」「日本アルジェリア租税協定」(211条約4・5・6号)を承認すべきだと議決しました。この後、「調停に関するシンガポール条約」(211条約8号)「2022年国際コーヒー協定」(211条約10号)「WTOマラケッシュ協定の改正」(211条約11号)の3本が審議入りしました。このうち211条約8号は国内実施法案が既に参議院法務委員会で審議されており、「衆議院外務委員会のアンブレラの原則」という条約承認審議を優先させようという原則から外れています。以前にも、子の連れ去りのハーグ条約で法務委員会が先行した事例はありました。
【沖縄・北方特別委員会】
大臣の所信的あいさつに対する一般質疑が3時間行われました。
【参議院憲法審査会】
今国会3回目の開催です。衆議院側はすでに8回開催されています。合区の解消をめぐって、四国四県の正副知事が意見を述べました。徳島県は後藤田正純新知事が誕生したばかりですが、副知事が参加しました。複雑な選挙制度への不満が、目に見える世界・目に見えない世界で大きくなっています。
【消費者問題特別委員会】
「景品表示法改正案」(211閣法27号)が趣旨説明され、審議入りしました。質疑は次回。
【3つの調査会】
開催されました。
以上です。
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