給与法案後回しにして、法案「気象業務法改正案」など決定、衆・予算委終了、片山さつき財務相「議連に期待します」

 10時半から、山本拓、竹中平蔵氏らへの旭日大綬章親授式。そのため、衆議院予算委員会は午後1時から4時間で、合計18時間のフルコースでした。

 政府は4法案を閣議決定し、これで「219閣法1号」がようやく提出されました。物価高は、すべての国家公務員に平等に降り注ぎますが、自民国対は、給与法案は補正予算案関連としたので、提出は12月上旬となりそうです。補正予算案の前提になる初閣議で指示した総合経済対策をめぐり、自民と維新が各々官邸で総理に提案を手交しました。

【参議院予算委員会 きょう令和7年2025年11月11日(火)】
 基本的質疑3日目は、「責任ある積極財政」の問答が際立ちました。

 ●公明党「財源は税収、国債、ジャパンファンド」
 自公連立崩壊は、創価学会の男子部・女性部の「父権主義」も見え隠れします。公明党の岡本三成政調会長は「私ども女性総理の誕生を心から期待をしておりましたし、私個人的に高市総理の掲げられている経済政策、共感するところも多いです」と切り出しました。

 そのうえで、「私たち政府系ファンドの愛称でジャパンファンド。これまでの財源というと、それが税収であり、国債の発行だったんですけれどもこれにジャパンファンドからのリターンも新たな財源としてつけ加えていきたい」「私どもが与党の時代、今年の骨太の方針の中に、ジャパンファンドをイメージして次のような一文を入れております。公的部門が保有する資産について、その保有目的等も踏まえつつ、運用改善や有効活用の重要性を検討する、であります。この骨太は、私どもが連立を離脱した今も有効な政府文書だという認識でよろしいでしょうか」と疑問形で語りました。首相は「有効な文書でございます」と答弁しました。片山さつき財務相は「何か素晴らしいメンバーの超党派の議員連盟が立ち上がるようでございますし、当然私どもの自民党からも錚々たるメンバー入られると思いますのでこれに非常にご期待を申し上げます」と答弁しました。今回の予算審議では、片山財務相が維新に税制改正で期待したり、議連に期待したり、委員会で財務省外にお願いするパターンが目立ちました。岡本さんは「総理にもご感想を伺いたいんですが、今財務大臣おっしゃったことその通りで、例えば外為特会であれば、2割と言わず3割、4割でも」「今も日本の短期国債で調達をして外為特会運用しております。借入金利が発生しているからと言って、そこからのリターンが低くていいということには繋がりません。政府のお考えも伺いながらみんなで考えていきたいという趣旨でございますので総理にも一言ご感想をいただければと思います」とし高市さんは「なんかすごい明るい気分になりました。夢が持てました。一般論として、この資産の運用にあたっては安全性を担保した上で、おっしゃるようにリスクとリターンの関係性、それから運用しないことによる機会費用は考慮すべきだと思います。この問題意識は共有できると思います。これからジャパンファンドの検討に入られるということで楽しみにいたしております。現時点でちょっと評価を言えませんけれども、ぜひとも制度設計したら教えてください。またこちらも情報提供に協力をさせていただきます」と述べました。

 有志の会の緒方林太郎さんは、外交官として欧州赴任の経験も踏まえ、保守主義政党が財政規律に緩い傾向があるとの持論を展開しました。緒方さんは保守は自国の利益を考えて国債発行を自国のツケに回さないようするのが本来だとする独自の考えを披露し「トラス・ショックは既に日本で起きている」と述べました。次回の予算委は未定で、補正予算案提出当日直後だと思いますので波は高そうです。

【参議院議院運営委員会理事会】
●政治団体「NHK党」の斎藤健一郎さん
 おとといの立花孝志さんの逮捕を受けて、政治団体「NHK党」の構成員で、参議院の斎藤健一郎さんはきのう会館内で会見し、会派を離れるとしました。これで自民党の会派は100名ちょうどとなり、維新19名とあわせても、5議席足りないことになります。

●羽田次郎さん、杉尾さん登場 参議院予算委員会(藤川政人委員長)はあすから3日間の審議 羽田次郎さんは1年足らずの農水委員から再選後に国土交通委員に交代しましたが、物価高と農政で質問。その後は、安保3文書、原潜、パレスチナなど得意な外交安全保障を聞きます。杉尾さんは、平成25年生活保護基準違憲、教育勅語、小西文書(捏造でなければ辞める)などを問います。

 松山さん・石井さん・舟山さんら「参議院党」のような機運がありますので、総理周辺の官邸官僚らも、一から頭を切り替えられるシュミレーションをしないと総理を守れません。ここを守ると長期政権になるかもしれません。

●気象庁も排外主義?
【閣議】【衆参・議案課】
 「保護司法改正案」(219閣法 号)「気象業務法及び水防法改正案」(219閣法 号)「ストーカー規制法改正案」(219閣法 号)「DV防止法改正案」(219閣法 号)の4本を決定しました。このうち「ストーカー」は警察庁「DV」は男女共同参画局ですが、請議が同日なのは警察庁主導だと勘案されます。アップルの「エアタグ」などの設置の罰則などを両方とも改正する案。「保護師」は報酬制は見送り任期を2年から3年に延長。「気象業務法」は外国法人等による予報業務の規制の強化が盛り込まれました。私は外国人が日本の天気を精度悪く予報していることは知りませんでしたが立法事実があるようで、排外主義ブームの露出かもしれません。法案を審査する参議院国土交通委員会は、れいわ新選組の木村英子委員が7年連続で属しており、バリアフリーの視点が入るかもしれません。参院選では木村さんは12万票を獲得し、和田政宗さんの6万票を凌駕しています。

 また閣議は「地域未来戦略本部」の設置を決定しました。内閣官房には既にホームページが立ち上がり、立憲民主党本部真隣の「永田町庁舎」に入居しました。最近の地方創生では、リモートオフィスに電源がないなどの事例が、ごく一部の自治体・地域であるようです。

●衆議院候補は169名
【立憲民主党常任幹事会】
 立憲は、来年2026年2月11日(水・祝)に近藤昭一実行委員長・阿久津幸彦事務局長で党大会を開くと決定しました。これには、衆議院148名、総支部長21名、参議院39名が参加するとしました。自維連立で大きく構図が変わった「選択的夫婦別姓実現本部」は枝野幸男顧問、辻元清美本部長で、昨日の予算委で質問した西村ちなみ・前法務委員長は入らないようです。2週ぶりに開かれ、次回は2週後。

[写真]皇居の「大手門」(東京駅の最寄り)近くの「気象庁前」に立つ筆者、但し、耐震のため入居できない期間が続く、3年前。

 

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