スガ(菅義偉)首相のもと国家公安委員長をつとめた小此木八郎さんが、大臣を辞めて挑んだ横浜市長選に敗れ政界を引退し、菅さんは自民党総裁選再選を断念させられましたが、その山中竹春市長が5年後、窮地に立たされました。人事部長の告発記者会見から流れが変わり、パワハラをめぐる第三者報告書が女性副市長を「ダチョウ」、元市会議長を「二等身」と呼んだり、物を投げたり、怒鳴ったり、出入り禁止にしたりしており、パワハラを認定されました。総理側近が国家公安委員長をやめてまで守りたかった利権継承を阻んだ、改革の英雄の光は霧笛のような短時間で消えました。
面識はありませんが、早稲田大学政治経済学部に重なった時期に在籍しており残念です。ハマのドンこと藤木幸夫さんも先輩になります。
私は「ビラをまかないと社会が見えなくなる」との信念から、4年に1回、無所属の大野知意(大野トモイ)横浜市議(港北区)を応援しています。大野さんは、出身の中央線沿線の「ICU国際キリスト教大学」で研究が進む「人権デュープロセス」の観点から、この問題を捉えています。

[写真]大野トモイさんと立ち位置を確認し合う筆者、港北区「大倉山」駅まで、2022年秋撮影。
兵庫県知事をめぐる県会の百条委員会では、私のサークル及び学科双方で1年後輩でお連れ合いは2年後輩の竹内英明さんが、混乱と関係して亡くなりました。慚愧に堪えません。今回の横浜市は、天賦人権説も含めた、日本より進んだ欧米キリスト教文明による神の視点からの審議が不可欠となります。
横浜市会は、総務委員会で報告書を議題にし、2026年8月13日は、委員外質問を認めました。
18行政区から集う市会ウォッチャーから大野議員は「横浜の人権ねえさん」と命名されました。初の女性首相がいる現在「ねえさん」という言葉を洗濯できるのは人権がよく分かっているウォッチャーですが、山中市政5年間継続してウォッチャーできる市民は少ないようです。
大野さんは、人権デュープロセスの観点から、市長にたずねました。大野さんは「この報告書の84ページ以降は、認定された数々の言動について、市役所内で行われる言動としては、常軌を逸している人権意識の希薄さを端的に示している職員の尊厳や人権の配慮が欠如していると指摘しています」としました。そのうえで「山中市長は、副市長をはじめ、多くの特別職や管理職を選任し、部下を指摘する指揮する立場に、配置する権限、人事権ですね。有していらっしゃる市役所内部の人事評価や、あるいは、外部の評価で、こういったですね、人権意識が希薄。職員の尊厳や人権への配慮が欠如した、常軌を逸した言動をするというふうに評価された指摘を受けた人物を、市長は、副市長や局長に任命しますか」と質問しました。山中市長は答弁で「ご指摘は重く受け止めます。やはり、誰かにこう託そうとする場合は、その人が信頼に足ることが必要です。今、その信頼に関して、先生が指摘されているようなことになっていると思います」と述べました。
そして、ここは核心を貫き通す質問ですが大野さんは「同じ指摘を受けた市長ご自身が続投できる理由は何でしょうか」と問いました。山中さんは言葉を選びながらも「しっかり自分自身が変わることにより、職員から信頼され、一緒に政策を行うことによって、働きたいと思っております」と延べ、残り3年の任期は「生まれ変わったニュー山中」が続投するという趣旨の答弁をしました。
横浜の人権ねえさんの面目躍如でした。
審議後のきのう、自民、公明、立憲の3会派が市長に直接会い、辞任を求める要望書を手渡しました。
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