国会正常化も、18法案処理後の副首都・47削減・皇室典範の会期内成立には再度の重要な政治判断必要

 高市さんは官邸で、松山政司・参議院自民党会長と会談し、参議院予算委員会での「陳述書に対する集中審議」と、党首討論に応じるという結論にいたりました。月曜日に17時の党役員会より前の時間にメンバーと個別に会うのは異例。これを受けて立憲民主党は国会正常化を決めました。例えば、あす参・財政金融委が「金商法改正案」(221閣法57号)を可決させあさっての本会議で成立しそうです。そうはいっても「再審法改正案」(221閣法61号衆議院修正)は、立憲らが「再修正案」を既に党議決定していますから、参議院与党が突破すると本会議の採決で一悶着あるかもしれません。ちなみに、高市・松山合意は「7月の党首討論」となると、会期を過ぎてから2日ありますので、会期延長含みの意識はありますが、まだ内定はしていないでしょう。

 また閣法に限って日程協議をすることになりました。「改憲手続のための国民投票法改正案」(221衆法11号)は議法ですから、審議は難航するでしょう。一方、立憲国対委員長が属する文教科学委員会は閣法を処理済みで「高校の定時制・通信制振興法案」(221衆法23号)を待ち構えており、この議法は成立させたいでしょう。複雑な方程式の中、残り2週間の国会が続きます。私の考えとしては、弁護士らが衆議院修正が不十分だというシンポジウムを開いているとはいえ袴田さんきょうだいのために「再審法」は早く議了・成立させてほしいというところです。

【参議院決算委員会 きょう令和8年2026年7月6日(月)】
 「令和6年度決算承認案」は9回目の開催で、総理を呼んでの締めくくり総括質疑がありました。「損益計算書」である「決算」は自民・維新・公明の賛成、「貸借対照表」である「国有財産損益計算書」もまた自維公の賛成、「国有財産無償貸付状況説明書」は国民だけの反対などで議了しました。

 羽田次郎さんは、今回の決算審査で、「P3C」が国産ながらも米企業へのライセンス料が高いことから新作となった海自の哨戒機「P1」の稼働状況が悪いことも審議されたと振り返りました。そのうえで、首相の資質を問いました。高市さんの経歴「Congressional Fellow」を「米立法調査官」としていたことについて、羽田さんは

なんとなく立法調査官というよりはまあ、議会の研究員のように思えるんですが」と語りました。首相は「受け入れ当初の2ヶ月間はインターンでございました」「3か月目から、今、コングレショナルフェローとしての要件を満たしているということで、内容も、議員の活動に必要なさまざまな調査や分析を依頼されるようになり、専用のデスク、名刺も与えていただきました」としました。羽田さんは「この肩書についてもお気をつけになっていただいた方が、疑惑の目は向けられないんじゃないかなというふうに、私は感じます」と締めくくりましたが、総理が追加の答弁を求めました。

 高市総理は「私がある大手新聞社が発行している出版物にコングレショナルフェローとして、文章を寄稿したときに、コングリショナルフェローでは分からないということで、何か和訳をつけてくれと編集者から言われました。ただ、日本に類似の仕事がないと思いましたので、緒方彰元NHK解説委員長と防衛研究所にいらした英語も堪能でいらっしゃる方、お2人に相談して、そのように和訳をされたというものでございます」と本音が答弁されました。緒方さんという記者は、おそらく1921年生まれの方で、首相より40歳年上ですので、その名前を出せなかったのでしょう。ところで、首相と支配的な男性との関係ですが、松下政経塾の時期は重なっていない男性後輩によると、神奈川・茅ヶ崎から、夜は東京に行き、実力のある奈良や全国の男性とよく食事をしていたのですが、言い寄られて、泣きながら逃げ帰ってきたこともあるとのことです。男性の後輩は「ああ見えてうぶなところもある」と高市さんを賞賛していましたが、男尊女卑の仲で、年上の男性権力者とのコミュニケーションを活用したことは間違いないでしょう。言い寄った男性は、東京出張中の奈良の実力者だと聞きました。こういう経緯から、竹を割ったような答弁がしづらいのかもしれません。他の総理のように公邸で小一時間の副長官との答弁勉強会をすると、「そんなの大丈夫ですよ」と壁打ちをもらえるかもしれません。

 羽田さんの質問に戻って、「早苗トークンの発行時に急騰して、まあ、高市総理の関与否定コメントで急落といたしました。私同級生にも、親戚にも早苗さんという方がいらっしゃるんですが、まあのたくさん、世の中には、早苗さんいらっしゃると思いますが、この個別の投資案件について、総理がコメントをすることが適切であったのかどうか伺いたい」と述べました。首相は「私は、官邸の秘書官から、3月2日に、このようなものが暗号資産として発行されており、私に関係があるものだと、誤認される方が出てはいけないと考えその日に事務所に確認をした上で、Xに投稿して、注意喚起を行ったものでございます」と答弁しました。羽田さんは「やはり、総理という強い権限、権力をお持ちの立場になると、ですね、まあ、どうしてもいろんな人が近寄ってきたり、いろんな疑惑がまあ疑われたりすることもある。それに、やはり正面から応えていくいただく必要というのはあると思います」と語りました。

【参議院行政監視委員会】
 行政監視状況に関する最終報告書を決定し、芳賀道也委員長(国民民主党の会派)が本会議で報告することを決定しました。

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