「野党の長男役」「中立公の長男役」不在に、「国家情報局」修正は立憲のみで政府原案通りにあす成立へ、「参共反対」「中み共提出」など新興2党「共産アレルギー」なし

 国家情報局の法案は、中道改革連合が賛成したのに、立憲民主党は反対しました。修正案には共産が「残念ながら」反対しました。衆議院では「参共2党反対」「中み共3党提出」など、参政党、チームみらいの2つの新興政党が、共産アレルギーなし。2021年の甘利幹事長・山口代表の「立憲共産党ができました」のデマに多くの田舎の老人が騙されましたが、新興政党2つは過去の例を研究して丁寧に党運営をしている印象です。

[写真]おそらく史上初の東京大学法学部卒の「野党第一党国対委員長」だが、衆院内野党、中立公とも苦戦している印象の重徳和彦さん、ことし2月17日、連合会館で宮崎信行撮影。

【参議院内閣委員会 きょう令和8年2026年5月26日(火)】
 参議院は二大政党の国対委員長が強く、斎藤嘉隆・立憲民主党国対委員長は「過半数での修正議決」を連休前から打ち出していた「国家情報局設置法案」(221閣法24号)ですが、政府原案通りの可決に、立憲・共産・れいわが反対し、自民・維新・国民・公明・参政が賛成して可決すべきだと決まりました。あす政府原案通り成立のはこび。中道改革連合は衆議院で賛成していました。
 重要広範議案ですので、午前10時から11時まで、高市総理が木原官房長官と並んで答弁しました。その後、杉尾さんが修正案を出し「第三者機関の設置を検討する」などとしました。修正案提出は立憲1党のみでした。その後、両案の審議。自民党の今井絵理子さんの質問に政府は「被災マップをつくり、インターネットで国民とも共有する」として、司令塔をつくり情報機関の横串をさすことのメリットを答弁しました。その後、昼の理事の会合で採決することが決まりました。共産の大門実紀史さんは「採決はまだ早い」としました。
 その後の採決では、大門さんは「立憲の修正案は参での審議を踏まえたもので敬意を表するが残念ながら賛成しない」としました。
 立憲は「参議院の第2党」として「修正」を打ち出しながら尻すぼみになったばかりか、政府原案の態度は中賛成・立反対・公賛成となり、何も得るものがありませんでした。

【衆・本会議】
 まず、午後1時40分から2時間ほど、高市総理もひな壇に座り「再審法(刑事訴訟法)改正案」(221閣法61号)と中道・みらい・共産3党提出の「対案」(221衆法9号)が同時に審議入りしました。再審法は自民の柴山さんも含めた超党派議連が提出するはずが、同じ自民の鈴木法相によって法制審にかけられる極めて異例の展開となりましたが、法制審が意外と早く進み、法案が提出されることになりました。中道・みらい・共産は「高額療養費法案」(221衆法7号、健康保険法=閣法25号=の対案で衆・委員会未採決)でもスクラムを組んでおり、旧来の国対政治を批判して効率化を叫ぶような姿勢はまったく示しておらず、先例を研究した丁寧な議会運営に徹しています。民主党政権では2010年1月の日比谷公会堂での党大会で参加者(非・議員)が「東京地検特捜部も仕分けちゃえ」と叫ぶ場面がありました。あの当時のインターネットの刑訴法に異様にこだわった人たちのバックグランドはなんだったのでしょうか。私の早稲田大学の同窓生男性で逮捕歴がある人たちは40代でストレス性の病気になっており、亡くなった人もいます。「毎日彼のことを考えている」という18歳から知り合う國學院大学卒業生もいます。未決勾留がきついことは犯罪歴ゼロの私にも容易に想像され、失う物が多い被疑者には、幹事・判事とも手加減して、資本主義のしくみに配慮してほしいと思います。

 これに先立つ、あがり法案の処理で、国民民主党はすべて賛成しました。7月にも内閣改造があり、「自維国閣内連立」の構想がでており、玉木さんは毎週記者会見で同じことを聞かれ続けるでしょう。
 「情報技術行政推進法改正案」(221閣法53号)は参令反対、自維中国参み共賛成で可決すべきだと決まりました。令は無所属の山本ジョージれいわ新選組幹事長の反対という意味です。
 「個人情報保護法改正案」(221閣法54号)は、中参共令反対、自維国み賛成多数で可決し、参議院に送られました。松本尚デジタル相は統計のためなら病歴が匿名加工情報とせずに提供される世界で最新の法案だとし、中道が激しく批判しましたが、世論は盛り上がりに欠けました。
 「廃棄物処理法改正案」(221閣法59号)は令反対、自維中国参み共賛成多数で可決しました。「PCB処理法改正案」(221閣法60号)は共令反対、自維中国参み賛成で可決しました。
 「成年後見制度の適正化のための民法改正案」(221閣法43及び44号)は一括して採決され、参令反対、自維中国み共賛成多数で可決しました。

 「ドローン規制法改正案」(221閣法31号)は共令反対、自維中国参み賛成多数で可決しました。
 「社会福祉法改正案」(221閣法45号)は、共令反対、自維中国参み賛成多数で可決し、参議院に送られました。
 「下水道法改正案」(221閣法38号)は、参共令反対、自維中国み賛成多数で可決しました。山本ジョージさんは無所属ですから、「参政党と共産党の2党のみ反対」となります。 参政党は、この法案は下水道を自治体から全国広域化の方向性で民間資本との協働も増やすことから「グローバリゼーションだ」と委員会討論で批判していました。
 「歳費法改正案」(221衆法 号)はみ令反対、自維中国参共が賛成し、ボーナスをすえおくことになりました。参議院での審議も必要です。

【衆・法務委】
 「再審法」の221閣法61号と221衆法9号が、本会議散会後に、議長から即時に付託され、当委員会で趣旨説明されました。

【衆・総務委】
 「郵便法改正案」(221閣法34号)が審議入りしました。料金設定を流動化させる内容。

【衆・農林水産委】
 「食糧法改正案」(221閣法48号)。
【衆・環境委】
 参議院先議だった「南極条約改正の実施のための南極地域環境保護法改正案」(221閣法52号参先議)が審議入り。
【衆・選挙制度協議会】
 大山礼子・駒大名誉教授らから参考人質疑をしました。

●衆議院では、議院運営の理事会・委員会、決算行政監視の理事候補者会議、憲法審査会の幹事懇談会、財務金融の理事懇談会も開かれました。

【参議院第1種常任委員会】
内閣委員会は上述しました。
財政金融委員会は半期ごとの金融再生法報告の後、「外為法改正案」(221閣法27号)が出資説明されました。
厚生労働委員会は、「健康保険法改正案」(221閣法25号)の対政府質疑がありました。最後に、立憲・公明2党の修正案が、公明党の川村雄大さん(山口那津男さんの後継議員)から趣旨説明されました。内容は、上述の衆議院に残る高額療養費の法案の中身を反映させる内容。上述の通り衆では「中み共」でしたが、みらいはこの委員会には委員がおらず、共産も1委員ですから大差ありません。重要広範議案が同じ日に2本採決されることはまずなく、次回に政府案と立公案を審議し、早ければ、金曜日の本会議で成立する見通し。

経済産業委員会「産業競争力強化法改正案」(221閣法15号)の対政府質疑。
●環境委員会「太陽光発電リサイクル法案」(221閣法49号)の参考人質疑。

【定例閣議】
 石垣のりこさんの質問主意書に対する答弁書を決定したほか、日本政策金融公庫代表取締役総裁に、藤井さんを充てる人事を決めました。前任の田中さんは8年ぶりに交代します。田中さんの会員制オンライン講演会を聞いたことがありますが、融資先民間企業の事例が1つだけ挙がりました。それは、「フューチャービーツ」で社長は内閣府の規制改革会議の副議長、森山裕さんの親友かつ数千万円の配当源ですから、もう少し実務を知るように心がけてほしいです。建物は大手町1丁目9番5号で私が勤めていたときの株式会社日本経済新聞社があったところです。 

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