中道、リベラル象徴「亀井亜紀子」「岡山1区」離党、あさって決定の総括案に「選挙ドットコムの調査によれば、本選挙期間中の選挙関連動画全体の再生回数は約28億回(2024年総選挙時の10倍)に達し、第三者による切り抜き動画がこのうち17億回を占め、中道はネガティブに扱われるケースが多かった」

 中道改革連合はきょう(2026年5月12日)連休明け最初の常任幹事会を開き、「リベラル」として知られる亀井亜紀子・前衆議院議員の離党を承認しました。亀井さんは60歳。父の亀井久興さんと親しく内閣府の「世界青年の船」に参加したり秘書をつとめたりしました。久興さんは自民党田中派から「国民新党」幹事長に就任。亜紀子さんは2007年の参院選で小沢一郎・民主党代表(当時)からこわれ、国民新党公認で島根選挙区で初当選。政権交代後は、連立3党政調会長として、官邸に徒歩で入構。「こども手当法」では採決に造反し、可否同数となり西岡武夫議長が成立を宣言しました。その後、枝野幸男さんの「立憲民主党」に参加し、初代農林水産部会長などをつとめリベラルで知られます。また、「江田五月・菅直人夫妻」がリベラルの地盤を涵養してきた岡山1区などの新人3名の離党も承認しました。

 25年以上連続当選してきた前議員、枝野幸男さんや近藤昭一さんらが「X」で現執行部に不快感を表明していますが、その一つ「安定的な皇位継承に関する検討本部」が「本部長とりまとめ」を出しました。「まず、今上天皇から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないことを確認する」と「愛子天皇説」を」否定しつつも、「内親王・女王殿下の身分保持(優先的な方策)」として、両陛下唯一の子である敬宮愛子内親王殿下や、人気がある秋篠宮佳子内親王殿下らが、現行皇室典範と違い、結婚しても皇室の身分にとどまれるよう認めるべきだとしました。物議を醸した旧宮家の男系男子の養子縁組は「制度かすることも考えられる」としました。この話は、衆参正副議長の「いわゆる全体会議」で森英介議長から「中道の考えを次回までにまとめるように」という異例の議長宿題ですから本部長とりまとめとして決定されました。

 そして、総支部長へのヒアリングとして、オンライン会議の状況をとりまとめました。そして、「4月17日より順次、175名に対し、電話やZoomで聞き取りを実施している」としましたが、これが「立憲民主党選対のブロック担当」ということで、中道8職員ではなく、立憲という本人たちも意味が分からない状況になっています。

 そしてあさって決定する第51回衆院選総括として、常任幹事会の最終提案文書が決まりました。この中で、「ただし、選挙ドットコムの調査によれば、本選挙期間中の選挙関連動画全体の再生回数は約28億回(2024年総選挙時の10倍)に達し、第三者による切り抜き動画がこのうち17億回を占め、中道はネガティブに扱われるケースが多かった」としてこのことを「留意が必要である」と書き込みました。

 今後については、7月末までに既に4議員のチームで始まった新たな政策作り、ことし12月末までに党の構造改革をするとしました。また、選挙制度改革についても、具体案を検討・提示していくとしました。6つのKPIとして「中道改革連合が積極的に選ばれる重要政策3本を策定」「政党支持率を少なくとも10%台に安定化」「10代から50代の若年層・現役世代における支持率を第2党以上に」「政党に対する拒否層の半減」「SNSのポジネガ割合の反転(ネガティブ最小化、ポジティブ50%以上)」「現職議員及び総支部長による対話集会の定例開催率100%(月平均1回以上開催する割合、党執行部も応援弁士として積極参加)」を決めました。

 私が一つ気になるのは、「党のイメージを、政権批判が中心の従来型野党に陥らせることなく、政策論争重視の政権の選択肢と認知されるよう、いわゆる中道ブランドの確立を図る」としました。こういうことよりも、政権交代ある二大政党制を標榜することで、小選挙区で一定の得票で衆議院議員の地位と党の幹部ポストを継続する「二大政党ヤクザ」のようなベテランが堕落しない仕組みが必要だと、私は思います。

[写真]中道改革連合代表の小川淳也さん、5年前の2021年11月、いわゆる「党5階ホール」で、宮崎信行撮影。

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