女性初首相による史上最初かつ最後の解散総選挙となった第51回衆議院議員総選挙はきょう(令和8年2026年2月8日)、自民党と日本維新の会が3分の2を超える地滑り的圧勝となりました。高市早苗首相は来年9月の自民党総裁選に再選し、5年の長期政権になる見通し。来週水曜日(令和8年2026年2月18日)に第221回特別国会を召集し、その日のうちに第2次高市内閣が発足します。第2次田中角栄内閣の特別会280日間という記録もありますが、成熟社会でそこまで法案はないと思います。
私は11月18日の週刊ポスト(小学館)で1月解散を予想しました。また、1月17日のフラッシュ電子版(光文社)で、東京19区・松本洋平さんの公選法違反を書き、陣営も認めました。大臣の犯罪、ましてや文部科学大臣が率先してルールをやぶるとなると失われた30年が50年になると思いましたが、自民党に「消し込まれた」ようで、「X」での拡散が5アカウント程度にとどまってしまいました。
前回の衆院選・参院選では、「旧統一教会に支援されたと明言するNHK党浜田聡前参院議員の33万票」などがありましたが、国民民主党、参政党、日本保守党に流れた岩盤保守票がすべて自民に戻りました(参政党は前回衆院選よりは議席増)。もともと、56%しか保守(石破氏、玉木手取り現役サラリーマン含む)がいないとは思えず、保守の議席は8割に前後しそうです。このため、中道改革連合など中道リベラル各党が総崩れすることになりました。
野田佳彦さん、斉藤鉄夫さんはザイム真理教徒で、例えば「複数税率」という法律用語を「軽減税率」と呼ぶ人の割合が社会で多いのは「斉藤・ザイム語」です。5%が8%にあがって「軽減」なわけがありません。「国債は借金だ」「日本は破綻する」「消費税を減税するというのは無責任だ」との黒田日銀の量的金融緩和がもたらした「お金の大海原」に飛び石を投げても、14年経って誰からも相手にされなくなりました。
責任ある積極財政・危機管理投資17分野が大きく支持されたことで、ザイム真理教時代は終わりを告げることになります。但し、高市さんも「増税の手柄で出世」した経験者で、無派閥で総務大臣経験のある菅義偉(スガ)官房長官・高市大臣で「森林環境税」をつくりました。任期1年のスガ総裁が解散できなかったところ、任期2年の高市さんは3ヶ月で電光石火解散するという勇気を見せました。
イギリスでの女性初首相は、総選挙で影の首相が過半数をとる政権交代で生まれました。その後、2人目の女性首相と3人目の女性首相は、前回の庶民院選挙で強制引退または落選する憂き目に会いました。が、サッチャー首相の最初の解散から40年後のことです。女性首相の歴史というのはまだ始まったばかりですから、当面高支持率が続きます。
一方、自民党と維新の閣外与党が3分の2をとったことで、参議院で自民党と維新が過半数まで6議席程度足りない「ねじれ国会」はほとんど意味がなくなります。ちなみに、自・国2党連立だと衆参とも過半数になりますが、連合の芳野友子会長の反対が強すぎて実現しないでしょう。自民・維新の与党の協議会の運営は不透明なまま解散となりましたが、透明性の確保が課題となりそうです。
斉藤鉄夫さんは、公明党が中道改革連合に入ると明言しました。新進党では、先行入党で後から公明が入るとしていたと主張する小沢一郎党首に対して、池田大作立党者・神崎武法政務会長が「言っていない」として「公友会」を創設し、翌日に連合・同盟系が「民友会」をつくり、小沢一郎さんが切れて解党してしまいました。この経験を踏まえて、来年4月の統一地方選よりも前に判断することになります。

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