天皇陛下をお待たせしての3月31日の参議院。「積極財政」をめぐり、立憲・公明と参政党が共同で修正案を出す「同床異夢」が成立しました。
驚くべき事に、「公債特例法案」と「防衛特別所得税の反対(施行期日延期)」で立憲・公明と参政党が連携しました。
●参議院予算委員会 きょう令和8年2026年3月31日(火)
きのう暫定予算が成立しましたので、予算委は休戦。あすは参独自の委員会への「委嘱審査」。
【参議院財政金融委員会】
「令和8年から12年までの特例公債法案」(221閣法1号)「復興財源確保法改正案(復興債発行延長法案)」(221閣法2号)「所得税法改正案」(221閣法3号)「関税定率法改正案」(221閣法6号)の4法案を31日に採決するおそらく史上初の慌ただしい展開となりました。衆議院段階では、今月10日「中道と国民の対案」(221衆法2号)を出していましたが、付託されませんでした。衆院段階で野党色を強めた参政党が、きょうは立憲・公明・参政の3党の枠組みで動きました。委員会及び本会議の討論で、森ゆう子さんらは衆での提案同様に5年延長を1年にするよう主張。参政党のさや(塩入清香)さんは法案の第4条と新第5条を問題視し、何年か続けていくとプライマリーバランスをめざす方向性になるしかけがあるとしました。3党の結論は「1年延長に修正」。そして、「閣法3号」についても、防衛特別所得税の新設と復興所得税のなし崩し的延長に反対することで同じ方向となりましたが、ここは3党とも野党ですから「施行日を延期する」という野党にできるギリギリの修正となりました。もちろん修正案は数の力で粉砕されましたが、附帯決議でも気を吐きました。本会議については下術します。
【参・災害対策・復興特別委】
「地震防災対策特措法改正案」(221衆法5号)が趣旨説明されました。れいわ新選組の天畠大輔さんが「ナイストライ」を見せました。恒久法にして、補助率も上げる検討条項をつくるよう修正動議を提出しました。揮発油税暫定税率の見返りだった補助金を、廃止で失効しないよう、期限を延ばす法案。国会議員たちにも「減税は時限、増税は恒久」の意識があったのかもしれませんが、天畠さんは恒久法にすべきだとしました。が、否決されました。
【参・文教科学委員会】
「高校就学支援法改正案」(221閣法8号)と「義務教育標準法改正案」(221閣法9号)も間に合いました。ここも修正動議が出ました。共産党の吉良よし子団長は8号は「事務職員の定数の計算式を上げる」9号は「国籍に配慮する条項を削除する」としましたが、あっさり否決されました。
【参・本会議】
上述以外のものも含めてすべて緊急上程されました。
一番仕事が早かった吉川さおり総務委員長が報告し、「地方税法改正案」(221閣法4号)「地方交付税法改正案」(221閣法5号)が投票総数244、賛成233、反対11の賛成多数で可決し、成立しました。軽油引取税もあす値下げされます。「NHK予算承認案」は斎藤健一郎氏らが反対し、244、237、7で承認されました。3案同時本会議上程は比較的異例、委員会で地方税法と交付税法を別々に審議する時間を設けるなど異例づくしとなっていました。
「JRA法改正2法案」(221閣法11及び12号)が議題となりました。当ニュースサイトは当初から2法案が車の両輪の構造であり同じ法案とみなされると思い「2法案」と表現してきましたが、審議の結果もやはり同じだったようで、2法案同時採決となりました。244、240、4の賛成多数で可決し、成立しました。
「高校就学金支援法改正案」(221閣法8号)は244、223、21の賛成多数で可決し、成立しました。
「義務教育職員定数標準法改正案」(221閣法9号)は244、239、5で可決し、成立しました。
「運輸事業の振興助成法改正案」(221衆法4号)244、244、0の全会一致で可決し、成立しました。
財政金融委員長が「公債」「復興」「所得税」「関税」(221閣法1乃至3並びに6号)を報告。さやさんの討論は詳述は省きますが、わかりやすく、「ハッシュタグ差別に投票しない」と騒いでいた貧乏なインテリインフルエンサーに聞かせたい内容でした。採決は、公債が243、165、78、復興が243、239、4、所得税244、148、96。関税は所得税と一括で同じ票数で可決し、すべて政府原案通りに成立しました。
「在外公館位置・名称・給与法改正案」(221閣法10号)は244、244、0の全会一致で可決し、成立しました。
5年に1度延長の「地震防災対策特別措置法の第7次改正案」(221衆法5号)は242、240、2の賛成多数で可決し、成立しました。
【衆議院本会議】
不測の事態に備えて、設定されましたが、開会されませんでした。
【閣議】
ありました。

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