初の「ティックトッカー議員」奥田ふみよさん初登場に赤澤大臣「間違ってれいわ演説会場に来たようだが関税で物価は安くなる」と「石破しぐさ対野党答弁」立つ鳥跡を濁さず

 3年前、ユーチューバー議員としてNHK党のガーシー(東谷義和)氏が28万票で当選しましたが、ティックトッカー議員として女子高生からの支持があつい奥田ふみよさんが2・5万票でれいわ新選組の3位で当選し、質問しました。ティックトックで「因数分解は不要と語る麻生元総理」と「世代間格差に言及する馬場雄基議員」がバズったことで知られます。前日、立憲はSNS体制強化を決めましたが、最大のコンテンツだった馬場雄基さんが離党。きょう立憲福島が「離党した馬場さんではなく現職を福島市長選で応援する」と決定したとのニュースで、いまさら真相を知った人が多いようです。
 
 久々に国会審議がありました。

参議院予算委員会の閉会中審査 きょう令和7年2025年9月12日(金)】
 「集中審議 米国の関税措置等」が開かれました。

 まず、辞任する石破茂首相の最側近として、経済財政、防災庁準備、賃金向上を担当した赤澤亮正大臣が政府報告。「7月22日本時間23日ございます発表され日米合意について、日本政府して共同文書不要立場とり可及的速やかに我が国への関税に関する大統領令を発出するようあらゆる形で強く申し入れてまいりました。こうした働きかけの結果、トランプ大統領によって大統領令が署名されるにいたりました」と経緯を説明。内容として「相互関税については前回の大統領令が施行された8月7日にさかのぼって上乗せなし」「既存の関税率が15%以上の品目には課されず、それから15%未満の品目については既存の関税率を含め15%が課されることとなりました。2番目に自動車、自動車部品の追加関税についても25%から15%に引き下げられることとなりました。ここにおいても15%は既存の関税率に上乗せなしの扱いとなっております」などと語りました。

 答弁で、小泉進次郎農相は「ミニマムアクセス米の輸入については、WTOルールのもとで、国内実需者のニーズ、輸出国の生産状況や輸出余力など国内外の需給動向等を勘案して入札により実施をしています」とし「その結果として、アメリカ産米の輸入が75%拡大することは十分実現されると考えているところです」と語り、コメ輸入量が増えることを認めました。

 立憲の古賀之士さんは、今夜から予約が始まる「アイフォーン17」について、アップル社がトランプ大統領に忖度して価格を据え置いたとの見立てがあるとしました。そのうえで、日本製部品が1割ほど使われていると指摘し、価格転嫁ができずに中小企業の賃上げ原資が増えないのではないかとの懸念を示しました。立憲民主党議員がこのような正しい経済理論を示すのは異例。武藤経産相サプライチェーンへの影響を1万社に聞き取ったと答弁しました。

 ステレオタイプですが、京都市内の高校生は多少左翼思想にかぶれる人も時代によって多いような印象があります。京都市立日吉ヶ丘高校卒の共産・大門実紀史さんは、80兆円との数字が一人歩きした対米投資で「JBICの財政投融資がこげついたら責任はどうするか」と迫りました。高校の後輩にあたる本庄知史・立憲政調会長は左翼思想にかぶれたことは、一度もなかったそうです。

 れいわ新選組の奥田ふみよさんは大門さんと同じ「5分」ですが「短い」として、関税に触れませんでした。国会初当選の議員の質問デビューは2人目で、れいわが2人とも質問したかっこうとなりました。

 奥田さんは「は3までピアノ講師して働いものです政治いいたち任せおけ安心思っとったらいつの間にか日本とんでもないことなってました」と述べました。そのうえで「国民年金は月6万円ちょっとそこから介護保険料引かれて、手元に残るのは5万円程度それでどうやって生活しろって言うとや、俺は毎日死にたいと思いながら働いてるけど怖くて死にきれん。このまま事故で死ねたらいいとにと思いよる」と述べ、赤澤さんに「大臣は月5万円で暮らしたことがあるか」と問いました。

 石破さんの最側近だった赤澤さんにとって、しばらく間、大臣答弁としてはラストになるでしょう。赤澤さんは「参議院の予算委員会に出席してるつもりでしたが一瞬令和の皆さんの演説会場に紛れ込んだのかとも錯覚するような状態に陥りました」と皮肉り、「ちょっと申し上げておきたかったのは、これやっぱり国会で建設的な議論をやろうと思ったら、所管の大臣を呼んでお話をされるのがいいと思います。私には年金についてですね、いろいろと決めるというような福岡大臣が持っておられるような所管を持っているわけではありませんので、まず質問にあった所管大臣を呼んで質疑していただくことが良いのではないかと思います」と苦言を呈しました。が、その後に教養ある答弁をするのが、石破・赤澤流。赤澤さんは「その上で申し上げれば、これ米国の関税について言えばですね、私の仕事に無理やりこじつけてお話をするとすれば、関税措置がインフレを招くという指摘があり、そういう国の通貨が安くなるということが一般的には言われております。が、もしかしたら円高という方向に働いて、国内ですね、入ってくる輸入品の価格が下がって、今、物価高で苦しんでおられる皆様にとってプラスの面もあるかもしれませんということを、無理やり自分の所管に絡めて申し上げておきます」と語り、きょうの質疑を終えました。

 奥田さんは昨秋の衆院選で供託金没収されながら、今夏の参院選で運良く当選しました。活動期間中に、演説したり、踊ったりする動画をユーチューブではなく、ティックトックに投稿したところ、女子高校生からピアス禁止の校則や、部活動での指導に関する相談が来ました。地元の路上だけでなく、他の地域からダイレクトメッセージや電話が来るようになりました。そこで、奥田さんが「高体連」に電話をかけて「教育委員会の組織ではない」などとやりとりする動画を連続して投稿することになりました。奥田さんのアカウントはおおむね「参政党本部の3分の1程度」を個人で集めている目安になります。

 先月1日の初登院のいでたちは、上下白のパンツスーツですが、ジャケットの丈が短いのでウエストラインが上に見えます。それでいて、ジャケットの袖や襟はしっかりつくられていますので、国会議員らしいといえそうです。私は30年やっていて、これだけ選択眼のある議員は見たことないなと感じました。そして、銀のエナメルの靴。銀のエナメルでも、価格が高いということはないでしょう。高校生・中学生の味方の奥田議員は、損得勘定で動く人ではないと思います。山本太郎代表は「最も大化けする可能性がある」としています。5年後には、政策実現のため「自民・無所属クラブ」入ってそうな雰囲気がなくもありませんが、損得抜きの質問デビューがありました。ここに書いたことは、ほとんどの人が知らなかったストーリーだと思います。ここで示した候補者と有権者の成功ストーリーの共有が政権にたどり着くとは思えません。が、最もテックトックでバズっている最年少議員が離党して「決断に拍手」などとしている老人たちがいくらSNS部門を強化しても、若者にささることはないでしょう。

 以上です。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

ページ上部へ戻る