
第218回臨時国会はきょう(令和7年2025年8月5日)閉会しました。「ガソリン税旧暫定税率廃止法案」(218衆法1号)が再提出され、衆議院で継続しました。年内に臨時国会が必ずあるとは限りません。が、人事院勧告で5%前後の上げが予想され、実施しないと士気にかかわるので、あるでしょう。予算委の閉会中審査が必要だとの方向性で与野党が一致。維新は、傍流少数派の馬場グループに引きずられ、主流多数派の前原代表・岩谷幹事長・阿部総務会長・漆間国対委員長らが役職辞任に追い込まれました。7日から8日にかけて、党内の人事が動きます。馬場さんら動きはそれを見極めてからとなりそうです。
【参議院予算委員会 きょう令和7年2025年8月5日(火)】
前任者の更迭に伴い、中西祐介理事が新委員長に就任しました。集中審議「米国の関税措置等内外の諸課題」3時間コース。立憲の村田享子さんは「戦後80年談話を出すか」と問いましたが首相は明言しませんでした。国民の浜口誠政調会長に対して農相は「コメの輸入の総量は増えない」と答弁しました。浜口さんは「ガソリン税旧暫定税率廃止法案を11月1日施行で提出したが、選挙の結果で民意として明確に示された」と強調しました。

[写真]参政党の集団初登院を見守る神谷宗幣代表(右から2人目)、2025年8月1日、宮崎信行撮影。
参政党の神谷さんは「我が党初めての予算委員会になります。よろしくお願いします」と切り出しました。神谷さんは「日本人ファースト」という最も叩かれたワードに向き合い「この夏の参議院選挙で日本人ファーストというキャッチコピーを掲げて選挙を戦い、たくさんの国民の方から支援をいただきました」と語りました。そのうえで「この日本人ファーストという言葉に込めた意味はですね、国境を越えた経済競争による行き過ぎた新自由主義多国籍企業に富が偏在し、それぞれの国の中間層が没落してしまう」「警鐘鳴らすということで我々は反グローバリズムを意味するキャッチコピーだということで国民の皆さんに訴えてまいりました」と述べました。
参政党は中盤情勢から最終結果までさらに1議席上積みしました。学術会議法に続いてインテリたちの敗北に終わりました。選挙演説で、神谷さんは不法在留や生活保護の話をしていたと私は記憶していますが、反・新自由主義経済で反・グローバリズムだと解釈を変更しました。 日本語の欠陥は、主語が省けて、単複同形、性別の明示がいらないなどですが、その欠陥をつき、「人」から「国」へ主語を巧みに取り換えました。東京選挙区の「さや」(塩入清香)さんがスプートニクのインタビューを受けたことで、ロシアが参政党を支援して選挙介入しているという山本一郎氏らの言説に、前原誠司さんがあっさり乗る「天ぷら」(同じギャグを繰り返す)ネタもありました。
予算委に戻ります。8万人党員で選挙区で勝てる参政党に対して、れいわ新選組は東京6人区の山本代表を除けば今後も比例代表主体の政党となりそうです。れいわ特定枠の伊勢崎賢治さんが質問しました。伊勢崎さんは、石破首相に最初に会ったときに、国際比較から見た日米地位協定の話をした、と切り出しました。首相は「同じ1957年生まれですが、私はどっちが若く見えるか知りませんが、今でも伊勢崎さんのことを先生だと思っております。おそらく書かれた本一番読んでるのは私だと思ってます」「問題意識は同じように持ってます」と答弁しました。
テレビ入り審議、本会議登壇に1年生議員が登板する機会を、与野党どの政党の幹部も、子分を作るうえで安上がりな方法だと考えています。再選した看護連盟の議員は初当選した直後に清和会の会合に呼ばれて名簿を渡されたら「準会員」と書いてあり、拒めないし、それほど興味もなかったと今年の政倫審で弁明しました。各党ともしばらく一本釣り警戒が続きます。小沢グループだったら、東大教授の講演会などを連続して開いて1期生の体を拘束するところですが、年齢に関係なく軽挙妄動は慎んだほうが身のためでしょう。
【衆議院本会議 同日】
会期末処理の手続きがとられ、「ガソリン税」などは全会一致で継続しました。このほか「選択的夫婦別姓の3党案」「同性婚法案」「性同一性障害特例法改正案」など法務委案件と、「郵政民営化見直し法案」、「ライドシェア特区法案」、「外国人土地取得規制法案」の継続に関しては賛否が割れて採決され、賛成多数で第219回国会に継続することが決まりました。額賀議長は挨拶で「暑さ厳しい折」一層の奮闘を求めて閉幕しました。
【参議院本会議】
関口議長のもと、国政調査承認要求の継続だけを全会一致で決めて、挨拶なく、数分で散会しました。
【米の安定供給等実現関係閣僚会議】
「隠れ農政通」の石破さんのもと、減反に代わる飼料用米転作奨励を含んだ生産数量目標を基本としたコメ農政からの転換がはかられることになりそうです。林官房長官らも農相経験者。集約しながら規模を拡大していくカリスマ米農家は、コンバインを所有しているのが常識と思い込み、手で植えている兼業農家はたくさんいると指摘しても、それは2025年の話かと本気で問い返すような人がいます。大臣とカリスマ農家がテレビでコメ政策討論がなされないのはそういったところです。農林水産省の情報量が突出しています。放出した備蓄米は3万トン返ってきたようです。千葉県南部産早場米が東京のスーパーの店頭に並ぶまで残り3週間。裏金で連敗する自民党では、米の消費者の信頼は取り戻せないと思います。
【立憲民主党】
堤かなめさんの大野城市長選出馬に伴う、院の辞職や、離党などが決まりました。また、あす6日(水)厚生労働部門会議を開き、生活扶助基準訴訟の上告などについて話を聞くことが決まりました。それ以外は、当面お盆休みとなります。
【国民民主党】
来週火曜日(8月12日)の玉木代表の定例記者会見は開かないと発表しました。
以上です。
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