あす9時に田中愛治・早稲田大学総長が参考人で出席、私学界リード姿勢につながりそう、日大不祥事を立法事実とする法案で構造改革派から主導権を取り戻す

 学校法人日本大学の理事長によるお金の不祥事による刑事事件を立法事実とした「私大ガバナンス法案」(211閣法21号)を審議する衆議院文部科学委員会のあすの参考人質疑で、田中愛治早稲田大学総長(学校法人早稲田大学理事長)が呼ばれることが分かりました。田中参考人は、法案に賛同する立場から意見を陳述し、与野党委員の質問に答えるとみられます。

 参考人は4人で、田中さん、増田宏一さん、福原紀彦さん、藤本明弘さんの4名。このうち、福原さんは「日本私立学校振興・共済事業団理事長」の肩書ですが、元中央大学総長の会計学者。

 日大不祥事によるガバナンス強化は、「規制改革派」とみなされる野村修也・中央大学大学院教授が、不動産の売買なども「社外取締役」が過半数をしめる理事会が決められるとの趣旨のとりまとめをしました。これに気づいた田中さんが、きょねん1月の通常国会召集直前に、文部科学省に「前中央大学総長の会計学者の福原さん」を委員長とした委員会をつくる力業をなしとげ、いったん暗礁に乗り上げました。またきょねん秋の臨時国会は、自民党国会対策委員会が、文科省宗務課に対する旧・統一教会の野党質問をおそれて法案を提出せず(その後、補正予算関連で1法案を追加提出・成立)。

 そして、1年経って、今国会に提出されました。

 今回の一連の騒動から、私学をめぐる交渉は、学校法人早稲田大学が、日大、慶應義塾、中大などをリードする構図が少子化で縮小する私学市場で定着するかもしれません。

 田中さんは既に法人の定年70歳を過ぎていますが、任期4年で当選した現職総長ですので、当然延長されています。田中さんは昭和のフィクサーとして知られる田中清玄さんの年の離れた実子。

「私立学校法を改正して学校法人のガバナンスを強化する法案」が第198回通常国会に提出へ、自民党は支持団体との調整必要か – ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

一転して、私大ガバナンス法案「評議員会優越の意見もあったが理事会と同等」まとまる、野村修也中大教授覆る、田中愛治・早大総長が中央大学前総長を座長の力業 – ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記
 以上です。

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