「中間層の衰退が民主主義を危機に」岸田文雄内閣の施政方針演説、山際大志郎・経財相も同調

[写真]自民党総裁に当選した岸田文雄首相、宏池会・警護課・高輪署の取材妨害で不鮮明に撮影、宮崎信行撮影、きょねん2021年9月29日。
 特別委員会の設置に続き、午後からは、政府4演説がありました。召集日初日に、補正ではなく当初予算案が提出され施政方針演説などがあるのは珍しいパターンです。
衆議院本会議 第2ラウンド】
参議院本会議 第2ラウンド】

 岸田文雄首相の「施政方針演説」、林芳正外相の「外交演説」、鈴木俊一財務相の「財政演説」、山際大志郎内閣府担当相の「経済演説」がありました。

 首相はオミクロン感染拡大で、日米合同委員会を開くと言明。「新しい資本主義」と「デジタル田園都市構想」について、人への投資をするとしつつ、「分厚い中間層の衰退がもたらした、健全な民主主義の危機」との現状認識を2012年末の政権再交代後の自民党総裁で初めて示しました。経済演説にも「新しい資本主義は健全な民主主義の中核である中間層を守り」との文言が入りました。

 これについて、私は2014年12月に海江田万里民主党代表が落選した第46回衆院選を振り返った記事や、雑誌「金曜日」などに、世界的に量的金融緩和の「自国通貨切り下げ競争」によるグローバルマネーが民主主義を草の根ごとなぎ倒してしまうという近未来像を、当時の水野和夫さんの論考を踏まえて書きました。一部反発がありました。しかし、今日の日本の情勢は私が書いた通りになっていると考えます。

【あす(1/18)あさって(1/19)の予定】

 あすは質問通告日で、あさっては泉健太さん、小川淳也さん、茂木敏充さん、しあさってが馬場信幸さん、石井啓一さん、志位和夫さん、玉木雄一郎さんになります。山本太郎さんは登壇しません。小川さんが「青空対話集会」を有楽町で予定していましたが、オミクロンで開催中止を発表しました。これは「ストーリー」としてはイタいように感じます。泉代表はBS朝日番組で「32ある1人区は10議席前後取りたい」との勝敗ラインを設定したと報じられていますが、妥当だとしかいいようがありません。国会、政局は当面「方向感が乏しい」展開が続きます。とはいえ、150日間、国民の目、耳、足だとの誇りで、小さな波風も油断せずにチェックしつつも、大様にかまえてみていこうと思います。

 首都圏1都3県の知事が「まん延防止措置」の要望でさきほど一致。東海3県も加わるのではないかとされています。衆参の議院運営委員会が、いずれにせよ、開かれます。

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