
総務相の原口一博さんが、26日、防衛政務官の長島昭久さんのセミナーで講演し、「政権交代すると言いながら、新進党をぶっつぶした。許し難し、とずっと思っていた」などと、小沢一郎氏を批判したそうです。
朝日新聞、時事通信、共同通信などの報道によると、原口さんは、
「時々、自分のチームが信じられなくなることがある。1年半に1回くらいある」
「心理学的に言うとトラウマか何かを持っている」
「改革は自分のチームを信じられる人間にしか(できない)」
「もしそれ(人間不信)が出なければ、こんなにすごい人物はいない」
「政権交代すると言いながら、新進党をぶっつぶした。許し難し、とずっと思っていた。だから、今、親小沢と言われるのは何でかなと思っている」
「大なたがときどき間違って僕らの仲間にも来るから、ちゃんとブロックしておこうかなと思う」
などと発言したそうです。
この原口発言は9月の代表選と絡めて解釈しようとする人が多いと思いますが、私は公明党の協力に向けて秋波を送っているといううがった見方もある、とあくまでも私は推測します。
9月の臨時国会のエントリーでより詳しくご紹介したいと思いますが、書き出して、計算したら、公明党に関して興味深いデータが出ました。だいたい合っていると思いますが、改めて調べてみたいと思いますが、私の計算では次のようになりました。
そのうち新進党を経験している議員は、25人ですから、62%に上ります。
このうち「新進党」と、その友好政党であるローカルパーティ「公明」の結党メンバーは18人ということになると思います。公明党現職議員の45%を占めます。衆院公明党では、61%が結党メンバー。山口那津男代表のほか、幹事長の井上義久さん、おなじみの坂口力元厚労相、政調会長である斉藤鉄夫・元環境相、幹事長代理の高木陽介さんのほか、参院のベテランの白浜一良、草川昭三両参院議員らです。
さらに興味深いのは、「新進党公認の新人」として初当選した新進党1期生(95年参院選、96年衆院選)が7人に上り、党全体の17%を占めます。国対委員長の漆原良夫さん、参院では、魚住裕一郎、松あきら両参院議員らです。
そして、新進党解党後のこの12年間に初当選した議員は15人。これは昨日(7月26日)から参院議員になった人も含めてですけど、全体の37%にとどまります。少ないですよね?
衆院公明党では、42%が「新進党結党メンバー」、33%が「新進党一期生」で、76%が新進党から、新党平和を経て、現在の公明党議員になっています。つまり、それから12年間に5人しか初当選していません。
これは、公明党が新進党合流により、すそ野を増やして、議員を増やしたが、2000年代の自公連立で、長期低落傾向に陥っているといえるでしょう。
私は創価学会員ではありません。が、新進党学生部の活動をしていたなかで、公明党の現職国会議員や地方議員には、様々な思い出があります。公明党議員の顔というのは目に見えにくい所がありますから、そういったことも、いずれ、ご紹介したいと思います。公明党も創価学会を基軸に新しい支持層を開拓していくことで、長期低落傾向を払拭したらいいのに、と思います。
私は、新進党の旗の下に、政権交代ある二大政党デモクラシーをめざした、「新進党の立党の精神」に帰って、民主党と公明党が連立政権に踏み出すべきだと考えています。
民主党と公明党が連立すると、衆院(過半数240)で「328」、参院(過半数121)で「125」となります。
「チーム3000」のポスターにあるように、公明党には地方議員が3000人います。立党の精神に帰った「平和と福祉の公明党」の訴えは、チーム3000人によって、説得力を増し、また、足腰の強い選挙活動につながったのでしょう。公明党は、東京、大阪、埼玉の3選挙区で、上位で候補者を当選させました。とくに埼玉選挙区では、これまで相対的に支持が薄かった県北の農村部を回るという、3年前の民主党を彷彿とさせる川上戦術に成功したようです。
一方、民主党幹事長の枝野幸男さんは26日の記者会見で、「統一地方選の公認候補300人を8月中に決めたい」としながらも、記者からの「公認候補の人数の最終目標は?」との質問に言葉を濁しました。

このwikipediaにある写真のように、原口一博さんは昨年5月の民主党代表選における有楽町マリオン前の街頭演説会で、私が支持しなかった候補者の応援演説に立ちながら、その夜の日テレ「太田総理」の中で、支持候補をたずねられたのに、全国放送では答えないというふるまいをしました。政権交代後の総務大臣就任後も、「出先機関の統廃合」「ひも付き補助金の廃止と地方一括交付金の創設」「基礎自治体の再編と強化」といったマニフェストの実行が遅いどころか、それとは矛盾した方向性の発言を繰り返し、マスコミをひきつける。「痩せたソクラテス」のような岡田さんとは対極的な、彼のふるまいは初心を忘れており、初めて与党を味わった議員の醜い姿を見てしまった感じがして、失望していました。
しかし、ことし6月の代表選では、私が支持した候補者に投票したと思われ、また多くの国民に新進党の原点を惹起する発言をしました。新進党の原点を共有してくれていることが確認できたので、きょうからは、もう一度、原口さんの挑戦を見つめていきたいと感じました。
私はなんとなくですが、世論は「霞が関をぶっ潰す」ことよりも、「安定政権による景気回復」に移りつつある、と感じています。
◇
「時々、身内が信じられなくなる」原口大臣の小沢氏評
朝日新聞電子版http://www.asahi.com/politics/update/0726/TKY201007260378.html
「大きなパラダイムを変えることができる、すごい人物」――。原口一博総務相は26日、都内で講演し、民主党の小沢一郎前幹事長についてこう語った。一方で原口氏は「時々、自分のチームが信じられなくなることがある。1年半に1回くらいある」とも評した。
原口氏は1996年、小沢氏が党首だった旧新進党から衆院議員に初当選し、同党の解党で民主党に合流した。初当選当時の状況を「生みの親が小沢さんなんです」と振り返ったが、解党については「政権交代すると言いながら、新進党をぶっつぶした。許し難し、とずっと思っていた」と批判した。
小沢氏が民主党代表に就いてから再び関係は近くなったとされており、9月の党代表選では小沢系候補としての原口氏擁立論もある。
tag 新進党を解党した小沢一郎を歴史法廷の断頭台に送ろう。
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