玉木雄一郎代表は中道惜敗者の受け入れに柔軟「年内に数十人の衆議院総支部長を決めて活動費も支給する」国民民主党第6回定期大会は総選挙で現状維持だったはずなのに絶頂を迎えたかのような盛り上がり

 国民民主党は、衆院選で1増(但し前職2人惜敗)しましたが、第6回定期党大会は、大躍進したかのような盛り上がりを見せて、ライバル・中道改革連合や立憲民主党との現状の違いを際立たせました。玉木雄一郎代表は大会後の会見で記者から「中道の惜敗者を入党させるのか」と問われ「まずは国民民主党の惜敗者に出るか、出ないかヒアリングをする。逆に野党が空白になったところも多いので、衆院でも数十人の総支部長を、活動費も出して、早め早めに決めていく。(衆は)28議員いるが、小選挙区は8名だけで、選挙区を勝ち切る議員をつくることが大事だ。比例復活は2回までとしたい」と述べました。

 党の予算は、ことしの政党交付金を27億円(前年比5億円増)、立法事務費を5億円と見込み、党費が1億円、寄付が1億円、前年度からの繰越金10億円(総選挙で使用済みとみられる)、借入金8億円の53億円としました。人件費を前年比1・6倍とし、党本部家賃を3・2倍計上し、公然の秘密だった党本部はシェアオフィスで、衆議院第一議員会館内(1議員あたりの面積と同じ)に真の党本部がある体制からは脱皮するようです。それでも選挙対策費12億円、選挙対策等積立金12億円を各々計上し、ことしの茨城県議選なども重点的に使いつつ、衆院選総支部長を数十名置く体制を年内にかまえることを明確化しました。玉木さんは9月の代表選(任期3年)に関しては複数立候補が望ましいとしつつ自分のことは煙に巻きました。

 借入金8億円に対して、返済金8億1300万円を見込みました。玉木さんと榛葉さんは配信で衆院選前の8億円の借入に言及していましたが、前年からの繰越金10億円が事実上の担保になっています。玉木さんは会見で私の質問に答えて、無担保で玉木さんの個人保証、金利は意外と高くて、まだ全額返済はしておらず「手元流動性を高めるためだ」としています。

 自民党は建物が「財団法人自由民主会館」の持ち物でそれを担保に、幹事長と経理局長の保証で30億円程度借り入れてきましたが、最近は無担保無保証のようです。このため、例えば野党当時の「石原伸晃幹事長・山本有二経理局長」らも保証しており、政権復帰後、石原さんや山本さんがパッとせず70歳を前に地元の議席を維持できなくなる運命でありながら、環境大臣・農林水産大臣などの日のあたるポストにつけるのは、このふるまいだとされています。岸田さんのお父さんは2回連続で解散時の経理局長をつとめていました。

 もともと玉木さんは2017年に「希望の党」代表として、同期の岸本周平さん(故人)のあっせんで、5億円を借り入れましたが、官僚のプライドで「恥」と思っていたようです。同時期には、立憲民主党の枝野幸男さんも5億円を借り入れています。希望の党と違い、中道改革連合は政党交付金の繰越金がゼロですから、とても厳しい運営となります。

 私は個人的に「積極財政派」ですから、「資金難の緊縮財政派」の中道改革連合の肩を持つ必要はないと考えます。1人暮らし150日で1日だけ発熱してすぐに鎮静化しましたが、日教組組織内議員が代表をつとめる立憲民主党(現在10億円程度か)の定期大会の取材申し込み通りに行くのが嫌だったのが真相で、ネット取材に切り替えました。

 記者会見では、今週の参議院での令和8年度当初予算案の通過(成立)を前に、中東情勢を理由に2兆円程度の予備費積み増しを、他の野党にはかる考えを示しました。また、4週間後に迫った「ゴールデン・ウィーク」で国民に移動を促すのか、石油に配慮して自粛を求めるのか高市早苗首相の判断力が試されるとし、党首会談を呼び掛けることを明言しました。首相が「2年がかりの大改革」と施政方針演説で語った補正予算案の編成を避ける思惑を、翻意させていくことも、今国会(7月17日まで)の焦点となりそうです。 

 会場は、港区・虎ノ門の日本消防会館の「ニッショーホール」で、おととし11月には「自治体消防周年行事」で天皇陛下も訪れています。

youtube.com

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ページ上部へ戻る