定数削減まずは「衆議院の委員会各々4減」れいわ・共産・参政が反対「ガソリン税廃止法案」が参・委員会を第1号で通過

 衆議院のセンセイ方の関心は比例定数1割削減の自維協議のようですが、委員会の定数の削減が先に決まりました。「補正予算案」はあす、与党政策責任者会議を経て臨時閣議決定で、10日間ほど印刷に時間がかかります。

衆議院本会議 きょう令和7年2025年11月27日(木)】
 国会同意人事がすべて決まりました。このうち、NHK経営委員1名にJT取締役会長の岩井睦雄さん65歳が、任期3年、非常勤で内閣総理大臣から任命される案が、れいわ新選組(令)と日本保守党(保)島田洋一議員の10名が反対しました。証券取引等監視委員長は続投の案が決定しました。近く参でも同意されるはこび。

 「気象業務法及び水防法改正案」(219閣法4号)は全会一致で可決し、参議院に送付されました。「外国人」もあり、国境を越えたアプリの日本天気予報の事業者の規制の項目が書き込まれました。

 2026年9月19日スタートの「愛知・名古屋アジア競技・パラ大会特別措置法案」(219衆法5号)は、令共反対、それ以外の自維立国公らの賛成多数で可決し、参議院に送られました。委員長は附帯決議も見てほしいと報告しました。

 「医療法改正案」(217閣法21号)は、「自公維・立国5党」の修正案を可決し、参に送りました。採決で令共が反対しました。知事が病床削減を財政支援する内容。

 「衆議院規則の改正案第2弾」が浜田靖一議院運営委員長から提案されました。内容は、衆議院の委員会は若手の掛け持ちが多いことから「予算委を除く40名以上の委員会」すなわち、厚生労働、国土交通(以上45)、内閣、総務、財務金融、文部科学、農林水産、経済産業、決算行政(以上40)の委員の定数を次の第220回通常国会から4名削減。そして「5」の倍数が慣例だったことから、第51回衆院選後の国会から5削減する内容です。この採決では、れいわ新選組(9議席)、共産党(8)、参政党(3)が反対しましたが、可決・成立しました。
 若手の掛け持ちは多く、例えば水曜日の定例日に内閣と財金を掛け持ちする人事はざらです。採決はどうするかと言うと、他の委員会に出ていていないときは、委員長の後ろにいる委員部の職員が内線で口を塞ぎながら小声で、議員会館の秘書に電話して「採決が近いのにセンセイいらっしゃらないんですが」と連絡し、秘書が議員のスマホに連絡するというかっこうになっています。浜田さんが提案する一連の改革は、前・自民国対委員長坂本哲志さんを飛び越して、野党国対委員長らと協議会をつくり出来次第実現するかたちできました。そのため、臨時国会冒頭の本会議で連続して議題になる流れとなっています。坂本前国対委員長森山裕幹事長(当時)と報告連絡相談するので間違いはないが判断が半テンポ遅れるとの評も立憲から出ていました。

参議院第1種常任委員会 同日】
 ●財政金融委員会で、「ガソリン税暫定税率廃止法案」(218衆法1号衆議院修正)が議題となり、採決。全会一致で衆議院修正通りに議決すべきだと決まりました。あす10時からの本会議で可決し、第219回国会制定法律第1号として公布されるはこびで、歴史的にはきれいな形となりました。選挙前は質問時間がなかった参政党は松田学さんが「参政党も責任ある積極財政だ」「私も財務省出身だがその立場をとる」と語りました。

 ●環境委員会では、猪口邦子委員長が「10月21日に本会議で選ばれました」と述べ、石原宏高大臣の所信的あいさつを聞きました。

 ●法務委員会では、刑事の可視化などの答弁が不安定な平口洋法相が「保護司法改正案」(219閣法3号)を趣旨説明しました。
 ●内閣委員会で、「ストーカー規制法改正案」(219閣法1号)と「DV防止法改正案」(219閣法2号)があかま二郎国家公安委員長と、黄川田仁志男女共同参画相から趣旨説明されました。
 ●厚生労働委員会では、当ニュースサイトの主催者で記者の私・宮崎信行が、7月3日朝の参院選第一声を取材した宮崎選挙区の山内佳菜子さんの初質問となりました。山内さんは「立憲民主・社民・無所属の山内佳菜子です。私は新聞記者19年、県議を3年してまいりました」「私も宮崎の医療現場で今も歯を食いしばってがんばっている皆様の思いを背負って、初質問に臨みたいと思います」と語りました。山内さんは、地域医療に関する現状認識と病床削減の進捗状況を問いました。政府は、法案から落ちましたが「自公維3党合意の11万床を念頭に予算を編成する」と答弁しました。山内さんは政府内で「今秋」が過ぎたのに詰めの協議になっている「高額療養費の外来特例」も聞きました。実は、「県庁の知事の許可」は意外と少ないのですが病院の開設は国立大学病院も含めて知事の許可になります。きょうは一般質疑ですが、この後に、上述の県知事の病院・病床の許可に関する法案が来るので、期せずして山内さんは即戦力の巡り合わせとなりました。

【衆・総務委】
 「NHK決算承認案」の「令和2年度」「令和3年度」「令和4年度」「令和5年度」が一斉に議題となり、採決されました。記者会見で癌治療を明言している稲葉延雄NHK会長は毛量が薄くなった以外はまったく意気軒昂に私には見えました。4年連続減収という、民間企業経営者では気を失いそうな状況のNHKで、議員からも心配する声がでました。災害映像の民放との共有、過去の映像の活用などのアイディアが出て、これまでの総務委のNHK審議とはまったく違ってきた印象です。
 立憲の奥野総一郎さんらは林芳正大臣の前回選挙の「架空の労務費」を問いましたが、林大臣は「調査の時間がかかる」と答弁を事実上拒みました。
 採決は、共産党が反対し、それ以外の自維立国公などが「異議がないもの」と決定しました。来週の本会議に上程されるはこび。

【衆・情報監視審査会】
 小野田紀美大臣からの説明があり、来週12月2日(火)に質疑をすることになりました。1年前から配属されている岡田克也さんの姿も、散会直後にインターネット審議中継に映りました。1年前は、本庄知史さんと同僚でしたが、今回は、次の内閣や委員会で安全保障を中心に取り組んでいる篠原豪さんと話し合う姿が映りました。

【衆・災害対策特別委】
 あかま二郎大臣があいさつしました。ここ2年ほど災害があるとの趣旨のことをいい、特有の地域、災害の名称にはふれませんでした。遠藤敬さんの「行き過ぎた国会改革」だった「災害・復興」の再分離・正常化がなされましたが、牧野たかお復興大臣も出席する運用のようで、この委員会でも所信を述べました。ところで、内閣府特命担当大臣(防災担当)に、過去に女性がいたかどうかですが、2014年9月から2015年10月まで、山谷えり子国家公安委員長の1名だけいました。

【衆・地域こどもデジタル特別委】
 当選2回、63歳の松本尚デジタル大臣が所信を述べました。高市内閣で「地方創生」は「地域未来戦略」になり、黄川田仁志こども家庭庁・地域未来戦略担当大臣も所信を述べました。

●立憲はあす午後4時から政調・衆参国対合同で「強い経済を実現する総合経済対策」と「補正予算案」を政府からヒアリングすることになりました。1年近く官邸に勤務(副総理政務担当秘書官で合同庁舎4号館と官邸の両方に大臣室があった)した本庄知史政調会長が進めている党改革で、あすの臨時閣議は午後4時より前に開かれると考えられます。

[写真]野田代表第一声に集まった人に挨拶する山内佳菜子参議院議員(左)2025年7月3日、宮崎県国富町で、宮崎信行撮影。

[写真]ガソリン税暫定税率廃止の3党幹事長合意や法案にかかわった浜口誠・国民民主党政調会長(全国比例、自動車総連・全トヨタ労連組織内)、7年前の2018年8月、宮崎信行撮影。

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