【速報】健康保険法改正案は与野党対決、自公のみの賛成で可決、総理入り質疑で国民「出産の保険適用で混乱」強く批判

[写真]共産党の反対討論に立った宮本徹・衆議院厚生労働委員(右)きょねん10月、国会内で宮崎信行撮影。

 「健康保険法改正案」(211閣法16号)が自民党公明党が賛成し、立憲・維新・国民・共産の野党すべてが反対して、さきほど衆議院厚生労働委員会で可決しました。

 国会対策委員長の紳士協定「重要広範議案」のため、岸田文雄首相も同委員会に出向き、1時間強「対総理質疑」にのぞみました。対総理質疑は衆参あわせて8時間となりますが、今国会は例年と違い、野党が予算関連法案での重広指定を避けました。そのため、4月中旬という遅い時期での第1号の対総理質疑となりました。

[追記・訂正 17時半]「新型インフル特措法及び内閣法改正案」(211閣法6号)は衆議院を3月30日(木)に自公維国の賛成で通過しており、これが重要要広範議案の衆議院通過第1号でした。対総理質疑は衆議院で2回行われ、参議院では現時点でゼロです。誤りに自分で気づきましたので、訂正します。[追記・訂正終わり]

 国民民主党田中健さん菅義偉前首相も含めた政府の「出産費用保険適用と大きく報道されたことで、すぐにでも保険適用になると思っている国民が多く、現場で混乱もあるようだ。3年後をめどでは遅すぎるのではないか」と問いました。

 首相は「出産費用の保険適用について検討を行っていく必要があることから、令和8年度をめどに検討を進めることとしております」と語りました。

 国民民主党玉木雄一郎代表がきょねん「検討使」と揶揄。これを受けて、SNSでの岸田さんの物まねなど世論で「検討を進める」は常套句としてかなり浸透しています。

 首相は「この国会においても各党から様々な意見がありました。そうした議論を踏まえて、この度出産費用の見える化を進めて検証を行った上で、次の段階として、この出産費用の保険適用を含め検討を行う。こうしたことをこども子育て政策のたたき台の中に盛り込んだこうした経緯をたどりました」としました。この出産の保険適用については、先ほども議論の中にありましたがメリット、デメリット、様々な指摘があります」と煮え切らない姿勢を示しました。

 一方、与党・自民党小泉進次郎さんが先週の本会議に続き質問に立ちました。5分間の持ち時間ながら「先週統一地方選の応援の際に大磯駅で見つけた」として、子ども用車いすに配慮するよう求めた看板をパネルにして「私も3歳児の父として時々ベビーカーを使うから分かる」と聞きました。与党議員、閣僚経験者、持ち時間5分のいずれの要素からも、国会中継がない質疑で、パネルを使うのは異例で、小泉さんの存在感を示そうとの考えが浮き彫りになりました。あるいは焦りなのかもしれません。

 以上です。

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