全野党の審議拒否は2日目で、45削減と副首都で自維与党は「野党時間空回し」で抵抗。総意案→骨子案→要綱と手はずを進めた「皇室典範改正法案」は閣議決定を先送りするという「皇室の安定」という日本人の拠所を損ねかねない失態。夕方の臨時閣議で決定しました。それ以上に、残り3週間なのに「16議案」を参議院が人質にとりました。防災庁設置2法案などは1議案としてカウントし、令和6年度決算承認案は両院の必要はありませんが次の回は総理出席の回ですのでカウントに入れました。改憲手続法も含めました。参議院では委員会が設定されませんでした。
【参議院国対】
参議院委員会は一つも開催されず、この時期の参では異例。予算委員会筆頭理事で、立憲民主党の選対委員長兼組織委員長の森本真治さんが先導して「秘書の陳述書ではなく総理が話せ」と集中審議を要求しました。
【衆議院国対】
森議長・石井副議長に4項目の斡旋要求。(1)皇室典範改正法案の静謐な環境での議論(2)45削減と副首都の撤回(3)予算委集中審議(4)党首討論ーーの4本柱。但し、皇室典範の閣議決定が先送りされた発端は森議長の「立法府の総意」の「案」が生煮えだから。「福田総理・河野議長・山東副議長」といった時代に衆参正副斡旋で野党も従いました。森議長では、難しいでしょう。
【衆議院地域・こども・デジタル特別委 きょう令和8年2026年6月30日(火)】
きのうの「沖北特」は定刻に始まりましたが、きょうの「地こデジ特」は、委員長が座ったまま7分遅れてから、開議して、理事に野党を呼びに行ってもらいました。きょねんの総裁選で小泉さんを応援した丹羽秀樹特別委員長のおじいさんは三木武夫内閣の「国会対策おじぎ3人衆」として知られていましたが、丹羽さんも国対委員長代理を経験しながらも、高市早苗さんのもと当選8回でも入閣できず、干されていてやる気がない印象でした。
そして「副首都法案」(221衆法27号)が自維を代表して自民党の梁和生さんから趣旨説明され、審議入りしました。さっそく質疑に入りましたが、野党の時間は「空回し」で対応しました。審議時間を積み上げるのがねらい。が、参議院では16議案が人質にとられていますから、それを「犠牲」にしてでも、副首都を通すという判断が求められますが、これは維新の遠藤敬首相補佐官が決めるということになるでしょう。なお、国民民主党・足立康史地方制度調査会長らが選挙と住民投票の同日を避けるなどの「特別市設置法案など対案」(221衆法24号・25号)を先週提出しましたが、欠席ですし、同時に議案とする議事にはなりませんでした。
【衆議院政治改革特別委員会】
きのうは8分遅れ、きょうは13分遅れで開議し、それから理事に野党を呼びに行ってもらう配慮をしました。が、「45削減法案」(221衆法28号)の質疑が開かれ、長谷川淳二さんと金村龍那さんが答弁しました。野党は2時間以上空回しし、当初警戒されていた採決はせず、散会しました。維新の浦野靖人さんの質問時間は初めから15分しか割り当てられておらず、自維の熱量が足りない印象があります。
【衆・本会議】
「予防接種法改正案」(221閣法63号)を起立採決し、参政党が野党共闘で欠席したことから、起立総員という異例の結果となり、可決し、参議院に送られました。
「国旗損壊罪法案」(221衆法13号)は自維の賛成、無所属の緒方林太郎さんの反対による賛成多数で可決し、参議院に送られました。ですから、「人質16議案」は「人質18議案」となりました。また、参・厚生労働が3領域(ヒトゲノム、労災・予防接種)3議案となりました。当初会期中の定例日は残り5回しか残っていません。
予防接種法に関して厚労委員に割り当てがなく本会議に欠席したれいわ新選組は「RS ウイルス抗体製剤(ベイフォータス)を予防接種法の対象に加える法律案が採決された」とワクチン全体の「健康被害救済制度の立て直し、徹底した安全性検証、そして国民に対する丁寧な説明と合意形成を強く求める」との態度を発表しました。
【参・第1種常任委員会】
一つも開催されませんでした。
【衆・議院運営委員会】
理事会と委員会が開かれました。但し、議運はインターネット審議中継がありません。このことは全国会議員が頭に入れてください。
【閣議や官邸】
「防衛省設置法を改正する法律」の公布や早稲田ゆきさんへの答弁書などを決定し、当初予想された「皇室典範改正法案」は先送りされました。夕方に臨時閣議を開き決定しました。地域未来戦略本部、月例経済報告関係閣僚会議、日本成長戦略会議、経済財政諮問開議が開かれました。骨太の方針はスリム化して7月に決定し、戦略3文書改訂に力を注ぐ「高市・コバホーク小林鷹之政調会長」体制が主流となってきた印象です。

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