散るぞ悲しき硫黄島2万人玉砕の陸軍大将の孫の新藤義孝さん参・憲法審に乗り込み「改憲手続き国民投票法公布から3か月で施行」に小西洋之さん「憲法審の開催は2週に1回にして」

 軍靴の足音が近づいた右傾化まっすぐの重大な一日でした。改憲手続き国民投票法が参議院でも審議入り。参議院の本会議では2か月つるされた「航空宇宙自衛隊」法案が審議入りしました。さらに衆議院では「国旗損壊罪法案」が審議入りしました。

【参議院憲法審査会 きょう令和8年2026年6月24日(水)】
 水曜日の定例本会議が10時からあった週は、同じく定例水曜の憲法審は午後1時から開かれることになっています。きょうは、2週ぶりの開催で、今国会7回目の開催でした。タイトルは前回と同じ「緊急集会を中心とした緊急事態対応」で、前回の長谷部教授らの参考人質疑を踏まえて、各会派が10分間意見を表明しました。立憲民主党の小西洋之筆頭幹事の発言によると、参は「合区解消→緊急事態」と進み、衆は「緊急事態→9条」と進んでいますが、衆が9条の次に「合区解消」を議論することになっているようです。小西さんは毎週開催をやめるよう訴えました。
 この後、「改憲手続のための国民投票法改正案」(221衆法11号)が、新藤義孝・衆側筆頭幹事から趣旨説明され、長浜博行会長は散会しました。

 枝野幸男さんがYouTubeなどで令和3年改正法の「附則第4条」の第1項「開票立会人」など第2項「CM・インターネット規制」のうち、改正されたのは第1項だけであり、第2項の「山花条項」は残り、改正しないと改憲発議できないと説明しました。調べたらたしかにそうでした。しかし新藤さんは、第1次石破総理が解散して廃案となった「208衆法34号」を再提出するものだと説明しました。これを調べたら「一部の条項は2年後に施行する」とあります。ところが、「221衆法11号」はすべて「成立・公布の3か月後に施行する」と書いてあります。ですから、附帯決議に採択されている広告・CM規制に関する第2次改正も自維国参の4党が、ことしから遅くとも来年の衆・予算審議中に成立させれば、統一地方選の後で2年後の参院選より前の時期に間に合うことになります。予想される秋の臨時国会で毎週開催されれば、来年の改憲発議は現実となりそうです。

 新藤義孝さんのお母さんのお父さんは栗林忠道陸軍大将。硫黄島玉砕の最高司令官。アメリカはこれを機に海兵隊が独立して4軍となりました。栗林さんは長野市など長野北部では珍しい陸軍幹部にまで出世しました。硫黄島3万人玉砕に関しては誰がやっても起死回生は不可能でした。野党当時竹島を訪れようとするなどして、もともとは竹下派の系列ですが、安倍晋三さんの保守の仲間「シンディ」として連続当選してきただけに、軍靴の足音が近づく象徴として、勝手に栗林さんの名前を出しました。

[画像]新藤義孝さん、きょう2026年6月24日の参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

[写真]国旗と靖国神社、今月15日、宮崎信行撮影。

【参・本会議】
 つるされていた「防衛省設置法改正案」(221閣法18号)が審議入りしました。衆から4月28日に送られてきていました。内容は、防衛副大臣を増員して、航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に改称するほか、自衛隊をやめた後に「就労活躍加算」という給付が令和11年度以降に新設される内容です。

【衆・内閣委】
 「科学技術・イノベーション創出活性化改正案」(221閣法41号)が参政党と共産党が反対し、それ以外の政党が起立して「修正すべきだ」と議決しました。修正の内容は、GSC(グローバル・スタートアップ・キャンパス)の予定地の視察で、恵比寿駅歩いて7分の国有地(旧防衛省防衛研究所=防研)が都心に近いことから、国有財産無償貸し付けはさらなる東京一極集中につながるとの批判が与野党から出て、「有償貸し付けにする」と変える内容。比例東京で2期の国民民主党・森ようすけさんが発議する役を買いました。私が知る限り「東京一極集中」を理由に超党派で法案が修正されたのは初めてとみられます。

 次に、「有人国境離島特措法第1次改正案」(221衆法 号)が起草され、全会一致できまりました。北海道など4都道県の島を追加し、10年延長する第一次改正法。何らかの過程で「5年後見直し条項」もつきました。

 そして「5人衆」からの復権をめざして様々な議連を主宰する松野博一さんが登場し、「国旗損壊処罰法案」(221衆法18号)が趣旨説明され、審議されました。これも今月から急増した「自維国参の改憲4党の枠組み」の提出。質疑で、長妻昭さんは「勢いで出したような法案だ」と批判しました。この法案は刑法の改正は一つもありませんが、拘禁2年もある違法行為について、「判断は、行為の外形、周囲の状況その他の客観的な事情を総合的に勘案して行う」とあります。県警本部直轄でもとてもじゃないですが現行犯逮捕に使えないように思え、本部警衛警護の幹部も苦労するような法案だと思います。

 あす百地章名誉教授らを招いた参考人質疑をすることを決め、散会しました。

【参・デジタル社会形成・人工知能活用特別委員会】
 病歴の民間販売と個人情報保護法の企業課徴金導入の2つが批判されている「ビッグデータ利活用2法案」(221閣法53及び54号)を審議しました。きょうにも採決の公算でしたので、委員会を休憩して理事会を再開して協議。その後、委員会が再開され、散会しました。野党国対は、予算委の7月の集中審議確約を求めています。

【衆・厚生労働委】
 「予防接種法改正案」(221閣法63号)が大臣から趣旨説明され、あさって9時に開会することが発表され、それだけで散会しました。閣議決定は6月9日と直前でした。内容はワクチン以外も予防接種できる内容で、6か月以内の政令で定める日から施行。なんで6月9日と直前の決定だったのでしょう。

【衆・文部科学委】
 「高等学校の定時制及び通信教育振興法とする改正法律案」(221衆法 号)が委員長から読み上げられ、全会一致で決まりました。内容はタイトルをかえて、定時制・通信教育は多様な生徒に対応して社会で自立する素養を培い個性に応じた進路につながる目的があるとして振興するとし、国が基本指針をつくるかたちになります。
 同委員会は今後「チーム学校運営」という政策課題でも議員立法の協議がされています。

【衆・法務委】
 「自動車運転処罰法改正案」(221閣法42号参議院先議)を全会一致で可決すべきだと決めました。あす成立。飲酒運転・酔っ払い運転の罰則を引き上げる内容です。

●立憲民主党常任幹事会(きょう2026年6月24日)
 選挙では、田名部恭代幹事長の地元、五所川原市議補選定数2で、54歳男性の新人が及ばず惜敗したと報告されました。それ含めて5勝1敗(首長推薦含む)でした。公認では、11月15日投票の松戸市議選で戸張友子さんら2名を含んだ全国6名の公認を決定しました。一方、11月15日投票の神奈川県二宮町議選で、党員の小笠原陶子さん7期72歳に既に出ていた推薦を取り消すことも決定しました。小笠原町議は昨日も勢力的にブログで活動報告をしています。4年前、安倍さん暗殺翌日の参院選最終日の川崎駅近くの薄暗い広場での泉健太代表マイク納め。神奈川県連が作成した「民主主義を止めるな」のプラカードが林立するなか、小笠原さんに「どうぞ」とカメラ位置を譲っていただく泰然自若ぶりにふれましたので、民主主義にとってよい結果になることを期待しています。

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