なんじゃこりゃワクチン以外も予防接種できる法案を政府が提出、山本・志位・枝野去った国会は暴走列車が止まらぬ風情に

 予備自衛官のほか、経済安保では今国会初めて「衆議院修正通りに議決」した法律ができましたが、「わずか173文字の検討条項」にとどまります。政府はきのうの閣議で「予防接種法改正案」(221閣法63号)を決定。これは「ワクチンと同様に使用により免疫の効果の獲得が期待される抗体製剤」ということで、ワクチン以外の物を予防接種できる法案のようで、参政党の動きに期待したいところです。

●立憲民主党(水岡俊一代表)常任幹事会
 7期目をめざす70歳ら2名の現職西宮市議候補ら合計4人を公認。統一地方選での公認も随時決定しました。山内かな子参院議員率いる「青年局」で、キックオフ集会の報告や今後の中期的な取り組みが写真入りに報告され、須永さんの意気込みを感じさせました。

【参議院本会議 きょう令和8年2026年6月10日(水)】
 デジタル教科書を正本にできる「学校教育法を改正する法律」(221閣法55号)は投票総数242、賛成209、反対33の賛成多数で可決し、成立しました。

 軍靴の足音法だと当ニュースサイトで警鐘を鳴らしてきた「予備自衛官と公務員の兼業特例法」(221閣法50号)は討論無く採決され、242、226、16の賛成多数で可決し、成立しました。社民党の福島みずほさんは反対しました。5年前の参議院議員会館で「市民と野党の共闘候補だ」として前夜まで出る予定だった国民民主党は現れなかったものの、立憲民主党・共産党・れいわ新選組・社民党の4党が集まったことを「左翼だ」と馬鹿にした人も多いでしょうが、枝野幸男、志位和夫、山本太郎3国会議員が1月21日から2月8日にかけて、各々別々の理由で国会を去ってしまい、修正案の協議すら機運がないようです。

 「経済安全保障推進法を改正する法律」(221閣法30号衆議院修正)は、一つ前の法案と同じ「242、226、16」で可決し、衆議院修正通りに成立しました。但し、政府から173文字加えただけです。「サナブーム」後の今国会で高市内閣の決定と違う形で法律が成立したのはこれが初めて。

 これに先立ち、「社会福祉法改正案」(221閣法45号)が審議入りしました。

[写真]予備自衛官に反対した福島みずほ参議院議員のほかの、志位和夫、枝野幸男、山本太郎3国会議員はことし1月21日から2月8日にかけて各々別々の理由で、相次ぎ国会を去った、5年前の2021年9月8日、参議院議員会館で、宮崎信行撮影。

【参・憲法審査会】
 今国会6回目の開催で、「緊急集会を中心とした緊急事態対応」で、長谷部教授らの参考人としての意見陳述と、各会派の質疑と各議員との5分以内の質疑がありました。長谷部教授は、自らの意思と思われますが、冒頭から、衆・憲法審での条文イメージ当サイトで「橘ペーパー」と呼ぶ文書に基づき説明を始めました。長谷部さんは「解釈によって乗り切る方が現状に寄って復原する力が働くんですね」と印象的な発言をしつつも、これで、衆参とも緊急事態条項が焦点となりました。
 これに先立ち、衆議院の議案課では、新藤義孝さんらが先週金曜日(6月5日)、「国民投票法改正案」(221衆法11号)を提出しました。自維国参4党で、議席占有率は衆で84・9%、参で64・5%となります。もちろん改憲発議案と違い一般法案ですから、衆参過半数で可決しますが、4党の枠組みだと参で3分の2に6議席だけたりないという誰か図ったかのような枠組みとなっています。なお、枝野さんらが提案した現行法は、「CM規制」の検討をしないと国民投票に進めないという趣旨になっていますが、今回の改正法案はではCM規制は盛り込まれませんでした。仮の法案が成立すると公布の日から3ヶ月後に施行されます。

【総理の動き】
 午前10時から「全国市長会議」、11時半から、日本マレーシア首脳会議、午後5時45分から日本ラオス首脳会議と高市早苗総理は忙しい日々となっています。

【衆・法務委】
 「再審法改正案」について閣法(221閣法61号)と中み共対案(221衆法9号)の対総理質疑が午後4時からあり、終わり次第、きょうは散会しました。
 元立憲民主党幹事長である中道改革連合の西村ちなみさんは「本来、私が取り組んでまいりました再審法の質疑を始めたいのですけれども、誹謗中傷動画作成疑惑に関する先週の予算委員会の同僚の質問にお答えいただいていないものがありますので、何点か確認をさせてください。週刊文春に掲載され、現在、無料公開されている音声記録につきまして、発言者が総理の公設第一書である木下氏、本人であるか否か、木下氏、ご本人に確認を取っていただいた、その結果を、御答弁をお願いいたします」と語りました。首相は「秘書本人に音声を確認させましたところ、自分の声に似ているように思うが、編集された発言が細切れになっていていることなどから、まあ、内容も含め、確信は持てないということ。そして、ただ、昨年、信頼できる方から紹介を受けた企業とのグループオンライン会議に参加し、まあ、そこで、国民の声を広く聞くために検討しているという企画の紹介をいただいたことがあるということでございました」と答弁しまいた。ここで、与党・維新の井上英孝法務委員長が「西村筆頭、ちょっとお待ちください。本日の委員会は刑事訴訟法の改正2案が議題ですので、その範囲の中でですね、質疑をお願いしたいと思います」と語りました。西村さんは「あのもう一点だけお伺いしましまして、その後、再審法の質問をさせていただきます」とし「週刊現代の記事について、総理は国会答弁で、4月3日付の回答については、内容が事実と違うと述べられましたけれども、具体的に、どの部分が事実と異なるのか、ご答弁をお願いいたします」としました。首相は「改めて秘書に確認しましたところ、週刊現代に引用されている4月3日付の回答については、高市事務所から回答した内容であるということでしたので、その点は訂正します。で、なぜ、ことが起きたかなんですが、6月5日の予算委員会での答弁に先立ちまして、まあ、当日未明、まあ、深夜から朝にかけて、ずっと非常に電話を続け、未明にようやく出ましたので、確認しました。まあ、その際、秘書は自宅で就寝中でもあり、手元に回答文もなかったです。で、私があの電話で回答文の一部が引用された週刊誌の記事を読み上げて確認をいたしました。そしてまあ、2ヶ月も前の回答文なり、もともと会議について詳細を覚えていなかったこともあって、ごく一部抜き出されたところ、私が電話で読み上げたものですから、回答した内容と違うと勘違いをしたということで、あの説明がございました」と述べました。

【衆・内閣委】
 「宇宙活動推進法改正案」(221閣法40号参議院先議)は共産党のみ賛成で可決すべきだと決まりました。

【衆・財務金融委】
 「金融商品取引法改正案」(221閣法57号)の質疑が終わり採決。参政党のみが反対して、それ以外の賛成多数で可決すべきだと決まりました。附帯決議案が、自維中国参み6党から提出されました。この案文の朗読は、反対した参政党の牧野俊一さんが担当し「一、暗号資産の申告分離課税ができることが、国が暗号資産投資のお墨付きを与えたという意味では無いと周知し、金融リテラシーの啓発をはかること」などと提案し、その文言通りに議決しました。当ニュースサイトの調べでは、参政党が自民や中道なども加わった議案の朗読を担当したのはこれが初めてとみられます。

 先日も書いたとおりドイツ語の「リヒト」は権利だけでなく、恒久法という意味もあります。今月1日に前日に自ら電話して搬送された病院で肝疾患で急逝した「株式会社政策渉外ドゥタンク・クロスボーダー代表取締役」の小木曽稔(小木曾稔)さん=享年55、平成6年運輸省=が取り組んでいましたから、どこかに小木曽さんの生きたあかしが入った文言で、1ヶ月以内に成立し、天皇陛下が公布するはこびとなります。

【衆・経済産業委】
 「電気事業法改正案」(221閣法36号)が赤澤亮正・経済産業大臣から趣旨説明されました。12日(金)に参考人質疑をすることも決まりました。

【衆・厚生労働委】
 「ヒトゲノム編集胚の取り扱いの規制に関する法律案」(221閣法56号)が趣旨説明され、審議入りしました。

【参・3つの調査会】
 2つが開かれたほか、議院運営委員会の理事会、委員会も開かれました。

【天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に基づく政府における検討結果の報告を受けた立法府の対応について関する全体会議】

 おとといの「立法府の総意の案」を受けて、了承するスケジュール感で開かれました。森英介議長らの「女性の皇族は結婚後も身分を維持する」「旧宮家の男系男子を養子縁組する」という2案について、おとといの記者会見で、皇位継承順位を持つと踏み込んだ発言をしました。森さんは現行の皇室典範の解釈を述べただけだと釈明しましたが、そもそも現行の皇室典範に規定がないのですから、混乱を招いたのは事実。また、自民党417国会議員は、小林鷹之政調会長のもと一致団結している印象でしたが、きょうになって「女性の皇族の配偶者男性は、皇位を継承できないと明記すべきだ」と答申。私も賛同したいところですが、もう少し早く動けなかったものでしょうか。けっきょく、全体会議で決定。きょう中に、衆参正副議長が「立法府の総意」を高市首相に提出して、内閣が法文化することになります。今国会中に何らかの成案を見る見通し。

オール国会ニッポン 番組生放送台本

番組名: 宮崎信行のオール国会ニッポン パーソナリティ: 宮崎信行(政治ジャーナリスト・メイン) アシスタント: ハタ山(選挙専門ジャーナリスト・国会は無知) プロデューサー: 高橋(サブブースから鋭く睨みを効かせるボス)


【本編】

(深夜1時の時報の後、テーマ曲『Bitter Sweet Samba』の軽快なイントロが流れ、徐々に音量が絞られる)

宮崎: 時刻は深夜1時を回りました。永田町をキーステーションに全国ネットでお送りします。こんばんは、政治ジャーナリストの宮崎信行です。

ハタ山: こんばんは!「参政党が他党と共同の附帯決議案を初めて朗読したと聞いて、次の参院選の比例票の動きを勝手にソロバン弾いてます!」……選挙専門ジャーナリストのハタ山です。宮崎さん、今夜もまずは「あのお知らせ」からいっちゃいましょうか!

宮崎: そうだね(笑)。ここで、お知らせです。宮崎信行の人生を映画化した、『No Miyazaki , No Japan.』の制作構想があります。公開は未定です。

ハタ山: はい、今夜も出ました『No Miyazaki, No Japan.』! 高橋プロデューサー(P)がサブブースで「映画の件はサクッと終わらせて、早く今夜のドロドロした総理答弁にいけ!」ってカンペを猛スピードで回してます(笑)。

宮崎: 高橋P、手厳しいな(笑)。でもね、今日(2026年6月10日水曜日)の国会は、その高橋Pが巻きを入れるのも納得なくらい、映画のクライマックス級の人間ドラマが目白押しだったのよ。 まず何と言っても【衆議院・法務委員会】。中道改革連合の西村ちなみさんが、再審法の質疑の前に、高市早苗総理に対して「週刊文春のあの音声、公設第一秘書の木下氏本人か確認したんですか!?」って、例の疑惑を再びゴリゴリに追及したの。

ハタ山: うわぁ、昨日「秘書が文春の有料会員登録にキレた」って話で逃げ切ったかと思いきや、今日もまたそこからスタートですか!

宮崎: そう。そしたら高市総理の答弁が、昨日からさらに進化したのよ。「秘書本人に音声を確認させました。『自分の声に似ている気はするが、編集が細切れなので確信が持てない』と言っていました。ただ、去年紹介された企業のグループオンライン会議に参加して、企画の紹介をされたことはあるそうです」って答えたの。

ハタ山: ええっ!? つまり「会議に出てたのは事実だけど、声は本物か分からない」ってことですか。絶妙なラインで認めつつ煙に巻いてきましたね。

宮崎: それだけじゃないの。西村さんがさらに「じゃあ週刊現代の記事への回答が事実と違った件はどうなんですか?」って突っ込んだら、総理は「私の勘違いでした。6月5日の未明に就寝中の秘書に私がパニックで電話して、手元に資料がない秘書に私が回答文を読み上げたから、秘書が内容を勘違いしちゃったんです。高市事務所の回答で合ってました、訂正します」って。夜中に寝ぼけてる秘書に総理が電話で詰め寄った結果のミスだった、っていう超リアルな言い訳を繰り出してきたわけ(笑)。

ハタ山: 総理が深夜に大慌てで就寝中の秘書に電話……永田町の生々しい裏舞台が丸見えじゃないですか! 結局、どうなったんですか?

宮崎: 与党・維新の井上英孝委員長が「西村さん、そろそろ本題の再審法(刑事訴訟法改正)の質問に戻して」って割って入って、今日のところは終わったんだけどさ。この総理の答弁のしぶとさは、やっぱり一筋縄ではいかないよね。

ハタ山: いやぁ、毎日張り付いてる宮崎さんだからこそ、この答弁の変化のグラデーションが読み解けるんですね。

宮崎: そして、もう一つの超一級ニュースが、皇室の未来を決める「全体会議」だよ。 森英介議長らのもと、ついに「女性皇族が結婚後も身分を維持する」「旧宮家の男系男子を養子縁組する」という2案について、衆参正副議長が『立法府の総意』として高市総理に提出しました! 今国会中に何らかの形になる見通しです。 ただ、自民党が今日になって急に「女性皇族の配偶者(旦那さん)は皇位継承できないと明記すべきだ」と答申してきたの。僕もその内容には賛成なんだけど、「だったらもう少し早く動けなかったの?」とは言いたいよね。

ハタ山: うーん、歴史的な大改正だからこそ、各党の思惑が最後の最後までバチバチ火花を散らしている感じがします。

宮崎: まさにそれ。そして今日の参議院本会議では、法律が次々と成立しました。デジタル教科書を正本にする「学校教育法改正案」や、僕が当サイトでずっと警鐘を鳴らしてきた、地方公務員の予備自衛官が市長の許可なく招集に応じられるようになる「兼業特例法」が、どちらも賛成多数で成立。 この予備自衛官の法案、社民党の福島みずほさんは反対したんだけどさ。かつて5年前、参議院議員会館に集まって「市民と野党の共闘だ!」って熱気を持っていた枝野幸男さん、志位和夫さん、山本太郎さんの3人が、今年の1月から2月にかけてそれぞれの理由で国会を去ってしまった。今の野党には、政府案に対する修正協議の機運すらなくなっていて、国会がブレーキの壊れた暴走列車のようになっているのが本当に気がかりです。

ハタ山: 野党のキーマンたちが一気にいなくなった影響が、こんなところに出てるんですね……。

宮崎: そうなのよ。そんな中、財務金融委員会ではちょっと面白い光景があってさ。「金融商品取引法改正案」に反対した参政党の牧野俊一さんが、なぜか自民や中道も加わった「附帯決議案」の朗読を担当したの。「暗号資産の税制を変えることが、国のお墨付きを与えた意味ではないと周知せよ」という内容。参政党がこうした大役を務めたのは初めてとみられて、国会の風景も確実に変わり始めてる。 この法案の裏には、今月1日に急逝された政策渉外ドゥタンク・クロスボーダー代表の小木曽稔さん(享年55、元運輸省)の魂がこもっています。ドイツ語の「Recht(レヒト)」が権利と「恒久法」の二つの意味を持つのと同じように、この法律の中に小木曽さんの生きた証が刻まれ、1ヶ月以内に成立して天皇陛下から公布される。僕たちはその重みを忘れてはいけないんだよね。

ハタ山: 亡くなった方の想いや、かつての野党の体温を知る宮崎さんだからこそ、今の国会の「軽さ」に警鐘を鳴らせるわけですね。重みが違います。

宮崎: 子どもたちの未来のために、残すべき「恒久法」をどう見極めるか。明日も朝からしっかり永田町の空気を吸って、泥臭く取材してきます! というわけで、永田町からお送りした「宮崎信行のオール国会ニッポン」、前半戦はここまで!

(『Bitter Sweet Samba』のボリュームが再びアップする)

宮崎: CMのあとは、明日いよいよ人生初、地域の外国籍の友人の税務署行きに「友人の立場」として同行する宮崎信行の、緊張をほぐすためのメールを募集します(笑)。

ハタ山: ただの確定申告の付き添いなのに、映画のワンシーンみたいに緊張しないでください!(笑) リスナーの皆さん、メール待ってまーす!

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