【6/3まとめ】尾身五輪発言がNHKトップ、森山・安住が下村否定、「後期高齢者2割」「65歳定年国家公務員法」「65歳定年地方公務員法」があす成立

[写真]わずか1年9月前、立憲民主党に初めて入党することを希望し、国会内国対で枝野幸男代表らと握手した後に、安住淳元財務大臣を取材する筆者・宮崎信行(手前)、おととし2019年9月。また付け加えると、被災3年統一地方選(統一地方選の6か月)の告示よりも以前のタイミングで入党した被災3県選出衆議院議員は安住さんだけ。

きのうの記者会見で、「LGBT理解推進法案は審議しないことで両国対が合意した」と発言した下村博文政調会長が、森山・安住両氏に謝罪し、記者に訂正。きょうの7時のNHKニュースは尾身さんのきょうの国会答弁「縮小しないと東京五輪は開けない」がトップで報じられました。

【参議院外交防衛委員会 きょう令和3年2021年6月3日(木)】

外防委は、死闘が繰り広げられ、前半の一般質疑と後半の条約審査で、立憲民主党の質疑が2名かける2コマの4コマになったため、羽田次郎さんがさっそく質問に立ちました。宮崎が月曜日に二階幹事長の方から歩み寄られてお辞儀をしていただき、周りの記者から私の顔を覗き込まれたのは羽田議員と私のツーショットを載せたからかもしれませんが、羽田・二階会談は来世に持ち込まれそうです。それはさておき、羽田さんは「茂木大臣、昨夜のコバックス・ワクチンサミットお疲れさまでした」とねぎらい「おとといの閣議決定ワクチン開発・強化戦略はどのような内容か」と質問。すべて今週起きた新鮮な話題だけを取り上げ、私も先々月上田で若林・千曲会長の演説で二十年ぶりに思い出したフレーズ「普通の人の言葉が通じる政治」が再開の兆しを見せ始めました。


[画像]大臣に質問する羽田次郎さん、きょう、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

小西洋之・筆頭理事は、2014年7月1日の閣議決定に通じた、昭和47年の政府見解で、当時の吉国一郎・内閣法制局長官がメモ書きをしていたとの答弁は嘘ではないかと迫りました。2014年7月1日以降、「法律の効き目」も弱くなってきています。

「日英原子力協定」(204条約8号)は共反対、「大西洋まぐろ類保存条約の改正」(204条約9号)は全会一致、「国際航路標識機関条約」(204条約10号)も全会一致で承認すべきだと決まりました。あす両院承認。なお、日英では、きのうTPP委員会(本年幹事・日本)でTPP事前交渉の英国入りが決まりました。

【参議院厚生労働委員会 同日】

衆議院通過時はSNSで反対論が出ましたが、けさになってから採決が決まった「後期高齢者窓口自己負担を2割にする高齢者医療法・健康保険法改正案」(204閣法21号)。立共反対、自公国維の賛成で可決すべきだと決まりました。制度の抜本改革は2008年4月1日の施行以来初めて。あす成立。施行日は珍しい法制執務で書き込まれており、来年10月1日から再来年3月1日までの間で政令で定める日となります。来夏の参院選以降になります。

【参議院内閣委員会 同日】
「65歳定年の国家公務員法改正案」(204閣法63号)。「参議院の審議時間は衆議院のそれの7割」といわれますが、衆とまったく同じ3時間コースの対政府質疑。討論で維新の柴田巧さんは「我が党の修正案は残念ながら衆段階で否決済みだが、60歳から65歳までの給与水準が民間より高すぎる」と批判しました。採決は、維反対、自公立国共賛成多数で可決すべきだと決まりました。あす成立。

【参議院総務委員会 同日】
「65歳定年の地方公務員法改正案」(201閣法53号衆修正)は2時間半コース。国家公務員の質疑時間の8割3分掛けの時間となりました。検察庁法改正の経緯などの質疑は、総務委ではなく、採決の結果全会一致で可決すべきだと決まりました。立憲民主党は日教組(短期間国対委員長をつとめたものの事実上更迭)と自治労の議員が質問しました。あす成立。今国会最も長くたなざらしにされていた閣法も処理が終わりました。

【衆議院本会議 同日】

ここでいったん、参から衆へ。

菅原一秀さんの議員辞職願がそこそこの野次の中、全会一致で承認されました。菅原さんの選挙区は、生産緑地を2022年以降も維持する「特定生産緑地」が区役所から202か所指定されたので、他の選挙区と同じようにはいかないかもしれません。

「改正瀬戸内海環境保全特別措置法」(204閣法53号参先議)は全会市で可決し、成立しました。

地下水を加える「水資源循環法改正案」(204衆法25号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。

市が県に予算措置を求められるようになる「鳥獣被害防止特措法改正案」(204衆法26号)も全会一致で可決し、参に送られました。

大会参加者の覚せい剤などの持ち込みを特例で認める「東京オリパラ特措法改正案」(204衆法21号)立共反対、自公など賛成多数で可決し、参送付。

「育児・介護休業法及び雇用手当法を改正する法律」(204閣法42号参先議)は全会一致で可決し、成立しました。

「アスベスト健康被害者給付金支給法案」(204衆法28号)も全会一致で可決し、参議院に送られました。1人1500万円の基金を「労働者健康安全機構」という名前の組織から支給するための基金を造成。

「ILO105号強制労働禁止条約に批准するための国内実施法である国家公務員法と船員法の改正案」(204衆法23号)は共反対、自公立国維賛成多数で可決し、参議院に送られました。

【参議院国土交通委員会 同日】
「航空法改正案」(204閣法60号)が共反対、自公立賛成多数で可決すべきだと決まりました。来夏の立憲民主党の全国比例で再選をめざす青木愛さん(きょう現在は未公認)が、公明党の赤羽嘉一大臣に向けて附帯決議をつけました。


[画像]公明党の赤羽大臣ら政府に附帯決議をつける、青木愛・国交委筆頭理事(立憲民主党)、きょう、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

【参議院環境委員会 同日】
「廃プラスチック資源循環法案」(204閣法61号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。けさ静岡県知事選が告示されました、民進党公認で静岡県区で当選した無所属の平山佐知子さんも質問に立ちました。

【参議院経済産業委員会 同日】
第一委員室で「産業競争強化法改正案」が審議されました。新原浩朗・経済産業政策局長が自らの答弁間違いを訂正したところで、次回も審議することにして、散会しました。

【衆議院農林水産委員会 同日】
【参議院農林水産委員会 同日】

農林水産は、衆参とも木曜日が定例日ですので、例年通り、午前は衆、午後は参。けさ、畜産局(現在)の幹部の「アニマルウェルフェアとアキタフーズによる接待の報告書」が出たので、それに対する一般質疑がありました。この件が浮上した後に、西川公也元農相の栃木2区の引退が決まりましたが、次出る気だったことに正直驚きました。

衆議院農林水産委員長が「公共建築物における木材利用促進法改正案」(204衆法 号)が起草されました。

参・農水委は基本施策に関する参考人質疑がありました。私設秘書をつとめたジャーナリストとのダブル不倫疑惑を説明していない、宮城県区選出の石垣のりこさんも質問しましたが、選対本部にいる15名のうち10名以上に何らかの嘘・知性を使った歪んだ口裏わせで、をついていたことは間違いありませんから、次はない。宮城教育大学で学んだ知性は人を欺くためでなく、金儲けに使ってほしいし、他の立憲議員、他の女性議員の9割、あるいは家康の義弟である伊達政宗がが同類項だと思われたら誰も得しないので、任期が満了したら、宮城県に帰って、青葉城恋歌の曲紹介のDJをして糊口をしのぎながら余生を。

●参議院法務、文教科学、財政金融委員会はありませんでした。

●衆議院経済産業委員会の理事懇談会が開きました、ちょっと何の日程なのか分かりません。

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