[写真]震災・原発爆発の年にもかかわらず、例年通り発生した入道雲(積乱雲)と国会議事堂、10年前、2011年8月4日、宮崎信行撮影。
第204回通常国会は、再来週2021年6月16日(水)に予定通り閉会することになりました。
衆参とも自民党が単独過半数を持っています。
会期の延長は、衆議院が単独で議決でき、与党幹事長の申し出を受けて議長が発議しますが、自公党首がきのうの昼食会で、予定通り閉会することで合意したので、既に確定しました。
入管法改正案と放送法改正案の2本が衆議院で採決しないため、これ以外の政府提出法(案)はすべて成立し、95%以上の異様な高率になる見通し。但し、内閣支持率や政党支持率を考えれば、最大野党・立憲民主党の一定の成果を挙げた国会になります。
与党全議員と霞が関は、今月下旬の改革工程表プログラム「経済財政運営と改革の基本方針いわゆる骨太の方針2021」の策定に全力をあげることになります。
前年度最終補正後の一般会計が160兆円なのに、今年度当初予算はわずか106兆円にとどまっており、30兆ー50兆円の追加歳出は不可避。
このため、概算要求締め切りよりも前の、8月中旬までには補正予算案を編成することになりそうです。審議せず第205回臨時国会冒頭で解散総選挙になることも予想されます。第49回衆院選後は第206回特別国会召集までの10日間に自民党総裁選が行われる公算もあり、来年7月の第26回参院選まで、突然の嵐の政局に転じることも予想されます。
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