【区割り】「和歌山3区」「山口4区」廃止、2020年国勢調査は10増10減、第50回衆院選の区割り2022年6月下旬勧告へ

[写真]総理大臣をやったことよりも、「ミスター政治改革」を25年経っても、死後3年経っても、地元でみんな覚えている羽田孜さん、右は筆者、2012年11月16日、羽田次郎公設第一秘書(当時)撮影、

総務省の統計局と自治行政局選挙部選挙課は、きょう2021年6月25日(金)、「日本の総人口は1億2367万0385人で、衆議院小選挙区は10増10減が必要だ」と発表し、インターネットにも載せました。

戸籍・寺請制度があったため、欧州に遅れて導入した西暦下一桁「0」の年の国勢調査ですが、2020年10月1日現在の速報値はコロナ禍で4か月遅れました。2010年10月1日は「1億2640万9315人」だっでしたので、ここ15年間の人口減少は続いています。

それはさておき、平成6年政治改革4法「区割り審設置法(衆議院議員選挙区画定審議会設置法(平成六年法律第三号))の「国勢調査の結果による人口が最初に官報で公示された日から一年以内に行う」勧告は2022年6月下旬が期限となりそうです。

総務省の試算では、宮城県が6→5、福島県が5→4、新潟県6→5、滋賀県4→3、和歌山県3→2、岡山県が5→4、広島県7→6、山口県4→3、愛媛県4→3、長崎県4→3になります。

区割りは別として、二階俊博幹事長の和歌山3区、安倍晋三さんの山口4区は廃止されます。とくに山口が1、2、3区になると、自民党の高村某、岸某、河村建夫、安倍某、林芳正の5人のうち2人が必ず弾かれるという自民党内大抗争の導火線となりそうです。

定数増は、埼玉県15→16、千葉県13→14、東京都25→30、神奈川県18→20、愛知県15→16となります。県選出の現職議員からとくに異存はなさそう。

比例代表、通称「比例区」では、南関東選挙区が22→23、東京都選挙区が17→19。東北選挙区が13→12、北陸信越選挙区11→10、中国選挙区11→10となります。

これも、自分は小選挙区で連続して当選しているのに、完璧必勝主義の篠原孝さん、安住淳さんらが同僚与野党国会議員がうんざりするほどの反対論を唱えそう。また、私からは、47都道府県のうち、千葉県だけが唯一飛び地として神奈川県などと南関東ブロックになっており、史上初の比例代表での区割り変更を議論してもいいように思います。

前回の改定では、最初の法律の47都道府県にまず「1」を割り振る条項が憲法14条違反だと最高裁で確定したことや、鳥取県の定数をめぐり石破茂・衆議院議員が強硬に反発したこともあり、「アダムズ方式」(切り上げ方式)になりました。

区割り審のメンバーは、会長の川人貞史東大教授、元法務大臣事務秘書官で弁護士の住田裕子さん、元NHKニュースセンター9時キャスターの宮崎緑さんら合計7名。

純粋な山口弁護士グループと国賠ビジネスのためだけにやっている升永弁護士グループの訴訟では3倍以内なら「違憲状態すなわち合憲」とする事情判決が続いていますが、上述の「県にまず1割割り振り」は憲法違反となり改正されました。2010年2月25日以降の違憲状態では、「政治改革の子」野田佳彦さんが野党党首と極秘に会談したものの解消できず「近いうち解散」に追い込まれ、権力の座にいたいがために首相・代表を妨害した輿石東「日教組」幹事長は副議長どまりで政界から消えました。

区割り是正は、国民の関心が高いものの、一部の富裕層は極端なまで「1・01倍以内」にこだわる傾向もあるようです。

筆者は先々月の参議院長野補選を現地で取材しましたが、「ミスター政治改革」羽田孜さんが「何をやったか」といまだに覚えている人が多いので、定数是正での振る舞いは、現職議員の死後の評価にもつながりそうです。

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