書評を書いてみようと思います。

「25年、フリーランスで食べてます 隙間産業で生きていく」(雨宮処凛著)、河出新書、1000円(税別)、ISBNコードは978-4-309-63198-1。
19年間続く、当ニュースサイトで書評は合計5回(著者が尾中香尚里さん、安積明子さん、上出義樹さん、直嶋正行さんと、主題が小島千鶴子さん)しか書いていません。が、うち1回は出版記念パーティーに呼んでもらいました。書評を書かなくなったのは、別段、中立性がどうしたとかいううるさい読者に絡まれたわけではなく、何か自分の地位を維持するためには、視野を広げない方がいいという究極の保守思想に陥っていたのだと思います。そうすると、献本はこなくなる。そういうサイクルが回っています。
著者の雨宮処凛(あまみや・かりん)さんは、筆者も寄稿している「週刊金曜日」の編集委員として五十音順で最初に表記されていますので、ずっとその名の存在感はありました。
25年間で1000本以上の講演をしているが、体調不良でキャンセルしたことはゼロだとしている。そのために、睡眠時間をとり、感染症対策をして、適度な運動をしているという。私は双極性障害2型があるため、ほとんどアポイントを入れない18年間でした。小学校皆勤賞だし、発症後の8本程度の講演もキャンセルしたことはないです。また、散髪の予約もここ100回以上キャンセルしたも、2分以上遅刻したことはありません。それはキャンセルすると先方の売上が全くゼロになってしまうからで、やろうと思えば、私にもやれるかもしれないと勇気をもらいました。
また、仕事量が減ったことについての犯人捜しを、雨宮さんもしたことがあると自白しながらも、やめるべきだとしています。SNSでの不評をゼロにすることは不可能なので、エゴサーチをしながら病んでいくと戒めています。私も2019年7月に「X」でのやりとりで私が原告として議員を訴えてから翌年2月に判決(敗訴)がでるまで最も原稿依頼が減りました。時が経つと、何事もなかったように回復しました。とくに「犯人」はいなかったのかもしれません。
そして、生活保護のシステムなどを熟知すべきだとしています。
実際、自分よりも数歳若い政治ジャーナリストとの連携を考えたところライター廃業をしてしまい、電子書籍のあるコンテンツ系正社員と連携しようとした際には「宮崎さんの原稿は完璧で逆にやりがいがない」と源泉徴収して送金したギャランティーが返金されてしまいました。どうしても、私は友人とお金の関係をつくれないようです。
もちろん、私は過去20年間、家賃収入で生活して、フリーランスのジャーナリストをするという他の人にまねできない方法をとっています。計算は複雑さを増し、仮定の未来を考え出すと現預金がいくらあっても不安な夜も2ヶ月に数夜連続であります。
著者の雨宮さんは「思えば25年間、1年先どころか半年先のことさえ考えたことがなかった。今もそうだ。だからこそ、続けてこられたのだと思う」と書いています。
その言葉が一番力強く感じました。
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