週刊文春 高市早苗首相の公設第一秘書木下剛志さんが、小泉さん・岡田克也さんらの怪文書未満の中傷動画投稿を指示、問われる武士道

 週刊文春の電子版などは、きょう2026年4月29日(祝・水)、高市早苗首相の木下剛志・公設第一秘書が直接指示して、小泉進次郎さん、林芳正さん、岡田克也さん、枝野幸男さん、馬淵澄夫さんと中道改革連合に関する中傷動画をTikTokなどで流していたことが明らかになりました。アカウントは「真実の政治」で削除されているもよう。木下さんは、首相が奈良1区で馬淵澄夫さんに敗れた後、奈良2区に転じて国政復帰した頃には既に公設第一秘書となっており、20年以上の古参秘書で地元の番頭だとみられます。仮に松井健さんらに金銭を払っていたとしても、記載漏れ以外では、罰則に抵触しないとみられますが、武士道に反するとして、首相のリーダーシップにかかわりそうです。

 松井さんは、2026年9月24日に、知人から木下秘書を紹介され、25日にオンライン会議をして、26日に投稿を開始したと報じられました。

 その9月26日の写真がこれ=名古屋市で、宮崎信行撮影=です。同じ党ですから政策ではなく「政見演説会」でした。高市さんは愛知県内の産業に関して話しましたが、小泉さんは2009年に政権から転落したのに3年3ヶ月間で政権復帰できたのは地方議員の力があったからだと力説し、会場の聴衆には、小泉さんの方が説得力があったように、私には感じられました。終了後のハイタッチも小泉さんの方が人気があったようです。また、林さんは良い意味で動員の応援団が居て歓声に個別にこたえました。なお、この会には名古屋の教育熱もあってか、問答形式で社会の知識を競いあう父と息子や、党員限定だったように気もしますが、制服姿の女子高校生数人組らが多く見られ、「参政党ブーム」から「サナブーム」へと世論が移っていく土壌は既にできていました。

 この夜から、小泉さんと林さんを中傷する動画が高市事務所長の指示で流され小泉さんを「カンペで炎上!無能で炎上!」、林さんを「僕ちゃん総裁になったら国民のお金でオネエちゃん達と毎日パーチーだぁ!ってかぁー?」と、かつての市長選での現職に対する怪文書並みの下劣な文言を詰め込みました。1日およそ100本から200本投稿したため、松井さんによると「小泉進次郎でTikTokで検索すると、半分ぐらいが自分たちのつくった動画だった」と文春に答えています。

 さらに先々月が投票日だった第51回衆院選でも、岡田克也さん、枝野幸男さん、奈良県内のライバル馬淵澄夫さんと、中道改革連合を中傷。文春によると、岡田さんについては、「イオン」を名指しはしないものの、大手流通資本の規制緩和の仕事をしたことで、商店街の店舗がゼロになったとの趣旨の内容を投稿し、拡散されました。これは、自民党の事務幹部だった田村重信さんの2つの本を岡田さんが原告として訴えた裁判で、捏造だと認定されています。そもそも岡田さんは、第2次オイルショックではエネ庁・石油部計画係長でその後、ハーバード大学「研究員」として1年間石油人脈づくりに東海岸に派遣されていますから、県庁が所管である大規模小売店舗法の法改正や届出に対する意見に国の立場でかかわったというのは、無理がある話です。既に報道で、発信者が特定されましたから、岡田さんに訴えられたら負けるかもしれない話です。

 小泉防衛大臣、林総務大臣を、高市首相の地元の番頭である公設第一秘書が中傷動画を指示していたことは、メンタルが強い政治家といえでもショックなはず。今後の国会審議では金銭の受け渡しにはついて質問が出ると思われますが、仮に受け渡しがあってもことし11月以降に公開される政治資金収支報告書に「動画制作費」があれば、公職選挙中でも公選法の「虚偽事項公表罪」などに今から問うのは難しいと考えられます。このあたりは、武士道として、自民党内外の高市さんへの求心力に影響することにつながるかもしれません。

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