長妻昭さん、国家情報会議に吸収される「内閣情報調査室」による情勢調査・野党尾行を首相に直接たずね「行っていないと聞いている」と答弁

 令和では初めて金曜日に園遊会が開かれたため、正午過ぎで、今週の国会は終わりました。政治に関する関心度合いは、2月の史上空前の「サナブーム」からわずか2ヶ月で奈落の底にまで落ちた印象で、ワイドショーなども内政は少ないです。とはいえ、例えば東京六大学の弁論部では、十数年前に埼玉県知事が県議に「現役学生が5人しかいないとはどういうことだ」と雷が落ちたのに、今は年間20人以上が入部しているとのこと。どこもそうで、東京私大文系での政治ムーブメントは長く続いています。

【参議院本会議 きょう令和8年2026年4月17日(金)】
 参議院先議4法案のうち常任委員会に付託された3法案はきのうの定例日で審議を議了したので、上程され、採決されました。召集が1ヶ月遅いので、通常国会なら予算成立前の時期とすれば、通過は異例の早さだと思います。

 まず、共産党の吉良よし子参議院議員団長の請暇が認められました。中道の小川代表、山本代表代行、立憲の牧山さんらが外国会議に出席中で、大敗のリベラル系政党幹部は、米英を初めとした海外で10年前から断続的に盛り上がるプログレッシブ・進歩主義の流れと同調して再起にかけるような感じになっています。

 「南極地域の環境の保護に関する法律の改正案」(221閣法52号参議院先議)は、投票総数239、賛成239、反対0の全会一致で可決し、衆議院に送られました。南極地域における観光客増による条約改定を国内実施するものです。パスポート保有率2割を割る日本人が海外に行かない時代が続き、私も南極観光客が増えていることなどつゆ知らず。

 「自動車運転処罰法及び道路交通法の改正案」(221閣法42号参先議)は、投票総数239、賛成239、反対0の全会一致で可決し、参に送られました。酔っ払い運転の罰を3倍に。

 「犯罪収益移転防止法改正案」(221閣法51号参先議)は、投票総数239、賛成239、反対0の賛成多数で可決し、衆議院に送られました。

【衆議院内閣委員会】
 重要広範議案「国家情報会議設置法案」(221閣法24号)の対総理質疑になりました。最近では対総理質疑の後に採決という日程が普通でしたが、少なくとも来週水曜日以降まで審議が進むことになっています。なお、中道・立憲・公明は、長妻昭さんが修正を含めて賛成する方向で一任することを衆参で党議決定しています。

 長妻さんは高市早苗首相に対して「内閣情報調査室において、もっぱら現役の総理大臣を勝たせることを目的として、情勢を調査するのか」と問うと首相は「これまでも行っていないと聞いてますし今後も行うことはありません。これは内閣情報調査室だけではなくて各インテリジェンス機関でも同様でございます」と答弁しました。

 長妻さんは「首相や閣僚に発生したスキャンダルの追及に関するマスコミや野党の動向調査ということ、これはもちろんしないということでよろしいんですね」と問うと朱首相は「事案の内容や状況次第と思われますので一概にお答えすることは難しいんですがあえて申し上げますと例えば政府の重要な機密情報の漏洩のように、国益や国民の皆様の安全に直結するような不適正事案の疑いがある場合には関心が向くということになると思います。そうした要素がない私的なスキャンダルにつきましては、例えば申し上げますけれども、当事者の人事監督を行うべき期間などが事実関係を把握するために情報収集を行うといったことは想定されるものと思われます。一方でそのスキャンダルについてもっぱらマスコミや野党の追及をかわすといった目的だけで情報活動を行うということは現在も想定されませんし、今後も行われることはない。それはあってはならないと考えております」と述べました。

 長妻さんは、山井さんらと初当選後に、わずか100日で衆議院予算委員会で質問に立ち、中川秀直官房長官のよく似た声の人物が電話で女性に「警視庁が捜査している」として薬物摂取をやめるようさとすテープを暴露しました。自民議員からは「週刊誌報道で質問するな」とヤジが飛びましたが、長妻さんが直接入手したものです。テープの声が誰かはいまだに分かりませんが、中川官房長官は辞任しました。それから何があったかは分かりませんが、長妻さんは党内でも秘密主義で知られ、「衆議院本会議後にどこに行くか」を秘書にも明かさない時期があり、その時期に、1階の一般傍聴出口から1人で退出する姿も見ました。その後、初入閣。現在も秘密主義で、与野党4党協議でアタマ取りを続けても、実はその間に同じメンバーの協議を記者に明かさないということもあります。これを聞いて、私が長妻議員室に行ったら、本当に長妻さんら4党のうちの2党の実務者がいたのに、扉を閉められたこともあります。このように、2000年から2026年にかけて、情報と秘密に密接にかかわる長妻さんは、おととしなら「独身税」、きょねんは「高療」を基本的質疑1日目から早稲田さん、酒井さんが追及するようなストーリーをつくりましたが、そのときの代表が関心無く、党としての宣伝が全然できていませんでした。

 それで、内閣情報調査室は、トップは常に警察官僚ですが、新卒を採用しています。庁舎がある場所の住所「千代田区永田町」です。で、至近の議員会館で、「ぼく、どこどこ出身なんですよ」と若手議員やその秘書に近づき、情報を交換するなど当たり前。また内調は国会待機・答弁作成がないと思われますが、昼の国会審議中に議員室のソファを秘書から借りて昼寝していたら、それは当然、食い込んでいるとてもいい職員ということになります。そうやってつくった情勢リポートがどの議員に配布されるかは分かりませんが。警視庁から長妻さんへの流出同様に、そうすることで、内部の出世をはかる職員が優秀な職員なので、こういう問題は尽きることがないと考えます。女性議員が不倫を内調に握られて知事選出馬を断念しましたが、けっきょく野党系が知事になり、落選した自民系は維新の参議院議員に、女性議員は市長におさまっている例もあり、幹部すら暴走することもあるので、出身の地域で仲良くなって情報を集める体制は時代にあわないと考えます。

[写真]長妻昭さん、7年前の2019年7月、東京・豊島区巣鴨で、宮崎信行撮影。

【衆・法務委】
 まず、内閣委と連合審査をすることを決めました。続いて「入管難民法改正案」(221閣法20号)の審議をしました。この改正法案の正式な題名は「出入国管理及び難民認定法及び出入国管理及び難民認定法第二条第五号ロの旅券を所持する外国人の上陸申請の特例に関する法律の一部を改正する法律案」です。

【衆・経産委】
 「産業競争力強化法改正案」(221閣法15号)は、自民党の連続6期43歳小林史明さんが経産・資源エネルギー庁職員をねぎらいました。小林さんは「職員の皆さんにまずは感謝を伝えたいと思います。今のイラン情勢の中でですね、本当に難しい中、原油やナフサのこの確保を短期間で代替ルートを含めて素晴らしい仕事をしていると思っております。そして様々不安な声が上がってますけれども最終的にですね、かなり人力でいろんなところに連絡をして、この目詰まりを解消するということをやって一つ一つこれを突破をしていると。これ本当に昼夜問わずですね、頑張っていただいてる方々がいらっしゃるはずです」「大臣はじめ政府の皆さんには、職員の皆さんの体調や、何より一番嬉しかったのは、温かい弁当だったなと思ってます。ぜひ温かいご飯がですね、食べられる環境を作っていただいて、ゴールデンウィークも迫ってますので、うまく休息が取れるような環境を作っていただきたい」と語りました。

【衆・環境委】
 「太陽電池廃棄物の再資源化推進法案」(221閣法49号)が趣旨説明されました。環境省は異例の5法案を出しています。

【衆・外務委】
 条約承認案が初めて審議入りしました。理事会などでの折衝で、提出順が4から7番目の案が審議されることになりました。「日本とセルビア、ザンビア、パラグアイ、タジキスタンとの投資協定承認案」(221条約4・5・6・7号)です。

【衆・厚生労働委】
 重要広範議案「健康保険法改正案」(221閣法25号)の審議3巡目。総理入り質疑よりも前に、終局・採決されることはありえません。

●参・与野国対
 報道によると、きのうまでに、4/27(月)に参・予算委集中審議、5/11(月)に参・決算委の全般質疑が行われることになりました。衆は未定。逆に言うと、連休前の党首討論(QT)はなさそうです。

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