圧勝から1か月未満で早くも「自民と維新のみで公聴会議決」強行「何らかのパワハラ上司の存在」をうかがわせる早過ぎる展開

 サナ大勝から1か月たたずに与野党が対立。法律上、予算採決の前提となる公聴会の開催日程について与野党は折り合わず、首相入り基本的質疑終局とともに、委員を委員室に待たせたままで、午後5時15分ごろ、理事会を再開しました。そして20分後に委員会を再開し、地方公聴会を8日(日)に鹿児島県と岩手県で、中央公聴会を10日(火)に開くことを採決し、自民・維新のみの賛成多数で議決しました。中道改革連合、国民民主党、共産党だけでなく、参政党とチームみらいも反対したことが、起立採決動画の精査で分かりました公聴会の開催は、おそらく今日中に官報特別号外が出ます。。この与野党対決パターンは、だいたい2005年ごろ以来およそ20年ぶりぐらいになります。

 「自民と維新のみの賛成で議決」ということですと、この先「法律案」では何一つ参議院で通らないということになります。向こう2年半以上やりたい放題のはずの自民党内で、「なんらかのパワハラ上司」が存在をすることをうかがわせる事例がいきなりできました。あまりにも早すぎる展開となりました。

 80万人に影響する日切れ法案「高校就学金支援法改正案」(221閣法8号)を審議する委員会は、あす朝9時から一般質疑をして店開きすることになり、年度内に成立しそうです。

【衆議院予算委員会 きょう令和8年2026年3月3日(火)】
 2月20日から始まった「令和8年度予算案」の審議は4日目、基本的質疑3日目(2巡目)。おそらく20年ほど前から、基本的質疑3日目は総理ら全閣僚出席の総括質疑方式にもかかわらず、NHK国会中継はなされていません。

 今後の日程は、きょねんから始まった省庁別審査が4日(水)、5日(木)、6日(金)。地方公聴会は異例の日曜日(3月8日)になりそうです。一般質疑と分科会が省庁別審査に化けた格好になりそうです。

 参政党の和田政宗さん(衆1期、国対委員長)は、要求大臣を「総理」とだけ通告したのに、他の大臣が答弁していると抗議。和田さんが「要求大臣、総理だけですけれども委員長」と語ると、坂本哲志委員長は「総理発言いう非常重たいものありますですからその法律もの数字もの概況ものを、より丁寧答弁するためまず所管大臣答弁求めます。そして総理積極的答弁するいうことあれそれ総理答弁求めますまた様々総理自身決断ございますのでそのには総理向け答弁求めます」と述べました。和田さんは「ちょっと要求大臣これ登録あり方などについてちょっとしっかり調べこちらから提供いたします」と述べ、委員長は「理事協議いたします」と語りました。

 真の保守か、あるいはビジネス似非保守かは別として、与野党の違いが浮き彫りになり、和田国対委員長の一人の動きで、予算の通過日程に影響することもありそうです。昨夏の自民党の全国比例は有村はるこさんを除く和田さんら保守系は惨敗でした。その後、和田さんは宮城県知事選は参政党で、仙台市内では5行政区すべてで1位、市外ではすべて2位という成績を残しました。この流れから、和田さんは脱保守として、野党的な立ち位置をとることも考えられます。

[写真]「テツシマン」こと坂本哲志・衆議院予算委員長、7年前の2019年2月19日、長野市で、宮崎信行撮影。

【衆議院議院運営委員会】
【参議院議院運営委員会】

 国会同意人事を前に、人事官候補の所信聴取と質疑がありました。人事官、検査官、日本銀行政策委員らの所信と質疑は、2010年ごろ、西岡武夫・参議院議院運営委員長(当時)や、衆議院側では、古川元久・現国民民主党国会対策委員長らの「オープンな民主党」路線で、ライブ・アーカイブ配信が始まりました。

 今回は、菅原昌子・公益社団法人・経済同友会常務理事業務担当執行理事で、「菅原」は「すがはら」の発音のようです。人事官3名の一人には、以前経団連職員がついたことがあり、同友会では初めてになります。所信では「公務の人材確保のすそ野を広げる」とし、国家公務員を退職した民間人がその省につく「アルムナイ就職」も推進したいとしました。人物の印象は良かったです。参では、自治労の鬼木誠さんも質問しましたが、「労働基本権が制約されていることから、人事院の役割が重要だ」として、プロパーらしい理解の深さを見せました。参では、若井あつこさんは質問でなく選挙演説で、「高市・佐藤の奈良コンビ」と、「野田・若井の岐阜コンビ」は衆参とも奈良に軍配が上がりました。

【衆議院文部科学委員会】

 筆頭理事は、自民が永岡元大臣、中道が浮島元副大臣の旧与党コンビとなりました。予備日のきょう火曜日、松本洋平大臣の所信的あいさつがあり、定例日のあす水曜日朝9時から一般質疑をすることになりました。

 松本文科相は、

 「改正など踏まえ教育担い手ある教職員安心して本部集中できる環境作り向け学校における働き改革初め教師志願確保多様分野から人材確保進めます中学校35学級実現向け国会関連法案成立目指します

GIGAスクール構想さらに推進端末更新ネットワーク環境改善校務DX加速など図るとも関連法案整備より教科書へのデジタル活用可能つつ多様現場実態即し教科書活用促します

子供たち努力では超えられない教育機会閉ざさなりません経済状況よら高い教育アクセスできるよう教育向上あわせ教育負担軽減切れ目なく行いますいわゆる高校無償係る対応について関連法案国会提出しており、4から実施向け全力取り組んまいります」と語りました。基本的質疑終局が宣言され、総理が退席準備を始めたところで、理事会を再開するとし、委員は委員室で待っていてほしいとされました。これが午後5時15分。

【衆・財務金融委】
 片山さつき財務大臣兼金融担当大臣が所信的あいさつをしました。次回の開催は、散会時は未定で「公報で知らせる」としました。

  片山大臣は「今後審議行いお願いすること予定している財務および金融関係法律案は7法律案ございます」と語りました。このうち、未提出は2本で、「外国為替および外国貿易一部改正する法律案」「金融商品取引および資金決済関する法律一部改正する法律案」となります。

【衆・総務委】

 林総務相は所信表明で

軽油引取税当分税率廃止および自動車環境性能廃止伴う令和8減収について全額地方特例交付金より補填することこれら踏まえ地方交付改正国会提出しています」

 「地方税制について個人住民1人控除引き上げ軽油引取税当分一般税率廃止自動車および軽自動車環境性能廃止県民石戸県民利子係る精算制度導入など内容する地方税法改正国会提出しております

一層複雑巧妙する詐欺への電気通信サービス不正利用防止するため携帯電話不正利用防止改正国会提出します

国際連携もと持続安定リスクマネー供給通じ海外展開進めるため株式会社海外通信放送郵便事業支援機構改正国会提出します

 「日本郵便主体機動郵便料金変更できるようするため定形郵便物料金上限係る規制見直し行う郵便改正国会提出します

 などと述べました。次回は公報。

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