新旧与野党が交錯し、1期生で「自公維社会保障協議」から与党議員になり、他の党からも「頭が良い」とされる阿部圭史さんは「私が削減される」と語り「衆議院定数削減法案」(219衆法11号)の成立が自維政権の本丸だとアピール。黄金のドレスでの認証式での厚生労働副大臣となった鰐淵洋子さんは生活保護で「お願いします」と懇願調の野党質問しました。「責任ある積極財政・危機管理投資17分野」の補正予算案は早ければあす衆議院を通過するはこび。
【衆議院内閣委員会 きょう令和7年2025年12月10日(水)】
松本尚・公務員制度担当大臣が「一般職給与法案」(219閣法5号)と「特別職給与法案」(219閣法6号)を趣旨説明し、あす質疑することを決めました。
きょうは川本裕子人事院総裁に対する質疑がありましたが、異例のことがありました。「第三委員室」で開かれました。予算委員会と同じ階です。そして12時10分設定で、4分遅れほどで始まりました。初めから、午後の予算委と10分超かぶっており、川本政府特別補佐人がそちらに呼ばれたら止まってしまうスレスレの日程でした。
質疑で、共産の塩川鉄也国会対策委員長の指摘に対して、2期目の川本総裁は「高校卒業初任給で、地域手当を加えても、期中に県別の最低賃金を下回ることはあり得る」とあっさり答弁。塩川さんは「それは最低賃金法違反ではないか」と語りました。
立憲民主党は野田佳彦さんの代表任期残り2年で規約にない人事をしました。NC「次の内閣」の内閣官房・内閣府大臣には3人がつき、森山浩行さんは「内閣府総括と国家公安委員長」を拝命しました。2017年秋に立憲民主党(旧党)結党に参画して国政復帰し4期になった森山さんは自分の意思で「代議士の原点に立ちたい」と初めて国土交通委員になりました。ところが、人柄の良い議員が向いている内閣委の次席理事にまた戻されてしまいました。以前は国対から旧統一教会シフトで文部科学の次席理事に送り込まれるなど、放送・地方議員出身としての総務や、国土交通などに専念させてもらえず、党の都合で内閣にされてしまう「居場所と出番」を与えられ続けています。きょうの第三委員室12時10分設定にも透けて見えました。
あす採決の見通し。
【衆議院予算委員会 同日】
枝野幸男予算委員長のもと「補正予算案」は基本的質疑2日目となります。
枝野代表及び福山哲郎幹事長の「枝福」の4年1ヶ月で旧立憲民主党は「すべての人に居場所と出番を」で2019年の統一地方選で「当事者候補」が東京都及び神奈川県で地方議員を倍増させ、新しい風を政治に吹かせました。私は久しぶりに政治に感動して永田町でその話をしたら「でも、風は吹いてないよね」と言われてしまいました。その政治家はその後立憲(現在)に入党して、常任顧問と政調会長をしています。そのときの当事者候補が酒井なつみさんで「がんサバイバー」かつ「助産師勤務経験」の当事者とされています。きょねん4月に国政に転じて、2期。今回NCで、「地こデジ」(こども家庭庁、デジタル庁など)の大臣となりました。
酒井さんは「私からは、まず初めに、高額療養費制度における外来特例の自己負担引き上げについて伺います」「ことし1月の予算委で私もこの場に立ち、石破前総理に対し、値上げを行うべきでないと反対の質問をさせていただきました。皆様のおかげで引き上げ凍結を実現しました。今般、新聞一面などには大きく、70歳以上医療負担増で調整などと高額療養費制度の特例見直しについて報道されており、特に高齢の多くの国民の皆様がこの行方に注目をしています」としました。高市早苗首相は「患者団体さんあと高齢者の団体の委員にも参画いただいてる専門委員会で、これまで計7回ご議論いただいた」「外来特例のあり方につきましても、患者の方々の経済的な負担が過度なものとならないようこれは配慮しなくてはなりません。一方で増大する高額医療費を、療養費を能力に応じてどのように分かち合うか。こういった観点からも検討を進めていく」と語りました。石破茂政権の「11月」を過ぎたことへの総理の謝罪はありませんでしたが、来月からの通常国会に法案が提出されることになりそうです。
維新の阿部圭史さんは1期で39歳。米ホワイトハウスに物理的に2番目に近い「ジョージタウン大学」の大学院を修了。ニクソン大統領(共和)がベトナム戦争帰還兵が反戦運動をしていると聞き「どうせジョージタウン卒のエテ公だろ」と執務室で語ってテープが残っていますが、後の国務長官(民主)ジョン・F・ケリーさんのことです(実際にはエール大学)。それだけ政治産業に強い大学です。
阿部さんは「高市総理と高市政権をお支えする」と意欲を示して「やってこなかった宿題を高市政権で解決する。我が国の長期的な生存と繁栄を図るためには、必ずや突破して実現すればなりません。そのためには、この政治集団は本気で政策を実現するんだということを国民の皆さんにも深くご理解いただきご信頼いただく必要があります。この連立政権は自らにも厳しくすることを通じ、国民の皆様にも何らの忖度なく、真にこの国に必要なことを訴えている政治集団だと理解していただく。その手段の一つがまさに選挙制度改革、衆議院定数の削減でございます」と語り、法案作成にも関わったとスーパー1期生ぶりを強調しました。そのうえで「総理、私は昨年10月の総選挙で当選し議席をいただいた。1期生、1期目でございます。比例復活でございます。私の選挙区は兵庫2区でございますが、日本維新の会は、高市総理が大学時代を過ごされたこの兵庫県を含めまして、近畿圏で7つの比例の議席をいただきました。そのうち私は7番目で当選をいたしました。議員定数を削減すれば私は当然削減される範囲に入ります。そんな人間が法案を作成しているということで国会議員としては死活問題でございます。要するに、自らの腹を切ってでも、国家国民のために高市政権を長期安定政権にしていくんだとそういった覚悟で我々の政党もやっているということです」と述べました。当初会期内で成立するかどうかは、ちょうど1週間後に判明します。
先々月下旬まで厚労副大臣だった、野党・公明党の鰐淵洋子さんは「今、インフレの局面の中では、生活扶助基準を大幅に引き上げるべきと考えております。生活保護を受けている方々は、賃金上昇の恩恵を受けられず、物価上昇によって非常に厳しい生活を強いられています。今年度は公明党の要望も踏まえまして、令和元年の全国家計構造調査を基に、令和6年までの消費動向を考慮して、1人当たり月額1000円、月額1500円の特例加算が行われました」と語り、実績の強調と総理への要望が野党としての質問となりました。
あす採決へ。
【衆・法務委】
「裁判官給与法改正案」(219閣法8号)と「検察官給与法改正案」(219閣法9号)は概ね一般職給与法に準じるとする趣旨説明を法相がしました。
なお、「防衛省」(219閣法10号)はきのうの安全保障委で既に審議入り。在外公館の給与法案はここ1年半提出されていません。補正予算関連法案の「地方交付税法案」(219閣法7号)は昨日までにつるしはおりていなかったようですが、次の総務委で審議されるめどが立ち、あす13時ごろから審議が始まりそうです。
【衆・復興・原子力特別委】
牧野たかお大臣が担当し、所信的あいさつ。
【立憲民主党常任幹事会】
繰り下げで水曜日開催となりました。「りっけん政治塾(第3期)」は関西で、来年1月31日に神戸で開講式、3月28日の第3回と5月30日の第5回は大阪と神戸・大阪・京都でのリアルとオンライン併用での開催となります。
党費派遣となった、長野3区2期の神津たけしさんの「ハンガリー国会議事堂でのAEPFアジア・欧州政治フォーラム」の報告書はカラー写真入りの詳細なものが提出されました。来年に向けた政治的本部では、「安定的な皇位継承に関する検討本部長」に奈良1区で高市さんを倒したこともある馬淵澄夫本部長が就任しました。「旧統一教会被害対策本部長」は3期の早稲田ゆき本部長が抜擢されました。神奈川4区では、山本朋広さんが韓鶴子総裁に「マザームーンにカーネーションを贈りました」との過去の発言の説明不足で落選し、総支部長から解任されました。早稲田さんは旧立憲結党メンバーで直後に初当選、曽根益・元民社党書記長や浅尾前環境大臣(自民)ら「鎌倉民社」の流れを継いでいて、鎌倉主催の日仏交流の半日観光に千葉県のフランス人一家も参加するという世界が実在しており、早稲田さんは界隈を代表しています。神奈川は多様です。
次回の開催は、12月23日、その次は来年1月13日を予定しており、衆院公認は様子見となりそうです。
【衆議院議院運営委員会理事会】
あす午後4時に本会議を設定。立憲・公明の「組み替え(政府が撤回のうえ編成替えを求める)動議」がでるかでないかで時間が変わりますので、本庄知史、岡本三成両政調会長の動向が注視されます。

【参議院】
ありません。
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