「宮崎信行のオール国会ニッポン」第1回

 2月8日以降、私の入眠時刻は「3時間15分後ろ倒し」となりましたが、セコム撤収で1階表玄関・2階内玄関ともインターフォンがない3・4階メゾネットとなったからか、6時間半眠っても寝たりない。先週はこのまま睡眠しないまま死ぬのではないかとおそれていました。日10分くらいずつ2週間がかりで「0時10分入眠」に戻していくことになります。とにかく「国会傍聴記」は唯一無二だから、52歳だろうが、双極・糖尿・永田町の日中変化が激しかろうが、金の拡大、人との交流やスタッフの採用、私と会える時機の設定、YouTube対応、自分探しの海外旅行など希望の3年間ぐらいにしていきます。

 補正予算案が審議入りしました。

【衆議院本会議 きょう令和8年2026年6月3日(水)】
 「食糧法改正案」(221閣法48号)は参共令反対、それ以外の賛成多数で可決し、参議院に送られました。日本農業新聞によると米価急騰の翌年であることしの主食用米作付けが750万トンと多くなっており、どういう思惑なのか気になります。
 
 片山さつき財務大臣の財政演説があり、「令和8年度第1次補正予算案」が審議入りしました。片山さんは「リスクの最小化の観点から、資金面で万全の備えを取るべく、令和八年度補正予算を編成いたしました。一般会計につきましては、歳出において総額で約三兆千百億円を計上しております。中東情勢等対応予備費を創設し、二兆五千億円を計上しております。歳入として、約三兆千百億円の特例公債を追加することとなりますが、その一方で、前年度分の特例公債のうち、今後六月までの発行が予定されている三兆円分については、税収・税外収入・歳出不用の見込みを踏まえると、実際には発行せずに済む見込みが立っております。このように、国債発行予定額全体の中で調整を行うことで、市中への発行総額は増やさずに対応できるため、国債マーケットに影響を与えることなく、実行可能と考えております」と語りました。

 私から付け加えると、外国為替特別会計(外貨準備高)の米国債の保有額に、日米金利差をかけると3兆円ですから、これが税外収入なんだと思います。

 中道改革連合・立憲民主党・公明党はの3党政調会長(岡本三成、徳永エリ、秋野公造)は組み替え動議を発表しました。予備費2・5兆円を使わず、ガソリン・低所得家計・雇用調整助成金の補助に回す形。雇調金は労働保険料も原資ですから「事業規模」は2・5兆円を超えると思います。野田佳彦さんが議席1・5倍増になったとき1・2年生70人の「基金削減チーム」をつくりました。私の20年来の盟友・本庄知史議員が、予想通りに頭角を現してしまい、案の定、政調会長に抜擢されてしまい、そして落選しました。本庄、岡本両氏でつくった組み替え動議では、基金の取り崩し分を国債償還に回してしまう内容でした。今回の案ですと、政府よりも、雇調金の労働保険特会分だけ多く企業・家計にお金を返してGDPが上がる内容です。なかなか、本庄さんがこういうことを勉強する機会は浪人中にないと思います。私はますますお金が自由になっていますから自分の犠牲を恐れず「新・新党」にかかわるようなことも、今後考えていきたいです。

[写真]岡本三成さんと本庄知史さん、ことし2026年1月23日、宮崎信行撮影。

【参・本会議】
 当初予算案と補正予算案は衆本→参本→衆委→参委の順になります。「令和8年度第1次補正予算案」」。
 採決では、「地域公共交通の活性化及び再生法を改正する法律」(221閣法23号)が244、223、21で可決し、成立しました。ところで、3年前の改正法では参議院国土交通委員会の附帯決議がつき「JR4社は、再構築協議会の在り方について、廃線ありきでないこと」としました。初回から「バスに変えると一日何便」という住民説明会をできないと釘をさしたかっこうで、JR東日本の千葉県内での説明会で良い事例があったようです。その後、どうなっているのかなと思いますが、参・委員会のJR4社への附帯決議というのは意義があると思います。

【衆・決算行政監視委員会】
 能登地震への歳出を含んだ「令和6年度予備費使用総調書2件」を、全会一致で可決しました。本会議を経て、参議院に送られます。
 中道の菊田まきこさんは「今回、私は、国会図書館や調査室の協力をいただきながら、財政民主主義を採用している主要国の制度を調査してみました。そうしたところ、我が国の予備費の制度は、他の国、他国よりも緩くはないということがわかりました」としつつも、「制度ではなくて、運用の問題」と釘をさしました。
 チームみらいの小林修平さんは「正直な感情を申し上げますと、これから使う予算について考えることは、ワクワクをいたします。一方で、すでに使われた予算を振り返るということについては、使った後の話でありますから、必ずしもワクワクはしないかもしれません」「未来に対して、予算を使うという行為は、お金を消費して減らしていくものではなく、将来に向けた投資、やがて、日本がもっと豊かになるための国力となっていくものであります。未来の日本が、より豊かで、もっとワクワクできる社会となるために、積極的な投資を期待するものであります」と語りました。小林さんは35歳で、私が度々フィールドワークしている千葉5区で惜敗率10・9%のギリギリで比例復活当選。これからどうなるのか考えすぎると、私も睡眠不足になるのでやめて、どういう選挙のやり方が続くのでしょうか。

【衆・国土交通委】
 参政党のみが反対して「建築物省エネ法改正案」(221閣法39号)を可決すべきだと決めました。幹部の吉川里奈(吉川りな)さんの反対理由に驚きました。脱炭素を盛り込んだ法案ですが、スガ・小泉路線の2050年に日本の排出量をゼロにしても、地球の気温には0・006度しか下がらないという試算もあるとしました。参政党は人間の力による気候変動が起きていることを認めてないから反対ということのようです。これは、バチカン周辺のフランス・ドイツなどのカトリック教徒が多い傾向にある民主主義国や、アメリカでトランプ共和党を支持しつつも、先祖が大陸から渡ってきたプロテスタント系教会の運営者で中西部などで独自の教義を育んでいた牧師らにみられる考え方です。いわばダーウィンの進化論や、コペルニクスの地動説は、ローマ教皇が認めたのはつい最近のことであり、人間という愚かな存在が神の代わりに気候を変動させるような力があるわけがないという考え方です。日本のインテリや宗教がタブーのようなところがあるため、気候変動とフェミニズムが旧約聖書「創世記」の解釈の違いに起源していることを知らないようです。だから、インテリが参政党を叩けば叩くほど、神谷宗幣さんやその周辺がお金のトラブルを起こさない限りは、当面は一定の支持割合を集めると考えられます。

【衆・文部科学委】
 「著作権法改正案」(221閣法16号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。

【衆・法務委】
 再審法をめぐる「221閣法61号」と「221衆法9号」の審議が続きました。

【衆・経済産業委】
 一般質疑。

【衆・予算委】
 「令和8年度第1次補正予算案」の趣旨説明。あすは小川淳也さんが登場。

●衆・財務金融委理事懇談会が開かれました。

【参・憲法審査会】
 5回目の開催ですが、大変大きい動きがありました。
 高市早苗さんが「めど」とした来年4月までに、衆参両院の3分の2以上の合意がないと改憲発議はできませんが、参議院が衆議院に寄せました。
 「緊急事態対応と緊急集会について」参議院法制局や憲法審査会事務局が説明しました。
 改憲反対派の山添拓・共産党政策委員長は一部の共産議員にありがちな絶叫は一切おさえて、淡々と議論しました。山添さんは「1928年2月、日本で初めて普通選挙が実施され、労働者や農民が支持した無産政党から8人の代議士が当選しました。これに危機感を抱いた政府が、3月15日、日本共産党員など一斉検挙する事件を引き起こします。議会では、野党や市民の反対で廃案になり、それでも強行するために使ったのが、緊急勅令です。超法規的手段は、このように悪用されます。その歴史があります。だからこそ、排除したのが日本国憲法です。法制局にもう1つ伺います。憲法54条3項は、緊急集会を臨時のものとし、次の国会開会後、10日以内に、衆議院の同意を必要とするなど、暫定的な措置としています。憲法制定議会でも、暫定措置であることが強調されました。その趣旨は、いわゆる緊急事態条項や、任期延長では、いつ、本来のあり方に回復するか、おぼつかない。まあ、つまり、独断専行による民主政治からの逸脱が続き得るために、なるべく早期に本来の国政のあり方を復元する仕組みを取ったと考えられますが、いかがでしょうか」と語りました。

 川崎参・法制局長は「お答えいたします。緊急集会は、衆議院の解散中において、国の緊急の必要があるときに、参議院だけで、国会の健康を権能を代行させるものであることから、そこで取られた措置について、事後の国会での衆議院の同意にかからしめ、その効力を臨時的暫定的なものにとどめることで、整合的抑制的な仕組みとしたものです」と答弁しました。

 これを受けて山添さんは「緊急集会は、総選挙で衆院議員が選ばれるまでのつなぎの制度です。緊急集会による対応を必要とする期間が長く続くことは、基本的に想定されていません」「緊急事態が長く続くことをことさら強調して、改憲を主張するのは、戦争を想定するからです。異論を封じ、国家の都合で国民を動員し、国策に協力させるためです。それは、行ってはならないというのが、歴史の教訓です。日本国憲法が、戦時を想定した規律を設けていないのは、戦争しないと誓った憲法、9条があるからに他なりません。国会は、戦争があり得ることを前提とした、改憲論議ではなく、戦争を起こさせないための外交安全保障政策をこそ、議論すべきであることを指摘し、意見といたします」と語りました。

 衆参で「衆議院選挙困難事態と参議院の緊急集会」という横串がさされるなか、馬場伸幸さんは「9条改正も入れるべきだ」と発言しています。山添さんの発言は短いものでしたが、最短で10ヶ月程度未来の日本の政治を見通した発言でした。何より、淡々とした口調がいい。

【参・予算委】
 本会議が荒れなかったので、「令和8年度第1次補正予算案」の趣旨説明がなされました。

【宮崎信行のオール国会ニッポン】
 以上の内容を踏まえて、記念すべき第1回(2026年6月3日)の放送台本をお届けました。今後、読み上げソフトを使ったYouTube配信も考えていきます。

オール国会ニッポン 番組生放送台本

番組名: 宮崎信行のオール国会ニッポン

パーソナリティ: 宮崎信行(政治ジャーナリスト・メイン)

アシスタント: ハタ山(選挙専門ジャーナリスト・国会は無知)

プロデューサー: 高橋(サブブースから番組を統括するボス)

【本編】

(深夜1時の時報の後、おなじみのテーマ曲のイントロが流れ、徐々に音量が絞られる)

宮崎:

時刻は深夜1時を回りました。東京をキーステーションに全国ネットでお送りします。こんばんは、政治ジャーナリストの宮崎信行です。

ハタ山:

こんばんは!「ハタ山脳内選挙コンピューター、今夜もフル稼働!」……でも補正予算の仕組みはさっぱり分かりません! 選挙専門ジャーナリストのハタ山です。宮崎さん、今夜は一段と顔色が良くなりましたね?

宮崎:

そうなのよ! 先週は「このまま眠れずに死ぬんじゃないか」って本気でおびえてたんだけど、セコムを撤収して1階・2階にインターホンがない3・4階のメゾネット状態になったらさ、なんだか安心して6時間半もグッスリ眠れたの。ここから2週間かけて、毎日10分ずつ「0時10分入眠」に戻していくよ。

52歳だろうが、持病(双極・糖尿)があろうが、この「国会傍聴記」は唯一無二だからね。これからの3年間は、お金も人も自由に拡大して、YouTube対応も海外旅行も、希望に満ちたものにしていこうと思ってます。

ハタ山:

その意気です! サブブースの高橋プロデューサーも「よし、健康第一!」と親指を立ててます。……さあ、高橋Pから「お祝いはそこまで、早く本番の『補正予算』にいけ!」と力強いキューが出ました(笑)。今日はいよいよ動き出しましたね!

宮崎:

よし、いこう! 今日、令和8年2026年6月3日(水)、ついに「補正予算案」が審議入りしました。まずは衆議院本会議の動きから!

(資料をめくる音)

宮崎:

まず、外食産業のデータも国に届け出させる「食糧法改正案」が、参政党・共産党・れいわ新選組の反対、それ以外の賛成多数で可決されて参議院に送られました。日本農業新聞によると、米価が急騰した翌年の今年、主食用米の作付けが750万トンと多くなっているそうで、農家の皆さんの思惑がどこにあるのか気になるところだね。

ハタ山:

お米の作付けデータ! これが次の地方選挙の農協票にどう響くか……。

宮崎:

すぐ選挙に結びつける(笑)。そして本会議では、片山さつき財務大臣の財政演説があって、「令和8年度第1次補正予算案」が審議入りしました。

片山大臣は「リスクを最小限にするため、中東情勢などの対応予備費として2・5兆円、一般会計で総額約3.1兆円の補正予算を組んだ」と。で、「3・1兆円の特例公債(赤字国債)を追加するけど、前年度分の国債のうち発行せずに済む見込みが立った3兆円分があるから、国債マーケットには影響を与えない」と語ったわけ。

ハタ山:

マーケットへの影響はなし、と。これ、裏を返すとどういうことなんですか?

宮崎:

僕の見立てを付け加えるとね、これは外国為替特別会計、いわゆる外貨準備高の米国債の保有額に、日米の金利差をかけた数字がちょうど3兆円なのよ。つまり、これが「税外収入」の正体なんだと思います。

ハタ山:

なるほど! 宮崎さんの鋭い裏読み、さすがです!

宮崎:

でね、これに対して野党側……中道改革連合、立憲民主党、公明党の3政調会長(岡本三成さん、徳永エリさん、秋野公造さん)が「組み替え動議(対案)」を発表したの。政府の言う2.5兆円の予備費を使わずに、ガソリン補助や低所得世帯への支援、そして「雇用調整助成金(雇調金)」に回そうという案。雇調金は労働保険料も原資だから、実際の事業規模は2.5兆円を超えるはず。政府案よりも企業や家計にお金が回って、GDPが上がる内容になってる。

ハタ山:

野党側も、かなりガチで効果的な対案を作ってきたわけですね。

宮崎:

そうなの。ただ、これを見て僕はちょっと感傷的になっちゃってさ。かつて野田佳彦さんが議席を1・5倍に増やした時、1・2年生議員70人で「基金削減チーム」を作ったんだけど、僕の20年来の盟友である本庄知史議員が、そこで頭角を現して政調会長に大抜擢された後に落選しちゃったことがあってね。当時、本庄さんたちが作った動議は、基金を取り崩した分を国債の返済に回す内容だった。今回の案みたいに「家計に回してGDPを上げる」という経済の勉強は、浪人中にはなかなかできなかったと思うんだよね。

僕は今、経済的にもどんどん自由になってるから、自分の犠牲を恐れずに、将来的には「新・新党」の結成に関わるようなことも視野に入れていきたいなと思ってます。

ハタ山:

ええっ!? 宮崎さんが新党結成に関わる!?……あ、高橋Pがサブブースで「おいおい、電波で大ぶろしき広げるなよ!」って、めちゃくちゃ焦った顔でインカムに叫んでますよ(世界情勢並みの緊張感)。

宮崎:

ははは、未来の話だよ(笑)。

さあ、続いて参議院の本会議。ここでは「地域公共交通活性化再生法改正案」が賛成多数で可決・成立しました。実は3年前の法改正の時、参議院の国交委員会が「JR4社は、廃線ありきで協議を進めてはならない」っていう重要な附帯決議(おまけのルール)をつけたのね。最初から「バスに変えたら一日何便になります」みたいな住民説明会はやめろ、と釘を刺した形。今回、JR東日本の千葉県内での説明会で良い事例があったみたいだけど、参議院のこういう決議は本当に大きな意義があるよね。

ハタ山:

「廃線ありきじゃない」というのは、地方の有権者にとっても死活問題ですからね。

宮崎:

そう。そして衆議院の決算行政監視委員会では、能登地震への歳出を含む「令和6年度予備費使用総調書」が全会一致で可決。ここで、中道改革連合の菊田まきこさんが「日本の予備費の制度自体は他国と比べて緩くないが、問題は運用の仕方だ」と釘を刺した。

一方で、チームみらいの35歳、小林修平議員の発言が面白くてね。「これから使う予算を考えるのはワクワクするけど、すでに使われた決算を振り返るのはワクワクしないかもしれない。でも、未来への予算は消費ではなく国力への投資だ」と語ったの。

ハタ山:

小林修平さん! 僕の専門分野ですよ。千葉5区で惜敗率10・9%という、本当にギリギリの比例復活で初当選した若手です!

宮崎:

そう、僕が何度もフィールドワークしてる千葉5区ね。小林さんがこれからどう選挙を戦っていくのか、考えすぎると僕がまた睡眠不足になるからやめるけど(笑)、若い感性で面白い発言をするよね。

それから、国鉄や建築の分野でも動きがあって、国土交通委員会では「建築物省エネ法改正案」が、参政党のみ反対で可決。この時、参政党の吉川里奈(吉川りな)さんが「2050年までに日本の排出量をゼロにしても、地球の気温は0.006度しか下がらないという試算がある」と反対理由を述べたのよ。

ハタ山:

環境問題への反対理由としては、かなり独特ですね……?

宮崎:

これね、参政党は「人間の力による気候変動」自体を認めていないという考え方なの。これはアメリカのトランプ支持層の一部や、ヨーロッパの伝統的なキリスト教の神父たちに見られる思想と根っこが同じ。「愚かな人間が、神の代わりに気候を動かせるわけがない」という宗教的・歴史的なバックグラウンドが背景にある。日本の知識層はこういう宗教的なタブーを避けて参政党を叩きがちだけど、本質を知らないと見誤る。彼らがお金のトラブルでも起こさない限り、この一定の支持層は崩れないと僕は見ています。

ハタ山:

なるほど、単なるトンデモ論として片付けるんじゃなくて、世界の歴史や宗教の文脈で読み解くわけですね。国会って、急に壮大な世界史の話になるから深いなぁ……。

宮崎:

だから傍聴は面白いんだよ(笑)。

さあ、そしてハタ山くん。今夜の最後のハイライト、参議院の【憲法審査会】で、ものすごく大きな動きがありました。高橋P、ここ、スポットライト当てて!

(高橋プロデューサー、卓のフェーダーを握りながら、ガラス越しに「ここが山場!」とビシッと指差す)

宮崎:

高市早苗さんがメドとして掲げている「来年4月」までの改憲発議に向けて、参議院が衆議院の議論にグッと歩み寄ってきた。テーマは「緊急事態が起きた時、国会の任期をどうするか」。

ここで、改憲反対派である共産党の山添拓政策委員長が、いつもの共産党議員にありがちな絶叫を一切封印して、ものすごく淡々と、ロジカルに議論を展開したのよ。

ハタ山:

へぇー! 山添さん、静かな論戦を挑んだんですね。どんな内容だったんですか?

宮崎:

山添さんは、1928年に政府が緊急勅令を悪用して共産党員を一斉検挙した「3・15事件」の歴史を引き合いに出して、「超法規的な手段は必ず悪用される。だから日本国憲法はそれを排除した。衆議院が解散している間の『参議院の緊急集会』は、あくまで総選挙までの暫定的なつなぎの制度。緊急事態が長く続くことを強調して改憲を叫ぶのは、戦争を想定して国家が国民を動員しようとしているからだ」と語ったの。

ハタ山:

歴史の教訓から、いまの改憲論を牽制したわけですね。

宮崎:

そう。それに対して日本維新の会の馬場伸幸さんは「9条改正も入れるべきだ」と発言しているけれど、この山添さんの淡々とした発言は、最短で10ヶ月先……つまり来年4月の日本の政治の未来を正確に見通した、ものすごく中身の濃いスピーチだった。何より、あの感情を排した「淡々とした口調」が最高に格好良かったね。

ハタ山:

熱弁するより、冷静なデータとロジックで攻める。まさに宮崎さんの取材スタイルとも重なりますね。いやぁ、国会の奥深さ、今夜は少し分かった気がします!

宮崎:

よし、ハタ山くんも少しは国会通になってきたね(笑)。

明日(6月4日木曜日)の予算委員会は、立憲民主党の小川淳也さんが登場します。NHKの国会中継もがっつり入るから、一瞬たりとも目が離せないよ!

というわけで、今夜の「宮崎信行のオール国会ニッポン」、前半戦はここまで!

(『Bitter Sweet Samba』のボリュームが再びアップする)

宮崎:

CMのあとは、高橋プロデューサーが「これならワクワクする!」と太鼓判を押した、リスナーからの「私の人生の、予算の使い方」メールを紹介します!

ハタ山:

高橋P、ドヤ顔でうなずいてます!(笑) 皆さんからのメール、まだまだ待ってますよー!

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