大家敏志さん(麻生派)が武田総務大臣(二階派)に質問へ、麻生太郎財務大臣側近で自民党内抗争「北九州戦争」の様相

[写真]大家敏志・自民党参議院議員(福岡県区)、麻生太郎派会合で、4年前2017年、宮崎信行撮影。

政権再交代後、最大の自民党内紛争となりました。

参議院予算委員会は明けて月曜日3月15日午前8時55分から、テレビ入り4回目となる、「集中審議・デジタル社会・情報通信行政・ワクチン接種体制等」を開催。

トップバッター午前9時から32分までの与党・自民党の質問者に、大家敏志さんが起用されたことが分かりました。麻生太郎さんの側近として、不仲で有名な武田総務大臣との「北九州対決」の様相を呈しそうです。

[写真]大家議員のボス、麻生財務大臣、きょねん9月撮影、現在はフェイスシールドは使用していない。

総務省の武田大臣、NTTの沢田社長、東北新社の中島信也社長、官房長、歴代情報流通行政局長らに対峙することになります。野党は山田内閣広報官、高市早苗、野田聖子、新藤義孝、寺田稔、新谷正義各衆議院議員らの参考人も求めて、ボルテージを上げています。

大家敏志さんは麻生派の所属で、北九州市出身の元北九州市議で、八幡東区に事務所を置いています。北九州経済界に影響力がある麻生太郎さんの側近中の側近。全県区の選出にしては異例の麻生さんべったりで、5年前の特例公債法審議のときは財務大臣を守って財政金融委員長をつとめました。それ以外は主に、議院運営委員。総務省に詳しいという話は聞きません。

現職自らの病気辞任届提出に伴う、4月11日投開票の福岡県知事選で、二階・党本部幹事長が二階派の代貸の武田さんを説得して、相乗り候補に一本化させる出来事があったばかり。

大家さんの起用は、麻生太郎財務大臣を守りながら、NTT社長と東北新社社長、総務省官房長らの手を巧みに借りながら、武田大臣を攻撃する党内対立ののろしとなりそうです。

そもそも、仲の悪さで有名な2人を、財務大臣と総務大臣につけてしまった菅義偉さんの人事。菅さんは総務省をおさえているから、恩人の二階派のナンバー2を大臣につける圧力があったのかもしれませんが、何もかもうまくいかない状態になりつつあるようです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る