【青木愛】通称「尾身首相」は変異株などについて「クラスターが依然と比べて多様化しており、現状を把握して我が国社会が共有すべきだ」と語る

[写真]青木愛参議院議員、2016年7月、東京・北区で、宮崎信行撮影。

喧嘩っ早い筆者ですが、立憲民主党の青木愛参議院議員とは13年以上、仲良くさせていただいております。事務所は、「令和元年台風15号」の南房総市など千葉県や、北区など東京都にあります。来年夏の参院選に立憲民主党公認で、全国比例代表で再選をめざすことになります。全国団体を持たない「ご当地候補」が序盤から当落ラインを超えるかどうかが、立憲民主党の党勢のカギを握ることになります。

きょう令和3年2021年3月15日(月)の参議院予算委員会令和3年度予算案の集中審議2日目に、青木愛さんが登場しました。

青木さんは「新型コロナウイルス感染症の陽性者が緊急事態宣言下の東京都などで下げ止まっている。菅総理は会見で、感染のベクトルは下向きだとしているが、下向きではない。尾身会長にお聞きしたいが、変異株を一気に抑えこむために有効な対策はないか」としました。

昨年来、安倍・菅首相と並んで記者会見していることから「尾身首相」とのあだ名が一部SNSで定着している、尾身茂・アドバイザリーボード会長は「クラスターが以前と比べてかなり多様化している。それまでは接待を伴う飲食店が中心だった。今は、いろいろな職場、いろいろな見えないところで起きている可能性が極めて高い。しっかり現状の把握をすべきだ」と語りました。

尾身会長は「今、何が求められているか国や自治体の役割と、一般市民の協力が必要だ。下げ止まり、あるいは微増しているのは、必ず原因がある。それを我が国の社会が共有し、共通の理解をすることが大事だ」としました。

厚労省の正式な発表でも、英国変異株が多数、わずか数名ながらも南ア変異株とブラジル変異株が市中感染していることが確認されています。

菅義偉首相が1月8日に、珍しく報道ステーションにスタジオ出演(いわゆる撮って出し方式)した際に「イギリスでは新しい変異種が発生した。変異種が国内では1例でも発生したら、すぐに停止する 」と語ったことを、10日付で報じました。(◎「1月8日」の菅首相「報道ステーション」の「英国変異種の国内感染者が発生したら水際強化」との趣旨発言した時間帯までに市中感染者発生し入院か、東京新聞など、自民党内の異論を強行も情報伝達ミス露呈か)。

昨年末にイギリスから帰国してそのまま慰労会を開いた人から市中感染したことが、1月8日前後に判明しました。この「ビジネストラックの開放」は、自民党幹部内でも異論が強く、首相を擁護する声は少ないと思われます。もともと、ヒトゲノムは前世紀末に全解読されており、チームの7%は日本のスーパーコンピューターが計算しています。そのスピンオフとして、「DNAチップ研究所」などが創業され、200チップの小さな板を自動販売機で買えば、風邪を自己判断できる時代がすぐに来るとの観測もありました。おそらく日本医師会に潰されたと思います。私は人間なので、下を見ることが好きですが、下を見れば、アジアでは、インド、インドネシア、フィリピンが日本よりも深刻な感染状況となっています。台湾、ベトナム、ニュージーランド、オーストラリア、中国、韓国の方が日本よりは良い現状ですが、日本の感染状況が世界各国との比較で悪いとまでは言い切れません。

前々から言われてきたことですが、自民党の情報公開を嫌がる体質が感染の拡大状況を招いていると思います。

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