- 2021-3-17
- 第49回衆院選(遅くとも2021年10月まで)
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[写真]平野博文・立憲民主党選挙対策委員長、きょう2021年3月17日、衆議院第一議員会館内で、宮崎信行撮影。
立憲民主党の平野博文・選対委員長は記者会見で年内に必ずある衆院選の候補者の擁立と調整にめどがついたことを受けて「候補者を差し替えることはありうる」との考えを示しました。
筆者(宮崎信行)の質問に答えました。
平野選対委員長は「あと10名は擁立したい」「無所属も含めて衆議院の過半数の233名以上を擁立したい」とし、これまでの最大野党の歴史としては早いペースに対する手ごたえを浮き彫りにしました。平野さんは「全国の情勢調査を、近々やりたい。個別に重点調査もありうる」としました。
そのうえで、「候補者を擁立するというのは、本人のスキル、政治家に向いているということで擁立するわけです。しかし、その候補者が日常活動行為をしっかりやっているのか。あるいは(自民党など)他の候補者との情勢の分析等々でどのような情勢となっているか。本当にやっておられない、名ばかりの人ならば、差し替えるという政治判断が出てくる可能性は十分にある。ただ、差し替えありきではない。十分にやっていただくことが大事。やられていないということは情勢調査をするとある程度出てきますから、差し替えることもありうる、ということは申し上げておきたい」と語りました。
立憲民主党は水曜日に幹部の記者会見を開いており(1)平野代表代行兼選対委員長(2)江田憲司代表代行(3)蓮舫代表代行(4)渡辺周幹事長代行ーーが4週に1回登場する形式になっています。党公式のYouTubeなどには上がらず、国会議員が共有するメールのシステムのようなものはないそうです。翌日の新聞紙面には一言程度は載っており、一定の成果は挙げているようです。
2009年の第45回衆院選で、平野さんは当時の民主党で幹事長代理をつとめていましたが、選挙対策は小沢一郎代表がほぼ独占的に担っていました。1選挙区電話100本の3回の情勢調査で差し替えを明言。現職でも東京都下で末松義規さんの公認が遅れました。また、福岡県内では、山口出身の総支部長にかわり、当時の八女市長の野田国義さんがわざわざ市長を辞めて転じたことがありました。但し、さしかえはこの福岡県の1事例にとどまり、差し替えられた人はその後比例単独で繰り上げ当選しました。差し替えは一人でしたが、小沢さんが情勢を他の幹部に見せずに独占したり、小沢グループの新人に同じ交付金を数日だけ早く交付したりする人心掌握術に幹部からの不満がくすぶりました。
[写真]平野選対委員長と筆者。
基本的には、私のように、選対委員長に聞くことで、全国に数名いる友人の新人候補予定者に、自分の存在感を示そうという意図だけの記事でした。良い子のみなさんは私のようなおじさんになっちゃだめですよ。
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