[写真]横浜市長選への抱負を語る田中康夫さん、きょう2021年7月25日、東京都内で、宮崎信行撮影。
元長野県知事・衆議院議員・参議院議員の田中康夫さんはきょう令和3年2021年7月25日(日)東京都内でグループインタビューに応じ、このもようは、「日仏共同テレビ局フランス10」と「IWJ」が生中継しました。
●横浜市長になって「触媒になりたい」
田中さんは「長野県知事になったときより20歳歳を重ねた。横浜市の職員、議員には優秀な人がいると思う。市長になれば触媒になれる、と私は信じてる」と語りました。
●現職、前国家公安委員長、元知事ら10名立候補予定
大島理森衆議院議長は先週日曜日、令和3年2021年8月18日(日)小此木八郎・国家公安委員長兼衆議院議員の辞職を許可しました。8月8日(日)告示、8月22日(日)投開票の神奈川県横浜市長選挙に立候補するため。横浜市長選には、現職で女性の林市長、前国家公安委員長の小此木さん、元国会議員の福田峰之さん、元知事の松沢さん、前横浜市大教授で立憲・共産がおす山中さん、元長野県知事の田中康夫さん、小沢自由党に所属した前市議・太田さん、弁護士の郷原さんのほかに会社役員の男性ら合計10名前後が立候補予定の大乱戦になっています。
●横浜市長の高月給でインテリ平均給与との非対称性で10名立候補か
10名大乱戦になっている背景には、横浜市長が日本中の知事・市町村長らすべての首長で、もっと月給が高いからだと思われます。
当ニュースサイトの編集長で記者の宮崎信行が「横浜市長は月給が一番良い。だから10人が立候補し、田中さんも出馬するのか」との問いに「宮崎さんらしからぬご質問だ」と一蹴。なお、宮崎個人はきょうが初対面だとの認識。
田中康夫さんに、横浜市長は一番月給が良いから10人前後立候補するのかと長野オリンピックの会計帳簿が燃えた後に県知事になって調査した印象と東京オリンピックも燃えるか聞いてみた 20210725 宮崎信行
田中さんは「ではなんでも前回は立候補が3人だったの」との逆質問に私が「日本全体の景気が下がって(インテリの民間給料が安くなって)いるからではないか」と問うと、田中さんは「大阪市長は退職金のマジックがあり、国会議員の方が(退職金はないけど)文書交通通信滞在費がある」とし、横浜市長の高給目当てだとの見立てを、自身については否定しました。
●長野市オリンピック会計帳簿消失の県調査「不十分だがやった」
長野市で開かれた1998年冬季五輪の市や組織委の会計帳簿が焼失したことについて、その後に県庁の知事になって、「県調査委員会」を立ち上げたことについて「県民には、焼けたのは屈辱だから、調査をがんばってくれ、と応援してくれた市民・県民はたくさんいた」とし「もともと私は県情報公開条例をつくったとしました。
田中さんは「広報ながのけんを全員にお配りする」とサービス。広報ながのけんに掲載された2004年11月25日付の調査報告書は、「9000万円の使途不明金があり・過剰接待を隠すために焼失した」としました。そして「例えば、1988年10月17日から19日にかけて、東京都内で、塚田市長(当時)がIOCサマランチ会長(当時)に「ビデオカメラ・香炉・有田焼・法被をプレゼントした」との事実を掘り起こし、報告しました。
田中さんは言葉を続け、「倉庫の中から半分近い帳簿のコピーが出てきたんです」とし「私が八十二銀行に対して、招致委員会の通帳を「全部いただきたい」と述べた。そこで、八十二は、県だけでなく長野市・白馬村など関係自治体の同意がないと出せないといわれ、地裁に情報開示請求を求め、開示しなさいとの命令を受けた」と自負しました。
田中さんは「宮崎さんがお前のやったことは不十分だというなら、ならどういうやり方が良かったのか」と逆質問。私は焼失したのだから不十分なことはしかたないとしたうえで、開催中の東京オリンピックの組織委・都庁への国民としての要望があるかとして、田中さんは「東京五輪は一番お金がかからない(コンパクトオリンピック)と言っていたのに、それは高島易断の世界だに」と煙に巻き「お答えできることではない」とした。
[写真]宮崎信行と田中康夫さん、同、同。
●フジテレビにも就職内定があった
ネット情報には少ないかもしれませんが、大学卒業に前後して、フジテレビジョン(現在のフジ・メディア・ホールディングス)とモービル石油の内定が出ていたと披露。フジは、「ひょうきんプロデューサー」と呼ばれた横沢さんの面接を受けたとしました。その後文芸賞をとったことを報告したら、モービル石油は「仕事さえしてくれれば(作家と両立して)いいよ」と言われ、フジからは「作家を辞めないと嫉妬されるよ」と言われたとしました。モービル石油入社後の最初の配属先が、元町(横浜市中区)で、桜木町から市バスで行き、「つなぎ」姿の若いハマっ子店員に交じりながら、「ミハマ」「フクゾー」のワゴン車が来てガソリンを入れたと、ハマトラ(横浜トラディショナル)の思い出を語りました。
●横浜市民として「長野県知事時代と違って妻もいる」「愚直に」
田中さんは「4月12日に横浜市民になった」と3か月居住要件を整えたことを強調し「8月8日の告示日より前の、8月2日に、「ホテル横浜ガーデン跡地」に事務所を開く」と意気込みました。公選はがきはやらず、「クラウドファンディングなどの資金集めは正直怖い」と否定し、公営掲示板ポスター貼りは、「ボランティアをお願いする方向だ、わざと違う掲示板に貼る人が来るかもしれないが、それはそれで楽しい」と選挙経験を踏まえた戦術を披露。
「今年1月2日に母が92歳で亡くなり、父(元信大教授)は今91歳だ」とし「長野県知事時代と違って妻もいる」。
「愚直に訴える」ーーその言葉に力を込めました。
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