【第49回衆院選】菅首相が辞めるだけで自民党が50議席回復の計算、れいわ5議席、立憲民主党現有議席割れの可能性も高まる

[写真]「頭撮り」でも顔を上げずに勉強を続けることで首相の座を射止めた菅義偉さんだったが、選挙前に交代することになった、おととし、参議院内で、宮崎信行撮影。

第49回総選挙(65日以内)に向け衆議院を解散する、第100代首相を決める自民党総裁選が3日前に告示されました。毎日新聞・時事通信の世論調査をもとに、筆者・宮崎信行が計算したところ、菅義偉首相が退陣することを表明しただけで、自民党が50議席程度回復したことが分かりました。

第26回参院選(来年7月10日投開票か)は与野党の勝敗が逆になる公算もあります。

頭撮りで頭を上げずに勉強をし続けることで首相となった菅さんですが、恩人・二階幹事長切りと加藤官房長官の大臣会食での解散発言で求心力を失い、「コロナに専任する」と最後まで陰湿な発言で退陣が決まりました。


[写真]けさの毎日新聞1面。

しかし、それだけで、「投票先が決まっている人」が11ポイント浮上し、すべて自民党に行きました。筆者の計算では、自民党と公明党の比例議席は78議席から95議席に、自民党・公明党の小選挙区獲得議席は128議席から161議席に増えた計算となります。もちろん「比例で入れたい人の割合」が「前回小選挙区で入れた人の割合」と完全に一致しており、前回の自公226議席も視野に入っていると考えられます。

一方、共産党は比例代表と小選挙区1と計算して15議席、れいわ新選組は比例代表だけで5議席を獲得する計算となります。維新40議席・国民15議席・社民0・N党0と仮定すると、立憲民主党の議席は、103議席程度の予測から、90議席程度の予測へと下がった計算となり、現有議席を割る公算が高まりました。但し、自公が50議席増えて立憲が13議席減ったというのは計算上おかしいと感じるでしょう。

筆者が独自に入手した8月28日・29日の立憲民主党調査では、未調整区で小選挙区が自公が56%、立共が41%という数字が出ています。もともと野党調整だけでは小選挙区を勝てないところ、菅辞任でさらにパンチを食らった格好。

このため、自民党の単独過半数は動かないものの、37議席分、小選挙区で20選挙区程度の接戦区のたたかいで、枝野立憲が2005年の野党第一党議席、基礎票2000万票程度をとれるかどうかの高い山を登ることになります。立憲は、都議選で接戦区をことごとく落とし、「やはり左翼は自分に不都合な情報を無視してしまう正常化バイアスがあって接戦区を落とすのではないか」との観測も出ています。

自民党総裁選については、菅さんが辞めるだけで50議席回復していることが分かったことから、4人の候補のうち、29日の党大会で、党員投票の開票結果が発表された際に、1位の候補者が、国会議員投票と決選投票の後に当選する可能性が高くなったといえそうです。「女性首相で総選挙大逆転」という衆議院議員心理にはならなそうです。

一方、枝野立憲としては、233人以上の候補者のうち、100人程度が失業しますので、毎月50万円程度の支部交付金を向こう4年間で24億円程度を調達できるかどうかもカギを握りそうです。

以上です。

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