政府は下術する今日の閣議で法案を決定し、内閣総務官室が与野党に示した61法案のうち60法案を決定しました。「4月10日」はちょうど例年より1ヶ月遅いペースで、第221回特別国会は進んでいきます。
●衆議院で金曜日が定例とされるのに今日開かれなかった委員会は2つ。文部科学委員会はこれまで既に6回開催されていました。安全保障委員会は茂木外相が外務委に出席しました。
【衆議院厚生労働委員会 きょう令和8年2026年4月10日(金)】
文科が6回開催なのに、厚労委の開催はようやく2回目です。大臣所信に対する一般質疑があり、その後、重要広範議案「健康保険法改正案」(221閣法25号)が審議入りしました。
これに先立つ、大臣の所信的あいさつに対する一般質疑。自民党トップバッターで厚労部会長が「自由民主党衆議院議員の鬼木誠でございます。立憲民主党で参議院にも鬼木誠さんがおられますので、あの新人議員の方は混同のないようにと思いまして自民党の衆議院の鬼木ですというところからスタートさせていただきます。新人の皆さんお見知りおきください」と国会クラスタ鉄板ネタから入りました。但し、新人は野党は1人だけで、自民内へのアピールのようです。そのような巨大与党のまとまりを意識してか、鬼木さんは「さきの衆院選におきましては自民党に多くの国民のご支持を得まして、大きな議席数を獲得させていただきましたが、しかし、それに甘んじてはいてはいけないと痛感しております。日々地域を歩きますと、国民の多くは、様々な政策に様々な不安や不満を持っています。今回の選挙でいただいた民意というのは、高市総理なら変えてくれそうだという。その期待の声の表れだと思いますので、そのことをしっかり私達受け止めて地域の現場で皆さんが何に困っているのか、そして何を改善してほしいと思っているのか、そうした声をちゃんと改善実現していかなければ、また私達の与党の支持もつるべ落としに落ちていくものと思います」と語りました。
そのうえで、地元の商工界の声だとして「残業時間の制限により、若手従業員の指導時間が減少し、技術の継承や人材育成が難しくなっている」「残業制限により業務が遅延し、小規模事業者は、事業主やその配偶者が業務を引き取っており、経営者の負担増加も見受けられる」「残業代の減少による収入減が生活水準の低下に繋がっている」「働く意欲があっても、制度上制限されてしまう」として、選択式残業制度の導入をすべきだとしました。就職氷河期に何ら苦労なく就職したら月300時間の残業を迫られ体を壊した私としては聞き捨てならない国会での発言に聞こえました。
中道改革連合は早稲田ゆきさんが質問しました。早稲田さんは「まず働き方改革につきましては、週60時間以上の長時間労働、これ減少傾向にあるわけであります。一定の成果が見られていると考えております」「働くことで命を落としたり健康を損なったりするということはあってはなりません。引き続き過労死等防止対策に取り組んでいきたいと考えております」」と述べました。そのうえで課題として、労災がケガ、メンタルとも増えているとし、「上限規制をしているけれども、その働き方改革が実効性を伴っているのかということが問題になると思います」と語りました。自民と中道であまりにも見えている世界が違うことに愕然とします。
中道の2人目は、旧公明党の山本かなえ代表代行。山本さんは「都市部を中心に火葬場の予約が数日から1週間以上取れないなど、火葬場の逼迫が深刻化しております」「特に2月とか。あの寒い時期、1週間葬儀の日にちが決まらないとかそういうのはもう常態化しております」「遺族の方々の精神的な負担のみならず、経済的な負担も増大しております」と語りました。報道されている「9万円の火葬場」はまさに私が喪主として母の葬儀をしたところです。イオンライフから予約を入れたら3日後に葬儀はできましたが、体力は使いました。「9万円」の経験はもう私にはないので他人事になりがちですが、国会の方で引き取ってほしいと思います。
【衆・内閣委】
重要広範議案「国家情報会議設置法案」(221閣法24号)が審議され、異例なことに9時から5時過ぎまで、木原官房長官が答弁しました。長官は9時半から10時15分まで記者会見で退席し、10時20分から、中道の長妻昭さん、大島敦さんらの質問に答えました。両議員は予算委、財務金融委とかけもちでベテランながら忙しそうです。審議では、国会情報会議が長官の頭越しに総理に伝える可能性などが問われました。また内閣情報調査室(内調)は「3分の1がプロパーで、3分の2が出向だ」とし、内閣官房は独自採用はしていないが、情報部局には独自採用が必要だとし、法施行後は国家情報局として新卒採用をすると答弁しました。次回は15日(水)9時で、16日(木)9時から参考人質疑をすることが発表されました。
【衆・環境委】
「環境省設置法改正案」(221閣法17号)が趣旨説明され、次回14日(火)審議することになりました。地方環境局を設置するもので大臣は「国立公園だけでなく、市町村への助言や災害廃棄物の事務が増えた」としました。
ここで思い出すのは、「地方支分部局は原則廃止する」という雑なマニフェストのもと成立した民主党政権で、社民連では部下だった菅直人総理を、「法務大臣兼環境大臣」という聞き慣れない官職で支えた江田五月さん。災害廃棄物をめぐる野党・自民党の攻勢に、本省の幹部が仙台のホテルに基地をつくる長期出張しているから大丈夫だという趣旨の「勧進帳答弁」を続けました。前参議院議長だから聞けという感じです。歴史的な生物多様性名古屋会議の議長だった松本龍環境大臣兼防災担当大臣の半分の役割を引き継いだ江田さんですが、代表選の陣営では、東京プリンスホテルに無理を言ってカレーをカツカレーにして食い逃げを防ぐなど、なぜあそこまで菅総理に尽くしたのだろうと不思議に思います。また、松本龍大臣もSNSで宮城県知事に対する態度をいまだにたたかれ続けていますが、あれは民主枠でなく同和枠ですが、松本さん本人はとても優しく、派閥に入っていた議員も知っていますが、あれは「3・11」後の一時に見せた仮の姿です。あそこまで国と心中するかのように真剣になれる政治家は、江田さんや松本さんら世襲政治家が多いと私は考えます。さらに、2012年1月1日午前、環境省産業廃棄物課長補佐が「今富士にいる」とメールした数日後に冷たい姿で県警に発見されました。それから14年間の経緯はあまり分かりませんが、こうやって連綿とつながっていくのだなと感じました。
【衆・国土交通委】
「物流効率化法改正案」(221閣法16号)が討論なく採決され、全会一致で可決すべきだと決まりました。中継輸送のしくみで人手不足を解消。
【衆・外務委】
「旅券法改正案」(221閣法21号)が討論なく採決され、全会一致で可決すべきだとしました。これまでの邦人保護経費とする部分を廃止して、県庁分は維持しながら、およそ半額程度に手数料を下げる法案。
【衆・財務金融委】
片山金融相が「金融機能強化法改正案」(221閣法7号)が「合併の際に資金支援する」などと提案の理由を説明しました。次回は14日(火)9時。
【衆・法務委】
「裁判所所員定員法改正案」(221閣法19号)が趣旨説明されました。これに先立つ質疑で、14年ぶりに国政復帰し、松下政経塾など様々な人脈の結節点である井戸正枝(井戸まさえ)さんに対して平口法相が「無戸籍」を「むこくせき」と発音するなどたどたどしい答弁がありました。
【衆・経済産業委】
大臣所信に対する一般質疑のみで散会。
●衆の災害対策特別、地域こどもデジタル特別の両委員会の理事懇談会が開かれました。
【参議院】
ありませんが、憲法審査会の幹事懇談会や、皇室典範改正をめぐる議長公邸での打ち合わせがありました。
【定例閣議】
「金融商品取引法及び資金決済に関する法律の一部を改正する法律案」「ヒトゲノム編集胚等の取扱いの規制に関する法律案」「廃棄物の処理及び清掃に関する法律等の一部を改正する法律案」「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法及び中間貯蔵・環境安全事業株式会社法の一部を改正する法律案」を決定しました。
●来週の予定 中道改革連合の常任幹事会が、月曜日(4月13日)午後4時に開かれることが分かりました。なぜ定例より1日早いのかは、不詳。
衆参とも、4月13日(月)は審議はありません。
あすは、私は十六年ぶりに、弁論系OBG会に顔を出す予定で、早く寝ます。

以上です。
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