「列島を強くする日本と日本人」高市早苗首相政府4演説、閣議決定「特例公債法案は5年、租特廃止条項」「防衛特別所得税1%法案」

 政府4演説は衆参とも同じ文言ですから小泉首相も一本化しようとしましたが、あの議席数でもできませんでした。私は、西川重則さんや女性イラストレーターら常連4名ほどでで、衆本から参本まで公道を走って移動し、かけもち傍聴したこともありました。スガ首相の1回だけの衆参演説では、参は180度やじられ立ち往生し、後ろを向いて同じ党の議長に注意してほしいとこいましたが、議長に無視されたこともあります。これから数年は参議院重視でやっていきますし、また、先着順の一般傍聴券で両院本会議をかけもちするような純真な心に戻ります。

【閣議 きょう令和8年2026年2月20日(金)】
 予算案と、国会提出法案(閣法)が決定されました。
 「令和8年度当初予算3案」
 「令和8年度から12年度までの特例公債法案」(221閣法 号)
 「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法の一部を改正する法律案」(221閣法 号)
 「所得税法改正案」(221閣法 号)
 「地方税法改正案」(221閣法 号)
 「地方交付税法改正案」(221閣法 号)

 「関税定率法改正案」(221閣法 号)

 の9議案(6法案)を決定しました。
 審議がタイトな「特例公債法案」ですが条文が増えました。第5条が新設され、政府から見て年2兆円減収となる租税特別措置の打ち切りを検討し、所要の措置を講じることになりました。「所得税法改正案」は、1%の防衛特別所得税の新設と、スガ総理と航空局長がつくった「国際観光旅客税(出国税)」を1000円から3000年に増税するなどした内容となりました。

【衆議院本会議 きょう令和8年2026年2月20日(金)】
【衆議院特別委員会】
 武村展英財務金融委員長らが選出されました。浜田前議運委員長と与野党国対の協議会の申し合わせで規則が改定済みで、今回の第51回衆議院からほとんどの常任委員会で5委員減少となります。なお、委員会は議長から付託された法案を審査をするだけで、その多数決は「審査結果の報告書の内容」に過ぎず、衆議院のすべての活論は、本会議の採決だけです。

 特別委員会が設置され、そのうち、消費者問題特別委員会は、常連の永岡桂子さんが主宰し、互選で笠浩史委員長を選びました。

 第2ラウンドでは、高市首相、茂木外相、片山財務相、城内経財相の政府4演説がありました。

【衆議院本会議第2ラウンド】
【参議院本会議】

 衆参の政府4演説で、首相は「日本列島を強く豊かにするために」「日本と日本人の底力を生かす」と述べました。飲み会が嫌いな首相だけに「列島、日本、日本人」と人間を3点目に置きました。有権者が人間であることによって職業政治家がはまりやすい罠があり、人間主義を掲げた中道改革連合は衆で3分の1になってしまいました。首相は「技術革新力や労働の効率性などを表す数値は、他国と遜色ありません。日本人には底力があります。圧倒的に足りないのは、資本投入量、すなわち国内投資です。その促進に徹底的なてこ入れをします」とし責任ある積極財政・危機管理投資を主張しました。これについて、選挙中SNSで1人だけ「歳出を受けるのは法人だけだ」と批判した人がいましたが、個人・家計にばかり給付されても、コメ以外の使い道が分からない人も多いようです。「人間と機械」をめぐっては、第49回衆院選へと向かう枝野幸男代表の会見で聞いたところ、大串博史幹部を見て、先日、コロナ判定の機械を視察したと答えており、私の深層心理である「機械と人間が友達だという鉄腕アトムの世界観は嘘だ」ということに関して、チラチラ言ってきましたが、やはり機械を重視した社会・経済・防衛に進んでいくことになります。

 首相と、城内さんの経済演説とあわせて、「毎年補正予算が組まれることを前提とした予算編成と決別し、必要な予算は可能な限り当初予算で措置します。およそ2年がかりの大改革です」と述べました。これもコメント加えますが、前回の補正予算案では友人の本庄知史政調会長が岡本三成政調会長とともに「補正でなく当初に計上すべきだ」として危機管理投資をおよそ100日間後ずれさせる趣旨の組み替え動議を出しましたが、100日間資本主義の時計が遅れてしまいます。

 首相は「防災庁を本年中に設立する法案を提出します。地方機関である防災局も設置します」と語り、地方支分支局として管区ごとの「防災局」を新設することを、およそく初めて明かしました。

 首相は「全ての田畑をフル活用すべく、5年間の農業構造転換集中対策期間において、別枠予算を確保します」と、これもおそらく初めて言及しました。鈴木憲和農相もひな壇にいるなか、畜産に関して語ることはありませんでした。

 首相は、きょねんの基礎年金3割底上げ法の自公立に入らなかった国の玉木代表が提案した国民会議について「給付付き税額控除の制度設計を含めた社会保障と税の一体改革について、超党派で構成される国民会議において検討を進め、結論を得ます」とし「同制度導入までの間の負担軽減策として、現在、軽減税率が適用されている飲食料品については、特例公債に頼ることなく、2年間に限り、消費税をゼロ税率とすることにつき、スケジュールや財源の在り方など、その実現に向けた諸課題に関する検討を加速します。野党の皆様の御協力が得られれば、夏前には中間とりまとめを行い、税制改正関連法案の早期提出を目指します」と述べました。これによると、けさ提出した税制改正法案のほかに、平成24年以来14年ぶりに、夏に決定して秋の臨時国会で審議する税制改正法案が念頭に入っていることになります。

 財政演説は、いつもと違って、片山大臣の所信演説という雰囲気でした。

 3連休明けの火曜日(2月24日)から3日間衆参代表質問。衆の2日目は自民党の質疑時間割譲により2時間半程度の短い本会議になるかもしれません。衆の本会議は、自民、維新、中道、国民、参政、みらいとなります。第51回衆議院では、共産、れいわは登壇できません。

【開会式】
 天皇陛下をお迎えしての開会式が開かれました。しあさっては天皇誕生日です。

[写真]防衛省・自衛隊の最大かつおそらく唯一の業界紙「朝雲」の防衛費9兆円突破の記事も「無人化」など「機械主義」を意図しているように感じられました。

以上です。

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