責任ある積極財政のお株を高市自民に、運動論を参政党にとられた「れいわ新選組」山本太郎さん北関東・東京・近畿の3議席死守へ

 なんら争点の変化もなく、しあさっての投票日になだれ込む第51回衆院選・壺隠し解散。サナブームの中、各党は「戦争に近づく」と批判。防衛費9兆円という厳然たる数字を前に、虚を突かれた18歳から39歳までの男性がそんなことはないと高をくくると、久しぶりに年長者が政治談義に割り入って、防衛費や戦略三文書などの説明をすることもでてきたようです。責任ある積極財政を高市首相・片山さつき大臣にとられ、「大人のサークル活動」とされる橙色の参政党に運動論をとられたれいわ新選組は大苦戦。が、存亡の危機とも思われましたが、比例北関東、比例東京、比例近畿などで議席獲得も視野に入ってきました。このため、山本太郎代表がきょうから3ブロックで演説します。

[写真]東京14区内のスカイツリーを背に運動するくしぶち万里さんと大島九州男参議院議員錦糸町で、きょう2026年2月5日、宮崎信行撮影。

[写真]池袋駅西口で演説するれいわ新選組代表で前参議院議員山本太郎さん=同。

 https://youtu.be/DYhCZKClzLc?si=pEuiEsGicR7SHfKi

 

https://vt.tiktok.com/ZSavAstAD/

 

当選には、ブロックが1議席以上とることと、小選挙区で法定得票率(10%)をとる必要があります。定数が大きい近畿で、大石あきこさんは、現在このラインを、下回っているとする情勢もあります。高井崇志さんがギリギリ上回っています。くしぶち真里さんも、予断は許さないものの、ラインを上回り小選挙区で2位になる可能性もあります。自民党衆議院単独過半数は確定的ですから、非議員の山本代表、参議院議員団とともに、櫛渕、高井、大石のうち2氏または1氏が党を支えていく構造になると考えられます。ちなみに、2019年に同日に政党助成法の対象になった政治団体「NHKから国民を守る党」と「みんなでつくる党」はともに政党要件を失ったことが、選挙直前の総務省から発表されていました。

 東京14区(墨田区江戸川区の一部)は前回から新しく誕生したといってもいい区割りで、東京スカイツリーがあるほか、江戸川区部分は現16区選出の与野党議員たちの過半数の自宅があった地域で、東京駅に近い要衝です。前回、創価学会の支持が厚い荒川区域を捨てて、墨田区を中心とした東京14区を選んだ、「早苗ちゃーん」でおなじみの松島みどり首相補佐官が圧倒的優勢で、さすがに緩んだ数字になってきましたが、大差での逃げ切りが極めて有力。くしぶちさんも地元に入って、大島九州男参議院議員錦糸町で演説しました。

 くしぶちさんは「高市自民が圧倒されているが、立ち止まってほしい。国会に議論がなくなる」「強い経済といっても、大企業、アメリカ、防衛産業」「首相は対米従属主義で、アメリカのベネズエラでの軍事作戦に一度も抗議していない」と語りました。

 山本代表と距離があるともされる大島九州男参議院議員は「この後、山本代表は池袋駅西口で、復帰する。くしぶち万里の当選が一番の薬だ」と語り「どの党も消費税減税を入っているが、消費税廃止はれいわだけだ」と元祖をアピールしました。

 この後、山本代表が池袋駅西口でこの選挙で初めて演説しました。山本さんは「仕事に殺されないでください。私は永田町に戻って鬼退治をしたい」と語りました。私としても、ちょうど山本さんの同学年の竹内英明・元兵庫県議、山本さんの1級上で私と同学年の石川知裕・元衆議院議員のサークル親友をきょねん相次いで失ったばかりなので、寒風が身に染みました。山本さんは「この国にはうなるほど金がある」と語り、党存続への巻き返しの気合いを見せました。錦糸町の聴衆は30名、池袋は1000名ほどでした。「サナブーム」がれいわにも波及したのか、若い男女が驚くほど多かったです。大人のサークル活動としては、昨夏は参政党員が有料で購入した橙色のポロシャツに対して、ピンク陣営はワンピースや帽子など自宅から身につけてくるため一体感が演出できていませんでした。今回は冬ですからおそろいのジャンパー。が、10人中8人が同じジャンパーで、1人がやや橙色、1人がやや赤色のトーンでした。池袋では、帽子だけピンクという出で立ちもありました。かなり言葉で山本さんを応援しようという意識が1000人で共有されていましたが、ボランティアも山本一枚看板だった印象が否めません。政策を自民にとられ、運動論は、全然政策に違う参政党にとられた。残り2日間、はっきり言って何も考えずに突撃しないと、れいわファミリーは報われないと思います。

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